表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/6

1章:2丁目の煙page1

 午前8時。絶望的と思われたレポート課題の完成の糸口が見えた。

唯一無二の友、足立正弘、通称まさから着信があり、レポートが終わっていない旨を伝えると

「そんなこったろうと思った。。」

といい、徒歩2分ほどの距離にある僕の家に訪れレポートを手伝ってくれた。

こいつは幼稚園からのいわゆる幼馴染であり悪友でもある。

そしてことある事に僕を助けてくれる。

公園のブランコで告白されて1時間もの沈黙を作り出してしまった哀れな男がクラスで孤立しないようにフォローしてくれたのもまさだった。とにかくこのまさのおかげで又しても数学教師米倉のゲンコツを食らわずに済んだのである。

まさは気さくないい奴だが、少しお節介なところもある。僕が昨夜思いついた素晴らしいアイディアを彼に話すと

「俺ならそんな回りくどいことせずに名前を聞くけどね」「俺も一緒に行ってやるか?」「どんな女性なんだ?」など、よくもまあここまで他人に関して興味をもてるな。というくらひつこかった。

だが彼がいう事にも一理ある。なんせ今から僕がやろうとしている事は、ちょっとした犯罪であり、ストーカー的行為なのだから。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ