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東方二次創作のススメ  作者: 彼岸花虚実
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東方二次創作のススメ(物語の基盤編)

物語を作るにあたって、どの拠点、どのキャラクターを中心に展開するか。

ぞれぞれの書き易さや、使い方について、勢力別にまとめています。

博麗神社+結界

 基本的だが、幅は広い。大作の導入部分に。

 藍と橙の自由度が高く、光の三妖精を登用すればドタバタコメディも可能。意外にも霊夢の活用が難しい。天界の住人達と関係を持たせたいならここがベスト。

 また、近頃は聖輦船やマミゾウ、菫子など、平然と博麗大結界を突破する存在が目立つ為、紫を中心とするドタバタ日常物も視野に入る。また、地下にはクラウンピースも住んでいたりする。


魔法の森+香霖堂

 キャラクターは魔理沙、アリス、霖之助の三名と極端に少ないが、来客が多い為、展開には困らない。如何様にも話を進められるので、導入部分としては博麗神社並みに優秀。

 外の世界と繋ぎたければ無縁塚を使う。冥界とも繋がっている危険な場所だが、ナズーリンが宝探しをしている。


紅魔館

 役者は十二分に揃っている。咲夜とレミリアの芸達者具合も高得点。特に咲夜は、早苗、菫子と並び、展開のし易さスリートップ。小悪魔の公式設定不足も高い効果を発揮する。

 各人物の背景設定も様々な考察がなされ、幻想郷最高の素材。


白玉楼+是非曲直庁

 致命的な人材不足。キャラが強過ぎ応用が利かない。妖夢に活路を見出だそう。数合わせは阿求か。動き回るキャラが過半数なので、実力があればかなり自由度は高い。

 春には白玉楼を、プリズムリバー三姉妹や多くの妖怪が訪れる。三途の川、中有の道を描いてみるのも面白い。再思の道、無縁塚を使って魔法の森や外の世界と繋ぐ事も可能。

 創作力に自信があるならば、幽々子に月面での出来事を語らせたり、西行妖について掘り下げても良いだろう。


迷いの竹林+永遠亭

 エース鈴仙、問題児てゐ、博識永琳がいるが、輝夜の扱いが困難。

 基本的に幻想郷の人々は、容姿の優劣に関する記述が少ないが、輝夜は原典で絶世の美女とされているので、美女・美少女として通して良い数少ない人物である。

 月や蓬莱の薬絡みの設定は便利で、シリアスな作品に仕上げるなら優秀な下地になる。妹紅は他勢力との繋ぎになる上、主役になれるポテンシャルもあるが、公式ですら統一されていない口調に注意。


妖怪の山+玄武の沢

 多彩なキャラクターがおり、様々な勢力との繋がりを活かす事が出来る。

 自然な流れならば、華扇を中心として、東方茨華仙を下地に展開するのがオーソドックス。

 幻想郷全体を巻き込む大異変、あるいは一話完結の連載をしたいならば、ピーキーな高性能キャラクター文を活用。これで星蓮船や紺珠伝の主人公でもやっていれば、四人目のスーパーエースになれたのだが。

 技術屋にとりも重要な素材。しばしば河童達が市を開いているので、技術を山の外に出すのも容易い。

 高い技術や新聞、妖怪の山から消えた鬼と覚、内部空洞など、設定的素材に恵まれているので、作者の手腕次第では超大作も可能。天狗の支配体制は各人の裁量で。


守矢神社

 とにかく人材不足。スーパーエース早苗をどこまで使いこなせるかが全てと言っても過言ではない。守矢神社の立地する妖怪の山と繋げるも、商売敵の博麗神社と関連させるも、全ては早苗にかかっている。


旧都+地霊殿

 題材にするのが東方地霊殿の前か後かで、大きく難易度が変わる。

 前者は、恐らく全勢力中最高難易度を誇る。トラブルメーカーや行動派のキャラクターが不足している為、萃香、勇儀か地霊殿のペット絡みの話になるだろう。地霊殿に追いやられた妖怪達の過去を描くのも魅力的。とにかく扱いの難しい面々を捌ききれるのならば、コメディに挑んでも良い。反面、後者は地上との関わりも可能で、それ程展開に困らない。聖輦船の面々やぬえ、こいしと絡めて展開しよう。公式作品内で具体的描写は無いが、鬼の国が旧都、あるいはその近くに存在する為、鬼を中心に描く選択肢もある。


天界

 キャラクターは多くはないものの、個性、応用力共に秀でており、動かす分には支障は無い。大概使うのは天子と、天界に居座っている萃香。

 名居家絡みの話を書くならば、資料が足りないので想像力に頼る事になる。

 死神が来たくない所その一。


神霊廟

 基本的に、神子の位置付けで全てが決まると言っても過言ではない。

 コメディにするなら、布都か芳香を主力に据える。少し強引に、華扇を登場させるパターンも存在する。

 歴史に造詣が深ければ、現実世界の歴史と絡め描く事も可能。命蓮寺の面々と絡める場合には、宗教上の設定を学ぶ必要がある。

 死神が来たくない所その二。


命蓮寺+聖輦船

 キャラクター数は圧倒的。また、幻想郷最強説の一人である白蓮やマミゾウ、てゐに次ぐトラブルメーカーのぬえもおり、ありとあらゆるストーリーを展開可能。魔界に堂々と行ける数少ない勢力でもある。

 神社、神霊廟と関連させる事も可能だが、宗教設定を使いこなすには相当量の勉強と実力が必要。

 初心者から玄人まで、特に対象とする作家の層を選ばない。紅魔館に次ぐポテンシャル。


輝針城

 実際に属するキャラクターが二名しかいないが、特殊な地理条件、針妙丸と正邪のキャラで、非常に高い応用度を誇る。


人間の里+α

 小鈴や阿求の交友が広く、また里を訪れる妖怪も多い為、展開に困る事は無い。異変や事件が起こった時の影響を中心に展開するストーリーなども存在する。

 正確な位置は不明だが、ミスティアの経営する焼八目鰻屋も近くにあるので、舞台として使い易いかも知れない。


月の都

 キャラ達は個性が立っており立ち振る舞いは自然と決まる。それ以上に問題なのが展開で、必ずシリアスかバトルになる。紫や永琳が霊夢やてゐに語る、という形が最も無難な使い方だろう。

 ある意味、最も作者の実力、想像力が問われる。


外の世界

 主に菫子を中心とした展開になり易い。紫、妹紅、霖之助との絡みが多い他、特に制限も無い為、どんな方向にでも展開を持って行けるスーパーエース。

 また、紅魔館の住人や守矢神社の神々が、幻想入りする前のエピソードを描くのも面白い。

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