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七日間の奇跡 鶴見千博

 スケッチブックいっぱいに 描いた大きな夢

 楽しそうに語る あの日の貴方が瞼の裏に映る

 夢は確かに大空へと届いた筈だったんだ

 雲のない 綺麗で無邪気な青い空へと……


 どうしてだろう いつからだろう

 真っ青だった空が 真っ黒に染まっていたのは


 僕らに残された時間 七日のタイムリミット

 圧し潰さんとばかりに 躙り寄る時計の針

 さあ その手に武器を持て その胸に勇気を持て

 僕らの日常へ戻る為 見たことのない恐怖へと挑んでいく



 スタートラインぎりぎりで 走り出そうとしてた

 嬉しそうな笑顔 この日の貴方が失ったものを手に

 全力で追い掛ければ間に合うと思っていたんだ

 夢のない 遙かなる悪と絶望の彼方へも……


 どうしたんだろう いつまでだったのだろう

 真っ白だった心 真っ黒に染まっていたのは


 僕らに託された命 七日のタイムリミット

 早く行けと言うように 背中を押す春の風

 さあ フライングなくらい ぎりぎりで走り出そう

 僕らの日常を戻す為 見たことのない世界はもううんざりでしょ


 どうしてだろう いつからだろう

 真っ黒だった空は 真っ白に染まっていたんだ


 僕らに降り注ぐ季節 七日のタイムリミット

 たった七日の中で いくつの季節を越えてきたのだろう

 さあ ここまで来たのなら 二度目の冬の雪空

 僕らの日常への手掛かり この白い世界を歩いて

 僕らの知っている世界を 勝ち取っていこう

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