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YouTubeドラマ意味怖系シリーズ~見つめ合う恋人

作者: 天川裕司

初めまして、夢野カケラです。

ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。

また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。

どうぞよろしくお願い致します。

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


【アメーバブログ】

https://blog.ameba.jp/ucs/top.do


【男山教会ホームページ】

https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/


【YouTube】

https://www.youtube.com/@user-vh3fk4nl7i/videos


【YouTubeドラマにつきまして】

無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪



タイトル:(仮)見つめ合う恋人


▼登場人物

長田淳太おさだ じゅんた:男性。30歳。普通のサラリーマン。

夢野静香ゆめの しずか:女性。27歳。淳太の彼女。サイコパス気質あり。

戸口真奈美とぐち まなみ:女性。28歳。淳太の会社の同僚。軽い感じ。電話越しの声だけの登場で。イメージだけでも結構です。


▼場所設定

●喫茶店:街中にある一般的なイメージで。

●街中:「吉野塚の次に綺麗だと言われる夜景スポット」等、一般的なイメージでOK。

吉野塚よしのづか:有名なデートスポット。夜景が絶景。


NAは長田淳太でよろしくお願いいたします。

(イントロ+メインシナリオ+解説=3287字)



イントロ〜


皆さんこんにちは。

皆さんは恋人とロマンチックな場所へデートに行った事はありますか?


恋人同士で味わうロマンス、いいですよね。


でもそんな場合でも、突然、恋人がいつもと違った行動を取った時には

少し注意した方が良いようです。



メインシナリオ〜


俺の名前は長田淳太(30歳)。

どこにでもいる普通のサラリーマンだ。


淳太「あーわかったよ♪じゃあ後でなぁ」


恋人からの電話。

今度、俺達は2人きりで、

「夜景を見に行こう」

と言ってきた。


ト書き〈仕事帰りに喫茶店で2人で会う〉


恋人の名前は夢野静香(27歳)。

俺達はまだ付き合って数ヶ月。

でもそれとなく結婚の約束もしていた。


静香「ねぇ淳太、吉野塚までの行き方わかった?」


淳太「ああ、こっからだと車で30分から10分あれば行けるだろ」


吉野塚というのは有名なデートスポット。

少し山あいの道を走って行くと上に丘があり、

その丘をまた少し奥まで行くと、展望台付きの広場に出る。

そこから見る夜景が絶景なのだ。


静香「じゃあその日の予行演習でさ、今からどっかドライブ行かない?」


淳太「えぇ〜今からってお前、帰り遅くなんぞ?」


静香「行きたいのよ~!ね?2人で行こ?」


静香は本当にドライブが大好きだ。

昼夜問わず、少し時間が空けばすぐ誘ってくる。


淳太「ったくしょうがねぇなぁ」


取り敢えず行く事にした。


(淳太の携帯が鳴る)


その時…


淳太「あ、アイツだ」


電話の相手は同僚の真奈美。


真奈美「ねー淳太く〜ん、今女込み3人で飲んでんだけどさぁ、これから出てこないィ〜?ユカリが会いたいって言ってるよーん」


淳太「酔ってんのかよ?行かないよ!会社でも断ったろ?」


真奈美「ねーそんなこと言わないでさぁ〜」


真奈美は最近、たびたび電話してくる。

そして俺に絡むのだ。


淳太「もう切るぞ!今日は行けないから!」


真奈美「あ、ちょっ…」


一方的に切ってやった。


淳太「ふぅ、ったく何なんだよアイツ」


何でも無い調子でそう言った時、

静香は俺の顔を見つめてきた。


静香「またあの人?」


淳太「え?いや、まぁな」


静香「なんでその人まだ電話かけてくるの!?」


静香「最近その人とよく遊んでるんでしょ!じゃないと、そんな馴れ馴れしく掛けてなんかこないわよ!」


淳太「遊んでねーよ!なんだよお前、そんなに俺のこと信用できねーのか!」


静香「だってさっき『今日は行けない』って言ってたじゃない?『今日は』って事は別の日なら行ってるって事ないんじゃないの!?」


言い方がマズかった。

しかし俺は本当に真奈美と遊んだりしていなかった。

真奈美やその友達は、どちらかと言うと俺の嫌いなタイプだからだ。


でも静香はなかなか信じてくれない。

付き合い始めて知った事だが、

静香は少し極端な性格だった。

「相手を束縛するタイプの女」だ。

ちょっとした事で疑り深く、嫉妬心が強く、やや癇癪持ち。


淳太「(でも俺にも責任があるな…)」


俺はもともと交友関係が結構広い。

さっきみたいな電話も結構、普通に掛かってくる。


静香と交際した当初から、真奈美はこんなふうに電話を掛けて来ていた。

始めの頃は黙っていたが、やはりストレスが溜まり続けていたのだろう。

静香はもう我慢できなくなったらしい。


俺は少し罪悪感を感じた。


淳太「な、なぁ静香、もう機嫌直してくれよ、な?オレ浮気するつもりなんかホントにこれっぽっちも無いんだからさ。頼むからオレを信じてくれよ」


何とか宥め、静香も少し落ち着いてくれた。

それから機嫌直しにドライブへ行った。


ト書き〈ドライブ先にて〉


静香「うわぁ、綺麗だねぇ♪」


淳太「だろ?ここも結構有名なスポットなんだぜ」


俺達は、吉野塚の次に綺麗だと言われる夜景スポットに来ていた。

静香もすっかり機嫌を直してくれた。


静香「ねぇアタシ喉乾いちゃった。淳太、乾かない?」


淳太「そだな♪そこに自販機あったから買って来てよ」


静香「もう〜!そんなの無理に決まってるでしょー」


淳太「ウソだよ♪じゃあ行ってくるから」


静香「ごめん、お願いね」


静香は夜景を見るのは好きなのだが、夜道を歩くのは苦手。


だからこういう時は必ず俺が買いに行った。


ト書き〈夜景を眺めながら〉


静香「いいよねー夜景って。毎日の忙しい時間が、この時だけゆっくり流れてくれる感じ…」


淳太「ああ、そうだな」


その時、また電話が鳴った。

真奈美から。

適当にあしらってすぐに切る。

ブロックする事も当然考えた。

でも会社での付き合いもある為、なかなか出来ない。


静香はもう電話の事について何も言わなかった。

「ただの同僚からの電話」と思うようにしてくれたらしい。


静香「吉野塚の夜景ってさ、ここよりも綺麗なんでしょ?」


淳太「ああ、抜群の絶景だって言うぜ♪」


静香「ふぅん、いいなー♪早く見たいなぁ」


ト書き〈吉野塚へ〉


そして吉野塚へ行く当日。

俺は昨日少し仕事が長引き、今日は若干、寝不足気味だった。

夕暮れから夜にかけ、吉野塚へ向かう。


静香「うわぁー綺麗だね〜」


淳太「はは♪」


静香はずっとはしゃぎ回っていた。


ト書き〈吉野塚の夜景を見ながら〉


そしてすっかり日が落ちた頃。


静香「すごい綺麗…ほんと心が表れるよね…」


淳太「だろ?1度この夜景をお前に見せたかったんだよ」


静香「淳太…」


静香はうっとりするような目で俺を見つめた。

その時、また真奈美から電話が掛かってきた。

でも俺は出なかった。


淳太「ったくアイツ!何回言ったら分かるんだよ。…ごめんなこんな時に…」


静香「…ううんいいの。私もうずっと淳太と一緒に居るって決めたから。だから大丈夫♪もう疑ったりしないし、淳太は私だけのもの」


淳太「静香…」


ト書き〈ジュースを買いに行く〉


静香「また喉乾いちゃった。確かその辺に自販機あったよね?アタシ買ってくる」


淳太「え?お前大丈夫かよ?」


静香「うん平気!こんな綺麗な夜景が目の前にあるし、それに自販機も近くにあったからね♪それに淳太、今日ちょっと寝不足でしょ?車で休んでて」


静香は俺の事を気遣い、買いに行ってくれた。


ト書き〈帰ってきて再び夜景を見る〉


静香「はい、開けといたから♪こぼさないようにね」


淳太「サーンキュ♪」


静香はすぐ飲めるようにと、缶コーヒーのタブを開けてくれていた。


静香「でもこんなトコで一緒に居るとさぁ、なんだか甘えたくなっちゃう」


淳太「え?」(少し期待気味に)


ト書き〈数分後〉


静香「…ねぇ淳太、私のこと好き?…私は淳太の事これくらい好きだよ…」


そう言って、静香は急に俺にもたれてきた。

そして潤んだ瞳で静香はこう言った。


静香「…ねぇ、したいの淳太…」


俺は静香を驚いたような目で、瞬きもせず、ただずっと見つめていた。



解説〜


はい、ここ迄のお話でしたが、意味怖の内容に気づきましたか?

今回は、ラストの場面に注目すれば意外と簡単だったかも知れませんね。


では簡単に解説します。


ラストの場面で静香は、

「ねぇ、したいの淳太…」

と言って迫ります。


「したいの淳太」→「死体の淳太」

と言う事。

言葉遊びのようなものですね。


そう、静香は毒を盛って、淳太を殺していたのです。

毒は、買って来た缶コーヒーの中に入れていました。

タブが開けられていたのはその為です。


死体だから淳太は瞬きもせず、

ずっと静香の方を向いているだけ。


「驚いたような目」をしていたのは、毒によるショックのせいでしょう。

毒を呑んで死んだ人の目は、カッと見開く状態になると言います。


静香は屈折した愛情の持ち主でした。

サイコパスと言って良いでしょうか。


「淳太が浮気をしているかも知れない」

と思い込み始めた時から、

静香の中では確実に不安や恐怖といった、

いわゆる精神的ストレスが溜まり続けていました。


それが爆発した時、静香は文字通り、

静かに「淳太を永遠に自分のものにする為の計画」を立てていたのです。

淳太が誰の元へも行かないようにする為。


このあと真奈美にも、静香の狂気による被害が及んだかどうか…

それは誰にも分かりません。


この後、静香を見た人は誰も居なかったのです。


静香は淳太を殺害する前、

「私もうずっと淳太と一緒に居るって決めたから」

と言います。


もしかすると自分もそのとき一緒に死んで、

ずっと淳太のそばに居たのかも知れませんね…



動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=2jWy18H8dKI

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬

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