はじまりの章
「今日も疲れたよー」
カタカタと手早くパソコン作業を終え、仕事が終わり真っ先に連絡を取る。神崎ありすには大好きな彼氏がいた。佐藤スイだ。
スイはあまり感情を出すのが苦手だ。
「早く会いたいよー」
愛しい彼に甘えるありす。
「昨日あったばかりじゃんー」
「いーーじゃーん」
スイに会ったばかりだとからかわれるが、どうやらいつもの事らしくありすはさほど気にしていないようだ。
「まー会ってもいいよ。どこいけばいい?」
「ありがとう!いつものカフェでいい?」
「あーい、了解」
ありすの提案にだるそうに返事をするスイ。でも内心嬉しかったりするようだ。
そしていつものカフェで落ち合うことになった。
今日は金曜日。街は浮ついていてザワついている。そんな中ありすもワクワクそわそわしながらいつものカフェに向かう。
「今日も疲れたよー」
カタカタと手早くパソコン作業を終え、仕事が終わり真っ先に連絡を取る。神崎ありすには大好きな彼氏がいた。佐藤スイだ。
スイはあまり感情を出すのが苦手だ。
「早く会いたいよー」
愛しい彼に甘えるありす。
「昨日あったばかりじゃんー」
「いーーじゃーん」
スイに会ったばかりだとからかわれるが、どうやらいつもの事らしくありすはさほど気にしていないようだ。
「まー会ってもいいよ。どこいけばいい?」
「ありがとう!いつものカフェでいい?」
「あーい、了解」
ありすの提案にだるそうに返事をするスイ。でも内心嬉しかったりするようだ。
そしていつものカフェで落ち合うことになった。
今日は金曜日。街は浮ついていてザワついている。そんな中ありすもワクワクそわそわしながらいつものカフェに向かう。
「お待たせー」
「待ってないから平気」
「ありがとう!」
上着を椅子にかけ、席につきホットのカフェラテを2つ頼む。
「マスターいつもの2つ」
「はい、いつものねー」
マスターは中年の髭の生えた老人だ。
いつもお世話になっている。
「最新情報見たー?新マップだって!」
「もう見たよ。今攻略中。」
ありすとスイはオンラインRPG【ニアーオンライン】にハマっている。2人はゲーマーである。
「まほろばの森の第三のボスが倒せないよー」
「今度手伝おうか?」
「そうして貰えるとありがたい!!」
恋人であり良きゲーム仲間である。
アイテムの交換や攻略情報の交換などもしている。
「そこならラスボスまで倒しましたよ?」
「「マスターさすが!!」」
ついでにここのマスターもゲーマーである。
マスターは攻略やさまざまな情報収集もしている。するとマスターから提案があった。
「今度ご一緒しましょうか?」
「是非ともお願いします!」
「俺も行きたいな」
ありすとスイはすぐにその話に飛びついた。
「では3人でパーティ組んで挑みましょうか。私もパーティでクリアしたのでソロ攻略は難しそうですよ。」
「「よろしくお願いします」」
マスターは顔も広くギルドの副管理人になるほどの人だ。2人とも助けてもらうこともあるので頭が上がらない。
マスターと今度ゲームをする約束をして2人は店を出た。