第1話 その先に待っているのは
初投稿です。
まだまだ初心者で、文章の書き方もお粗末なものです。
時間は未定ですが毎日投稿していこうと考えています。
是非読んで行ってください!
私の名前は紀見塚健夫、原崎学院大学の名誉教授だ。
私は今、世紀の発見を目にしようとしている。
目の前のケージには、手の甲から鋭い鉤爪が生えており、狼か犬の顔を持ち、肌がゴム質のような物で形成されている二足歩行の生物がいる。
この研究所にいる職員の全員がこのような生物を見た事が無いという。
発見されたのは研究所近くの地下鉄だ。
詳しくは知らないが何やら線路の上で眠っていたらしい。
呑気なものだ、発見が遅れていれば今頃肉塊になっていたというのに。
さて、まず何故私がここに居るのか、それは私は
ある薬を制作したからだ。
それは動物に人間と殆ど変わらない自我を芽生えさす薬だ。
そこからその生物を教育し、意思疎通が出来るようになれば、どこから生まれ、どのような生活をしていたのか等の記憶を辿ることで新たな発見に繋がるかもしれない。
辺りの職員がケージを開け謎の生物を押さえつけ始める。
そろそろだ、薬が打たれる。
謎の生物は、注射器の針から逃れようと必死に抵抗しているが、四人がかりで抑え込まれ、ついに薬を打ち込まれた。
意識が朦朧としてきたようで、謎の生物は目を瞑り、眠りに付く。
ここからどうなるのか、成功しているのか?
百匹以上の生物で実験して来たから効果は確かな筈だ。
目を覚ますのが楽しみだ。