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過去編 36、街

ここから過去編です!

ロッタの秘密・αでの生活などを書いていきます!

お付き合いお願いします~




がばっ!!!!




「? ?」




ぺたぺたと自分の体を確かめるようにさわりきょろきょろと辺りを見回している

とにかくなぜ、自分かここのいるのかまったくわからない様子だ



そこにいるのはロッタなのだ



「起きましたか、びっくりしましたよ~!本当にお酒飲ませるとエスターテから

ロッタになっちゃったんですもん!!」


「・・・・その事・・・誰から・・・・!!」


「カリアさんです~」


笑みを浮かべるルピィとは逆でロッタは心底あきれ顔でためいきまでついて

そうとうまいっているようだ。小声で「あのジジィ」とか呟いている。


「今日は聞きたいことがあってこの日本酒を飲んでもらいました☆」

「あのなぁ・・・」



近くのテーブルに日本酒のビンを置き、いすに座った。


「αの事とか・・・貴方、もとはマフィアとかなんてまったく無縁の性格

でしたよね?何があったのですか」





「それは・・・」



===

====

=====



~2005年 3月?日~



「お兄ちゃん、やっと小学校卒業だね!」

「う~ん、卒業式の日ぐらい晴れが良かったよ!曇ってるし・・・」


そういいながらエスターテ(小6)は自分の傘を天にかざしてみせた


「でも、閉式まで雨降らないで良かったじゃん♪さっきの雨も通り雨ですぐ止んだし」


そういいながら帰り道にいつも通る歩道橋の階段をのぼった。

今思えばその歩道橋がが人生を変えたといっても過言ではないと思う


その歩道橋でかけがえのない妹を失い、そしてあのマフィアは逃げ今ものうのうと生きている

妹の死は周りには事故と思われとうとう記憶までもいじられて一番妹の死をわかっている

自分までもが妹は事故で死んだと思って生きていた。


初めは三日間ぐらいのつもりだった。ぐしゃぐしゃになった自分の心を整理するため家出

した。とにかく一人で考えたかった。

家出二日目の昼、自分の住んでいる街からだいぶ離れた街の路地で4,5人の不良にからまれた


「おいおい~とりあえずカネ、金だせ!無事にかえりたかったらな」

「・・・。」


空腹も限界だったし疲れと怒りでなにもする気にならなかった



「おいってめーー・・・・・!!!」


がっと胸倉をつかまれ身動きが取れなかった

相手は自分より何十センチも身長が違いあっちは裏の人間だけあって力もあった。


―こういう奴らが・・・妹を!!


そのとき自分のなかで何か(・・)が生まれた。

今まで感じたことのない感覚熱くなる体。

祖父から受け継がれたマフィアの血が覚醒したのだ


この時、ロッタが生まれた



相手のの手をつかみ、足で相手の腹を思いっきり蹴ってった。

相手は思いっきり吹き飛びゴミ捨て場にダイブしている


残りの奴らも一気に攻めてきたがすべて返り討ちにしてやった



その場から立ち去ろうとした時、一人の初老の男が目の前に立った。

男は落ち着いた茶色いスーツを着てびしっとネクタイを締めている


―あいつらの仲間だったか?



「どーも。ここの街は初めてですか?」

「・・・ああ」

「案内しますよ、この街を」


にこっと微笑み手を出してきたごつごつとした大きな手だ


「私はゼネっていいます貴方は?」

「ロッタ」


その手は、握らなかった



ゼネはその街の観光スポットからおいしいリ料理店やら安い市場などを

案内した。

すべて案内し終えた頃にはもう日が沈みかけていた

「この街はね、今サザーネファミリーって言う

マフィアによって押さえつけられているんですよ。無理な金の巻上げ、

食べ物などもほとんどあいつらに吸い取られてしまってね。昔の華やかな面影も

どこにもないんですよ。この街は。あ、でも昼の奴らは違います!あいつらはいい奴

なんですがマフィアのせいでうまく行ってなくてね、ヤケになってるだけなんですよ」


その話を聞いてたのか聞いていなかったのかロッタは口を開いた


「お前、マフィアか?」


「いいえ、もう小規模になった不良集団をまとめてるだけです。

じゃあそろそろ私は帰りますね。あ、これ連絡先です」


そういってメモを渡してどこかに行ってしまった

表には出さなかったがロッタはこの街が気にったのだ。あとこの街が

妹のことと重なって見え、ほっておけない気分になったのも本心だった

















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