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プロローグ 掩体壕

               登場人物紹介

神崎保信かんざき やすのぶ

関東大学の一年生。あだ名はヤス。軍事特に大日本帝国軍のことが好き。

山ノ井春音やまのい はるね

保信と同じ講座をとっている飛行機ファン。尊敬する人は堀越二郎。

 夏の日差しが俺の肌を焼く。まわりには、ピリピリとした空気が立ち込めている。

 ここは、福島県にある大日本帝国海軍桑折飛行場だ。ただ、ここは二つだけほかの飛行場と違うところがある。一つは米英はもちろん日本国民にも存在が知られてない極秘の飛行場だということ、二つ目は、神風特別攻撃隊とそれを護衛する直掩隊専用だということだ。

 今日、八月一日は、特攻隊の出撃の日。向こうでは隊長が今日出撃する隊員に訓示を述べている。

 その様子を横目に見て、直掩隊隊長の俺は、自分の搭乗機「零式艦上戦闘機三二型一〇二号」に向かった。

 コックピットに乗り込み、機銃の弾丸装填、操縦桿の動作を確認し、エンジンをかける。

 掩体壕から、滑走路に向かおうとしたときの事だった。

 ウーー!ウーー!

 空襲警報のサイレンが鳴り響いた。

 急いでゼロのエンジンを止め、掩体壕の外に出る。ほかの機体も掩体壕に入れねばならない。

 遠くから、アメリカ軍の飛行機が飛んでくるのが見えた。

 あれは、アメリカ軍の戦闘機「グラマンF6Fヘルキャット」だ。

 グラマンの翼から鋭い光が放たれた直後、地面の土がパッと跳ね上がった。

 滑走路にいた特攻機が敵機の弾丸を受けて爆発、炎上する。

 命の危険を感じた俺は掩体壕に向かって走った。

 敵機は上空を旋回して、機銃で地面を撃ちまくる。

 掩体壕に駆け込む直前、火箸を当てられたような痛みが背中に走った。胸に手を当てると、ぬるっとした血の感触がする。

 滑走路にいた飛行機が炎上するのが見えた。

 さらに弾丸を受けた俺は、地面に倒れこんだ。胸の傷口から血とともに、命が流れ出るのがわかる。

(あぁ、俺は死ぬんだな。)

 朦朧とした頭で、そんなことを考えた。

「天皇陛下・・・・万歳・・・」

 低くつぶやくと、俺は静かに目を閉じた。

保信「保信と」

春音「春音の」

保信・春音『次回予告~!!』

♪ジャン!ジャン!ジャ!ジャジャッジャッジャ!ジャジャジャジャジャン!(軍艦行進曲が流れる)

保信「どうも、この物語の主人公、神崎保信です。」(敬礼)

春音「同じく登場人物の山ノ井春音です!」

保信「さて、しょっぱなから人が一人死にました!」

春音「結構ショッキングなスタートですね」

保信「さて、人が死んでましたが、このあとはどんな風に進むのでしょうか?」

春音「作者さ~ん!」

 シ~ン・・・・・・・・・・・・・・(静寂)

春音「あれ?作者さん、どこ行ったんでしょうか?締め切りに耐えられずに夜逃げ?」

保信「まさか・・・・・そこまで無責任じゃないと思うよ。」

 つぎの瞬間、旅行かばんを持った作者が後ろを駆け抜ける。

春音「もう、作者が来ないので、わたしたちで次の話を紹介しちゃいましょう!ヤス、どうぞ!」

保信「はい!次の話では、いよいよ僕たちが登場します!後、持ち主のいなくなった零戦の行方もお楽しみに~!」

保信・春音「それでは皆さん!また会いましょう!」(二人でピシッと敬礼)

作者「二人とも、あとは任せた!」

 と、いうわけで、どうも、七日町糸です。できる限りスグに次の話を上げます。こんな文才のない私ですが、飽きずに読んでくだされば幸いです。

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