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第3章 三連休その一

今から緊急集会があるからって事で、移動中です。


くそバーコードめ! 私とエルフさんの時間を邪魔しやがって!



ーーーーーーーーーー


「 おはようございます。えー、急すぎて私もびっくりしておりますが、えー、皆さんはえー、あちら側から来て頂いたえー、先生方からえー、魔法やら何やらを学びます。……まぁ詳しくは彼らにお願いします。

えー、これは先生からのお願いですが、えー、2つあります。えー、1つは何を学ぶにせよ正しい道を進んでください。

2つ目は、えー、彼らは私達と外見が異なりますが、差別だけは、しないでください。えー、私からは以上です。えー、続きはクレハ先生にお願いします」


バーコード話長っ!! てか"えー"多すぎな。



お? 誰か上がってきた。

ハレー・ピッターみたいなローブ着てる! とんがり帽子もしっかり被ってる!

これは…………魔法使いだな!

ふふっ、他の人の目は騙せても私の目は騙せ無いよ。なんせ私の目には、視力の神様が宿っているからなぁ!!




「皆さんおはようございます。クレハと申します。本名は、アトラクト・シン・クレハです。気軽にクレハで構いません」


クレハさん美人です。見た目は普通に人。


「私からは挨拶だけとします。詳しい話はそれぞれのクラスに配属された方がしてくださいます。

では、皆さんの成長を心より祈っております」


今回の集会誰もしゃべらなかったな。流石クレハさん!


美人はバーコードより強し!!



そして教室なう。


エルフさんは"ハクア・トエイア・トイ・ハネス"だという名前だそうな。長い……


「改めまして、皆さんおはようございます。私はハクア・トエイア・トイ・ハネスと申します。ハクアと呼んで頂けたら嬉しいです」


ハクア先生笑った!! まじ天使!! エルフだけど、天使!!



「皆さんはこれからの授業が選択式になります。

まず、魔法科は必須です。そして、今まで受けていた国数社理と音楽や書道などの副教科は自由になります。私たちの国について学びたければ、社会科を選択すれば受けられます。

それと、新しく薬草学や占い学、天文学などが入ってきますが、こちらも自由です。詳しくは後ほど配るプリントで確認してください。

一番変わるのがここ、学校です。まずクラスが廃止されます。受けたい授業の教室へ各自移動してください。荷物はロッカーを用意致しますので、そちらに預けてもらって大丈夫です。

次に学校が開いている時間も変わります。こちらは24時間オールで開いています。ですので、取りたい科目の授業の時間をしっかりと把握してから来てください。時間はまたお知らせします。

教室も空間を歪めて多くしてありますので、迷子にならないように気をつけてくださいね。

ちなみに私は薬草学の担当です。楽しいので是非来てください!

では、私からは以上です。あ! 今日はこれで終わりです。学校はこれから3日間休みです。その間に学びたい教科の教科書や用品、制服を揃えてください。

いろいろ混乱するかと思いますが、慣れると楽しいです。

頑張ってくださいね」


でも、何か凄いことになっちゃったな。みんなポカーンとしてる。無理もない私でさえ混乱しているんだから。


「では、薬草学の授業で会いましょう」


ハクア先生はそう言うと光って消えた!


「っ!!!」


・・・チーン。


誰かしゃべってーー!!






「えーーと、そういうことだから、今日はこれで終わりだ。みんなさようなら。また3日後に」


って、バーコードお前かよ!!


誰も動かない。




「あ、待って! プリントまだ配ってない。これ配るから手伝って」


そうじゃん! それ無いと困る。





「えっとじゃあ、さようなら」


「「「「「「「「「「「「「さようなら」」



えっ!? めっちゃ静か!

こんな静かなのテスト以外無いよ!



「れ、麗奈ー。帰ろう」


「そう、だね。帰ろう」


麗奈ちゃんいつもの元気が無い。当たり前か。






















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