町外れの墓地
昔々、住んでいた町のは、町外れにお墓がたくさん並んでいる区画があったんだ。
で、そこは夜になると行ってはいけないって言われていたんだよな。
ただ、唯一お盆の時だけは行けたんだよな。
ある日、まあ俺も子供だったからな。
肝試しみたく行こうっていう話になって、友達らと一緒に行ったんだよ。
そしたらその墓地に行く途中で友達の一人があることに気づいてな。
墓地が騒がしいんだよ。
でも生きているっていう感じじゃなくて、死んでいる人らが、この世に未練たらたらで残しているっていう感じだったんだよ。
それが怖くて、そこで逃げたんだよな。
でも、それがばれて大目玉。
なんでばれたのかってのは今も謎なんだがな。
そして、そこ時に見ていたアレが何だったのかも、結局誰も教えてくれなかったんだ。