東方二次創作のススメ(プリズムリバー姉妹のルーツ編)
普段はそれ程目立たないながら、何気に幻想郷屈指の実力を持つプリズムリバー姉妹。
今回は、彼女らに焦点を当ててみたいと思います。
三人それぞれがキャラ説明で「正々堂々と勝負して、なお強い」、「魔法の力は最強」、「態度や行動は三枚先まで計算されている」と評される幻想郷屈指の実力者であり、事あるごとにライブを開いているプリズムリバー三姉妹。
彼女ら(以下騒霊の三姉妹)の元となった女性達(詳しくは後述)(以下人間の三姉妹)には妹がいたそうで、その名をレイラと言い、既に他界している。彼女達は幻想郷に来る前、ある伯爵の娘として暮らしていたそうだ。ではどうして、彼女達は幻想入りしてしまったのか。何故三姉妹は騒霊になったのか。
神主によるメールでの回答も含め、案外参考になる情報は多く、解釈もほぼ一定である。
来歴
彼女達は「遥か昔」、とある伯爵の娘達だったそうである。姿形や名前からして西洋人だったのは間違い無いであろう。
父親の伯爵は各地を飛び回る貿易商であったが、「東の国でとある「アイテム」を伯爵が手に入れてしまったことに起因」する事故により伯爵は死亡、一家離散し邸に残ったレイラのみが邸と共に幻想入りしたとされている。
アイテム
この「アイテム」は「幻想郷のマジックアイテム」らしい。とすると、人命を奪う程の力を持つであろうマジックアイテムは、現状一つしか確認されていない。打ち出の小槌である。しかしながら、打ち出の小槌は魔力の回収時に騒動を引き起こすものの、直接人命を奪うとは考え辛い。また、邸が重大な損傷を負ったという可能性もおおよそ否定出来る事から、伯爵本人のみピンポイントに奪命されたと考えて良いだろう。
つまり、伯爵の死亡は魔力の回収ではなく願いの反動である、即ち伯爵が何者かを蘇生しようとした、或いは延命しようとしたという事であろうか。この時誰を蘇生、或いは延命しようとしたのかは定かでない。寂しがり屋のレイラの為に母親を蘇生しようとしたのでは、と推測する者もいる。
レイラ・プリズムリバー
離散した内、人間の三姉妹は「幻想郷に全く関係ない上」、「今では誰も知りません」とされ、恐らく重要ではないだろう。
残るレイラ「だけ」は「思い出の屋敷から別れる事が出来なかった」そうである。レイラは寂しがり屋だったと語られており、ただ単に思い出の地に執着していた可能性が高い。
一家が崩壊した後、レイラは自らの能力とマジックアイテムによって、人間の三姉妹に似せて三人の騒霊を生み出した。求問史紀には「騒霊は少女が使える大魔法の一つとも言われている」とあり、恐らくこれはイマジナリーフレンド(単純に言うと妄想上の友人)が精神の層で像を結び、更に物質の層まで影響を与える事を言うのだろう。つまり、極度の孤独感が姉達の幻覚をレイラに見せ、更に打ち出の小槌がそれに騒霊としての生命を与えた、という事になろうか。
幻想入り
レイラが騒霊達を生み出した後、彼女達は邸ごと幻想入りする事になる。どうして幻想郷へと招かれてしまったのか。
可能性は三つ、恐らくいずれも正解だと思われる。
一、打ち出の小槌が呼び戻された
これは間違い無く正しいであろう。現に、打ち出の小槌は幻想郷に存在する。
二、プリズムリバー邸とレイラが忘れ去られた
レイラがどの様な生活を送っていたのかにもよるが、恐らくこれも正しいと思われる。
三、打ち出の小槌の副作用
輝針城程の巨大な建築物を動かす事が出来る打ち出の小槌ならば、プリズムリバー邸程度容易く移動させられる筈である。もしも小槌に込められた願いが『家族が揃って、ここで幸せに暮らし続けられる』等であったならば、一家離散も邸の移動も願いの反動だと解釈出来る。
幻想郷での生活
幻想郷での生活は、女性がたった一人で生き抜くには余りにも過酷である。レイラの生活は、「レイラと会話できるようになり、いつのまにか一緒に生活する様になってい」た騒霊の三姉妹に助けられていたらしい。
どうして、野良妖怪達を退ける事が出来る程にまで、三姉妹は成長したのか。
単純に考えるならば、騒霊が妖怪化したと見るべきだろう。物に命が宿る様に、使い込まれた騒霊にも魂が宿るのかも知れない。それが話し相手として使われていたり、家族であって欲しいと欲神が宿る様な扱いをされていれば尚更である。その過程で雷鼓ら付喪神達と同様、打ち出の小槌に注ぎ込まれた魔力が、邸経由で流れ込む外の世界の魔力と置き換わったのであろう。騒霊とは音の霊であり、レイラの知っていた音は外の世界の音であるから、三姉妹の存在の根本が外の世界の魔力であると考えても、矛盾は無い。
楽団化
騒霊の三姉妹が楽器を始めたのは、レイラが他界した後だとされている。幻想郷の描写やライブ時の前口上からして、楽器類が幻想郷由来であるとは到底考え難い。恐らくはこれらも外の世界から流れ着いた物品であり、使用する事により彼女らの魔力をより一層補強しているものと思われる。
冥界入り
プリズムリバー楽団は度々冥界に招かれては、白玉楼で花見の余興に演奏している。最初に冥界を訪れた時には何らかの目的があったと思われるが、残念ながらリリカはその理由を覚えていない。
三つの可能性が提唱されているが、そのどれも結果は大差無い。
一、亡くなったレイラの霊に会いに行った
ただ会いに行ったのか、何らかの手段で自分達を維持する為に会いに行ったのかは不明である。いずれにせよ、レイラは本来外の世界の冥界に行くべき人間で、ヤマザナドゥの管轄ではない為、徒労に終わった筈である。
二、人間の三姉妹に会いに行った
目的も結果も上記に同様。
三、音の霊を探しに行った
この可能性が最も高いと思われる。音にも生死の概念が存在するのかは分からないが、音が本当に霊になるのならば、他の霊と一緒に冥界に行った音も沢山いる可能性があるからだ。
レイラの今
「天寿を全うした」とされているレイラだが、今なおプリズムリバー邸に何らかの形で住んでいるとする創作家が数多くいる。ただ、先程の記述がある為、今尚生きているとするケースは殆ど無く、大概は幽霊かリッチ(自らの魂を自分の手元に管理する事でアンデッドとなった魔法使い)となっている。騒霊を生み出し命を与えた事から、不死の術を操れるのでは、というイメージが強いのだろう。




