【詩】 片恋
触れられた刺激に
ひやりとした快感
見開いた眼に
どうか気付かないで
気付いて私を
みじめにしないで
内緒の相談を
私にだけしてくれて
ありがとう
それが恋人の話でも
あなたが寄せてくれた
信頼を抱えて支えにするの
交えた視線
重ねてきた言葉
増える思い出
心が叫んで水を求める
友情だけでは足りないわ
あなただけの私になりたい
恋人の話を聞くたびに
その人の不幸が
私の幸福にならないかと
邪な考えに浸らせる
触れられた刺激に
ひやりとした快感
見開いた眼に
どうか気付かないで
気付いて私を
みじめにしないで
綺麗な私を
あなたの一番の
友だちにしていて