チャネルカ・ブース編 23、記憶喪失
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「あー、エスター、晃!そういえば私ロッタに会ったんですよ〜」
「ぇ?誰」
「誰だそれ?」
エスターテと晃が小首をかしげる。
「ああ。晃はニッポン人でしたね。・・・え!?エスター、知らない
んですか?ほら、ちょうど六年前から三年前まで有名になった・・・
不良集団αのリーダーで」
「んー・・・俺、中一から中三までの記憶、ないんだ。大きな
事故にあっちゃったみたいで」
しん・・・っとした空気が流れる。
それまで楽しく話していたカリアと双子までも振り向く
「あ、ごごめんなさい!そんなつもりじゃぁ・・」
「いやいや別にいいよ」
――どどどどうしよう!?俺のせいで重たいフインキに!!
よくよく考えたら記憶喪失なんて重たい事言わない方がぁあああああ・・・
「そ、そういえば!ロッタって人どんな人だっんだ?」
晃が慌ててこの空気を断ち切った
――ありがとおおお晃ぅう!!この重みに打ち勝ってくれてェ
「あ、とても整った綺麗な顔でしたよ。強くてかっこよかったです」
「へぇ〜見たかったなー」
この後、カリアと双子もまじり三十分ぐらいロッタについて皆で話した。
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〜??時???〜
「先輩!昨日でR_251T号事件から三年経ちました」
「ああ・・・分かってる」
書類や資料だらけのデスクから重々しい声が聞こえてきた。
なかから三十後半から四十歳ぐらいの男性が出てきた。
「しかし・・・ロッタはどこにいってしまったんでしょうかね?」
「あいつは・・・なんだかんだいって俺にとって息子のようなモンだったよ。
ロッタを捕まえてやるってあちこち飛び回っていた時代がなつかしいよ」
彼は警部である。αが出来てからずっとロッタを追いかけてきた男だ。
後輩の男は後から彼と一緒にロッタを追いかけていた男なのだ。
αは一般市民には手を出さなかったし薬もしてなかったがやはり
不良集団として活動している事や、喫煙、マフィアとの暴力などがあったため
一人の警部がαの担当となった。
R_251T号事件とは、事件ファイルの番号である。
==ファイルの一部==
●●年八月におこったもので
αのリーダーロッタが突然消えた事件である。
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担当、というが
実際はαらが悪い事に手を出さないよう目付け役のような仕事だったが。
「あいつは・・・生きている。絶対に」
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誕生日や血液型はモチロン好きな食べ物やTV番組などいろいろ分かります♪
本編のあとがきには出なかったキャラのプロフィールも更新予定!カリアさんやなんと・・・ロッタまで!?