表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒曜石の瞳  作者: フリル
2/6

黒曜石の瞳 Ⅱ


仕事から帰ったら、真っ直ぐ君の家へ行く




いつも君は本に埋もれて、本を読んでいる

僕は、ときどき話しかけるけど、一言でも答えが返ってきたらいいほうで

ほとんど答えなんて返ってこない




君は、海岸近くの壁に寄りかかって、本を読んでいる




汚れた白いワイシャツに黒いスラックス

ところどころ破けていて、しわだらけ。

この地で、新しい物など手に入らない。




ポケットに手をつっこんで、前を歩く君の姿が見える




君は日に日に、美しさを増していく






摘んできた花を君に差し出す


不思議そうな顔をして


花を手にとる


君はぼんやり僕の顔を見る


少し笑ったような気がした。



僕はおかしくて笑いが止まらない


うれしくて胸の鼓動が止まらない



ずっと、君といられるだけで他には何もいらない




僕は、君のことを何一つ知らなかった

名前すら 知らなかった




ただ隣に温かい君がいるだけで、充分だった

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ