表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/57

チャネルカ・ブース編 24、お別れ

しんみりとした感じになってしまった・・・

ぬぅ・・・次は戻るかねェ?

〜ルピィの部屋〜


プルルルル・・・プルルルル・・・


ピッ



「はい、ルピィです」


ルピィの青色のスライド式携帯電話が鳴った。


周りの人はいったん会話を中止する。



『カオンだ・・・レンが・・・レンが・・・』

「お兄ちゃんがどうしたのですか?」


『・・・・・・・・・・』


カオンの言葉がゆっくりつむがれる


ルピィの顔色が変わる。

何か言わないといけないのに・・声が出ない・・パクパクと口が動くだけ



「お・・・おい!?ルピィどうしたんでィ」


ガッとカリアがルピィの肩を掴む。

エスターテらもただ事ではない気配を察知し真剣な顔つきになる



「う・・・うん。大丈夫です」


・・・ピッ


「お兄ちゃんが・・・さっき亡くなったって」


「な・・・なんでなの!?」

エスターテもルピィの顔を覗き込む

気がつくといつもの冷静でにこやかなルピィではなく

焦点が合わない目をして口ががくがく震えていた。



「あ・・・αの新入りに・・敵と勘違いされたカオンが撃たれそうに

なってしまって・・・それをお兄ちゃんがかばって・・・」



「も・・・もういいよっルピィ、ちょっと休め。」

晃がルピィをベットまで連れて行った。

ルピィの足も震えよろよろと歩いていった。


エスターテはどうしていいか分からなかった。

――昔、俺にも妹がいた。 

だが・・・歩道橋で足を滑らせ階段の一番上から転落死してしまった。

あの頃の悲しみは今でも覚えている。目の前で落ちていく妹、

必死に手を伸ばす自分・・・


思い出すたびにあの時の助けられなかったもどかしさが胸を締め付ける。

それが・・・誰かの手によって殺されたとしたら?

それはきっと俺には想像できないぐらいの憎しみと悲しみが生まれるだろう。


俺は・・・どうすればいい?



〜ベット〜


・・・なんで・・・お兄ちゃんが・・・

私に父と母がいない代わりに必死で育ててくれたのに・・・

なにも悪い事してないのに


α・・・ロッタ・・・ロッタさえいればこんな事には



涙で視界がぐにゃりと歪みもう何がなんだか分からなかった

 

ピーンポーンパーンポーン


『お待たせしました。チャネルカ・ブース4号は

まもなく目的地ジェノバに着きます』




ピサ・・・早く仕事を済ませてお兄ちゃんの所に行かないと・・。




〜エスターテの部屋〜


エスターテ、晃はそれぞれ別れを告げ自分の部屋に戻った。

荷物をまとめエスターテはどうしようもない気持ちを抱えて

窓の外に見える陸地を眺めていた。

☆発表☆


なんとー

ESTATE〜エスターテ〜が冒険ケータイ+PC評価で十一位獲得!(すごいのか?すごくないのか?

でも、評価&コメントくれた皆さんアリガトウございます!コメントは全てじっくり

読ませてもらってます♪

評価くれると作者が舞い上がりますよ(キモい



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ