媚びない私は、職場のオジサンおばさん連中に嫌われている!
私は思った事をはっきり言ってしまう。
だから職場のオジサン、おばさん連中にやたらと嫌われている!
まあ、私と年の近い社員の子達とは上手くいってるんだけどね。
だって! “他の子達が言えない事を私がはっきり言うもんだから、
私を“救世主”みたいに皆、思ってるみたい!”
それなら私はオジサンおばさん連中に嫌われてもいいわー!
・・・そして、今日も私は1人のおばさんにはっきり言ったの!
『なんでこんなところにゴミがあるんですか?』
『えぇ!? ワタシじゃないわよ!』
『でも? 先見てたんですよ、あなたがココにゴミ捨てたの!』
『ワタシじゃないって言ってんでしょ!』
『あのね! この人がそんな事する訳ないでしょ!』
『そうよそうよ、前から思ってたけどアンタ生意気じゃない?』
『“急に悪口ですか? 大人げない!”』
『何よ! その言い方は、、、?』
『年上の人に言う言葉じゃないわよね!』
『アンタ、礼儀ってないの?』
『【礼儀?】 礼儀がないのはそっちなのに、なんでそんな言われ方
されないといけないんですか?』
『アンタが入ってきて、職場の雰囲気が悪くなったのよ! アンタさ、
知ってた?』
『それはこっちのセリフです! 皆、おばさん連中の雰囲気に着いて
いけないって言ってましたよ。』
『何よ、そんな嘘パチな話なんて信じないわよ!』
『それならそれでいいですけど、勝手なこと言わないでください!』
『アンタもね! 少し口を慎みなさい!』
『ご忠告ありがとうございます、憶えてたら覚えておきます。』
『ホント、生意気な子よね!』
『そうよそうよ。』
*
『なんかカッコ良かったよ。』
『そうかな。』
『わたしだったら? おばさん連中にあんな風に言えない。』
『言ってみたら、スカッとするよ。』
『・・・後が、怖いじゃん!』
『俺も言えねーよ、オジサン連中とかもやり方きたねーから俺の出世の
邪魔とかしてきそうだしな!』
『おばさん連中って、いつも同じ場所でたまってるよね!』
『屋上でしょ?』
『そうそう、なんか怖いんだよね! きっとわたしの悪口も言ってる
と思うと? 話しかけられないよ。』
『俺は一生! 屋上にはいかねーえけどな!』
『わたしも、もう行かない。』
『皆、結構気を遣ってるんだね!』
『希麻ちゃんは、思った事が言えて羨ましいよ。』
『でもさ、めちゃめちゃ嫌われてるよ、私は気にしてないけど。』
『お前の性格が羨ましいよ。』
『そっかな。』
『わたしも希麻ちゃんみたいに言えたら、こんなにストレス溜めないの
になって思うよ。』
『俺もそうだわー!』
『でも、嫌われるのも辛いよ。』
『・・・そんな風に思ってたんだ。』
『知らなかった。』
『なんかいつもごめんな。』
『なによ! 私は思った事をはっきり言ってるだけだから、お礼とかして
ほしい訳じゃないわ。』
『“でもさ、やっぱりありがとう。”』
『俺らも、出来るだけ! お前の力になるからさ。』
『うん、それの気持ちだけで嬉しいよ!』
私には、“味方がいる!”
私の陰で、助かったとありがとうと言ってくれる人達がいるの。
だから私はオジサンやおばさん連中に嫌われても耐えられる!
*
・・・数日後。
私の味方の女の子が勇気を振り絞って私を庇ってくれた!
『だからいつも言ってるじゃないですか? なんでこんな事をするんですか!』
『勝手にオレ達がやったみたいな言い方だな。』
『わたしも見てましたよ。』
『・・・す、すみれちゃん、』
『なんだよ、君はそんな事を言う子じゃないだろう?』
『俺も見たスッ!』
『オマエもか?』
『“わたしたちは、希麻ちゃんの味方なんです!』
『・・・あ、ありがとう、』
『何、感動してんだよ!』
『なんか、嬉しくてさ。』
『言っただろう! 俺達はお前の味方だって!』
『・・・ううん。』
・・・あの時は、私は凄く嬉しかった!
皆が私の味方だとオジサンやおばさん連中の前で言ってくれた事。
私、つい感動して泣いちゃった。
まさか!? 庇ってくれるなんて思ってもみなかったから。
これからは皆と力を合わせて、オジサンやおばさん連中に立ち向かって
行こうと一致団結しているの!
“私は1人じゃない! 皆がいつも私を庇ってくれると知ったから!
絶対に私はオジサンやおばさん連中に負けないんだ!”
最後まで読んでいただいてありがとうございます。




