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転生少女が、異世界お妃様になるまで  作者: にじかけそら
一代目悪役令嬢が、お妃様になるまで
2/18

夜会で急展開に⁉

私は、10歳になった。

この10年間私は、破滅フラグを回避する方法を考えた。

その結果が、この国から逃げる。

だから、この国から逃げた時ように勉強をしている。

例えば、物を売る方法とかだ。

「入るよ。」

父様が、部屋に入ってきた。

「マロン、この人が、君のお付きの次女になる。」

お付きの次女って私にもついてくれるの。

やったー。

「で、で、父様その方のお名前は。」

「この子は、ララ・アラフォードだ。」

ララ・アラフォードか。

でも、乙女ゲームの中では、ララ・アラフォードなんて聞いたことないな。

もしかして、私がマロンと違う性格だからなのでは。

それだったらうれしいんだけどな。

ま、それは、置いといて。

「ララさん、これからよろしくね。」

「よろしくお願いします。そして、私のことは、ララと呼んでください。」

「分かったわ、ララこれからよろしくね。」

「はい、よろしくお願いします。」

父様は、私の部屋を出て行った。

ララが、ものすごくにこにこしている。

お、悪寒が。

「では、マロン様、明日の夜会に着ていくドレスを選びましょう。」

「では、どの服を着ますか。」

ララが、クローゼットを開けながらドレスを選んだ。

「これなんかどうでしょう。」

く、それは、母様が出来心で半年前に買ってきたやつ。

それだけは、もうクローゼットから出さないって決めてたのに。

「ララ、ほかのにしましょ。それは、大きいのよ。」

「なぜですか、こんな愛らしい服マロン様にしか似合いませんよ。」

愛らしいのが嫌なんだよ。

「まぁ、まぁ、一回着てみてください。」

断りたいが、このまなざしでは、断れない。

あー、もうやだ。

なるようになれ。

そして、私は、ララに勧められたドレスを着てみた。

これは、半年でサイズがぴったりになってる。

「マロン様、お似合いです。」

めっちゃニヤニヤしてる。

てか、半年で、ぴったりになってる。

あー、この服だけは、着たくなかった。

少し、姿見を見てみるか。

なんだこれは、半年前は、ダボついて似合ってなかったが、今はぴったりにあってるではないか。

これでいっか。

「ララ、私は、これを着てくわ。」

「いいと思います。」

よしこれで行くぞ。

~次の日~

「よし、ララ夜会の会場に行くわよ。」

「はい!」

私と、ララは、馬車に乗り込み夜会会場に向かった。

ついた。

「カルクーラ公爵令嬢、マロン・カルクーラ様が、お着きになりました。」

私が、夜会会場に入ると、ほかの貴族たちが、群がってきた。

あー、やっぱり無理。

自分の息子を公爵家に嫁がせたいからって、私に群がってくる貴族がうざったい。

今回は、どうやって逃げようか。

う~ん。

「すみません、私と一曲踊っていただけませんか。」

私に声をかけてきたのは、この国アルマス王国の第一王子、マイケル・アルマスだった。

マイケルがどうして。

あ、固まったら無礼だ。

「はい。」

私と、マイケルは、一曲踊った。

死ぬかと思った。

てか、なんで、マイケルが私にダンスを申し込むの。

乙女ゲームの中では、私になんてかまってなかったのに。

あー、疲れた。

『キャー、レオ様よ。』

『レオ様、こっちを向いてくださいまし。』

レオ、レオって確か…

レオ・カール・オレス

乙女ゲームの中では、オレス帝国の第一王子で、第一王位継承権。

それで、乙女ゲームの中では、留学生で、攻略対象だったな。

なんかこっちに向かってくる。

き、気のせいだよね。

ちょっと、後ろに下がっとこう。

そうだ、飲み物を取ろう。

えっと、どの飲み物を……

決めた、カフェオレにしよう。

やっぱり、カフェオレは、おいしー。

「すみません、そこの美しいご令嬢次は、私と、踊ってくれませんか。」

私に声をかけてきたのは、レオだった。

・・・あ、終わった。

これからどうすれば。

あ、そうだった。

てか、は、踊る。

聞き間違えだよな。

でも、聞き返すのは、無礼かな。

でも、何を言ったのか聞きたい。

「今、踊るといいましたか。」

「はい。」

今からでも、逃げ出したい。

「で、ですが、私のような公爵令嬢ということしか取り柄のない私にレオ様のような帝国の第一王子様に声をかけられて、あまつさえダンスなんて誰かと間違ってるのでは、ないのですか。」

レオが、びっくりしたような顔をしている。

「いえ、あなたで間違えありません。」

「なぜですか。

「私は、あなたに一目ぼれしたからです。マロン嬢。」

え、何で私の名前をしっててるの。

「それでは、マロン嬢私と一曲踊ってくれませんか。」

「は、はい。」

そして、私と、レオは、一曲踊った。

「マロン嬢、それにしても、私の素性をよく知ってましたね。」

「いえ、レオ様のことを風のうわさで聞いてただけですよ。とても、美しい方だと。」

「いえいえ、私の兄弟の中では、平均的ですよ。」

この美形が、平均的の国って。

なんか嫌だ。

そしてダンスは、終わった。

「レ、レオ様ありがとうございました。この思い出は、一生大切にいます。」

レオが、優しく笑っている。

なんか、悪寒が。

「マロン嬢、会ってすぐですが、私と婚約してくれませんか。」

うん、終わった。

「私のような未熟者に、帝国の王子、ましてや、第一王子に嫁ぐなど滅相もありません。」

「いえ、私は、あなたがいいのです。」

「な、なぜですか。私のようなものに執着せずに、ほかの人と婚約したほうがいいと思いますよ。」

「いやです。」

どうしてすんなりうなずいてくれないの。

でも、どうやって断るか。

う~ん、う~ん、そうだ。

「私などよりほかのご令嬢のほうがいいかと、そこにいるご令嬢とか。」

どうかそっちに行ってくれ。

「だめです、私は、あなたがいいのです。ですから、私と婚約してください。」

「と、父様に聞いてみないと、分からないので、明日私の屋敷に来てください。」

「はい、分かりました。では、いつ伺えばいいでしょうか。」

えっと、午前か午後か。

「レオ様は、午前か午後か、どちらが開いてますか。」

「明日は、午後が空いています。」

午後か。

よし、2時でいいか。

「なら、午後2時で。」

「はい、分かりました。」

そして、今日の夜会が終わった。

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