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悪役的少女の活躍  作者: 櫻詩ありす
3/4

悪役的少女と銀色の麗人。

思わず逃げ出したものの行き先が分からない。

人形もるんの導くままにあっちに曲がってこっちに曲ってをく繰りしているから更に分からない。

注意錯乱になっていたのか曲がってきた人に気が付かずぶつかる羽目になった。ぶつかった人をよく見てみると、おかしな格好をしたおじさんと似たような格好をしていた。

白銀の絹糸の様に美しい髪を一つに括り、鈍く光る青銅色の瞳をしていた。

「廊下を走っては行けないと教わらなかったのですか……?」

静かな怒りをはらんだ声だが落ち着き柔らかな温かみを感じている。なにもより、もるんの通訳無しに彼の言葉がわかる。驚いているとまた、訳の分からない言葉をかけらる

「*♡#-、、,;♯)ゝ⊂;灬灬↪↪‼¨­­¨¯©­⊃­­∨⑤⊃」

あぁすみません思わず母国語で喋ってしまいましたという意味らしい。

「やっと、通訳無しで分かる言葉をかけられたのでビックリしました異世界にって来て言葉が分からなかったのでやっと分かる言葉を聞けて嬉しいです」

素直にそう告げると彼は優しげに微笑んで

「貴女が今日この国に迎えられた少女ですか?

(わたくしでよろしければこの国の言葉をお教えしましょか?

(わたくし)(しろがねです。貴女は?」

願ってもない申し出だけど男の人しかも、引く手数多であろうイケメンだ。

めんどくさそうだから、断わりたい。

でも、断ると断ったで問題がある。もるんはこの国の言葉は理解できるけど、こちら側の言葉を向こう側の言葉に出来ないらしい……

よって、話は聞けてもこちら側から話すことが出来ないつまりは死にそうになった時でさえ助けを呼べない事になる。

それは非常に不味いことだと警告がなっている。

「わ……私は、」

とここで気がついた。この世界では、前の名前はつかえない。

銀さんは理解出来てもその他の人が呼べないのだ。

前の世界を捨ててこの世界で当たり障りなく過ごすためには言語の習得と名前は必須だろう……

「彼女はサラもる。

言葉は教えてやって欲しいもる前の世界で理不尽に虐げられてきたもる。せめて、ここでは幸せに暮らして欲しいもる。」

なんでそういう事を言うんだ……まるで私が可哀想なこみたいじゃないか。

ほら、銀さんも哀れそうな目で……見てない?

「そうなのですね。サラさん!!

私には、義妹と弟がおります。しかし、私がこのような髪をしているせいで祖国を追われ親戚筋を頼って逃げてきたものの弟は庶子と勘違いされ、いじめられる始末。きっと今日出会ったのも運命でしょう!!ぜひ、家にいらしてください!!家のものも異世界からの方となれば喜んで歓迎することでしょう!!叔父上にお話して連れて帰って貰いましょう。」

……弟さん可愛そうだな。と言うか、この人の家か……

着物モドキのおじさんにはどうやって断るべきだろうか。と言うか、

こんな美人さんの世話になっていいんだろうか?

そんなこんなで銀さんに案内されるまま叔父上とやらの所に案内される。

「銀……そろそろ帰れると思うんだが、救世主様が…………って、救世主様!?」

銀さんの叔父上さんは着物モドキのおじさんだったのか……

なんか、万々歳って感じ?


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