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黒曜石の瞳 Ⅳ
君は、青い空に腕を伸ばす
指には、小鳥がとまっている
君は、何を想っているの?
小鳥は、空を飛んでいく
僕の腕をすり抜けて
小鳥は窓辺に羽根を休めている。
おなかをくすぐれば、きょとんとした目でこちらを見ている。
小さな笑い声が聞こえる。
振り向けば、一人の少年が頬杖をついて、こちらをおかしそうに見ている。
彼は、美しい白髪のような金髪を風になびかせて
薄いブルーグレイの瞳を、いたずらっぽく細めた。
空は澄んだ青い色をしている。
遠くで、ペンが紙の上を滑る音がする。
小鳥は、丸くなって気持ち良さそうにしている。
その小鳥の瞳には、
黒曜石の瞳の少年が確かにうつっていた。




