チャネルカ・ブース編 22、食べ物・食料
ガコン・・・
晃が自販機から麦茶を取り出す。
「あれ?晃、サイダーじゃなかったんですか?」
「・・・全財産100円だったんだよ。サイダーは120円」
「ビンボーなんだね」
エスターテの軽い言葉がナイフのようにつきささる。
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〜レストラン厨房〜
「おおおおお兄ちゃん!?」
「あ・・・ルーシェ。今日は元気だね。嬉しいよ」
ルーシェが元気に走ってくることなんて何年ぶりだろうか。
なにがあったか分からないがとても嬉しい
「も・・・もうバイト終わりの時間だよね?」
「うん。さっき終わったよ。あ、コック長にバイト代もらわないとね。」
さっとコック長の所に行ってバイト代を貰った。
「はぁ〜いお疲れ様。」
「そういえば・・・どうしたの?あわてて」
「私・・・私ロッタに会ったの!!」
「!!!?」
ハヤトはあまりの事に声が出なかった。
ユラは無言で立ち上がると外に走っていってしまった。
どういう事だ・・・ルーシェ
「本当です。」
真剣な目。もともとルーシェはロッタの事で嘘はつかない。
とにかく二人はロッタを探す事にした。
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〜ルピィの部屋〜
「「・・・・」」
双子がむっすーとした顔でソファーに座っている。
「だ〜か〜ら〜すまなかったって行ってるだろィ?」
「「朝起きないからってバナナ口に突っ込む人初めてみたッス」」
そう、リンクとランクは朝いつまでたっても起きないため
口に三本ずつバナナを詰め込まれたのだ。カリアの手によって。
「窒息死したらどうするッスか〜ねぇ?ランク」
「そうだよ。そんなに頑丈じゃないもんねぇ?リンク」
「だ〜か〜ら・・・・」
がちゃ・・。
鍵のあく音がした。
たぶんルピィが帰ってきたのだろう。
だが足音は三人・・・
エスターテと晃も一緒かな?
「あ、カリアさん。おはようございます」
「おはよー」
晃は一目散に電話の所へ行った。
料理ボタンを押すと、
「あ〜もしもし?ピザとラーメンにうどん、ナポリタンおねがいね〜」
がしゃん。。。
「晃〜?何人の部屋の電話使って注文してるんですか!?ふざけんなよ」
「ぎゃぁあァ!?再び敬語消えた!!」
「そういえば、エスターテ君とかったねィ。怪我なおって」
「あ、はい。治療ありがとうございました」
ぺこりと頭を下げるエスターテをカリアはなにか
珍しいものでも見るような顔をしていた。
「エスターテ君ーそういうかしこまったのやめてくれィ。
仲良くしよーぜー♪」
「ぇ、あ。はい・・・・うぷ」
イキナリリンクに肩をかまれランクに頭の上に腕を置かれた。
「「カリアさんーこいつ気にっているんッスね〜」」
ほっぺた引っ張られたりなんというかめちゃくちゃに遊ばれているエスターテ。
〜五分後〜
晃の頼んだ食べ物もろもろやってきた。
金額?んー・・・目玉とび出でるぐらいです。
「じゃぁ、ありがとうございましたー」
食べ物を運んできたのはハヤトではない。
二日目の午後からバイトに入っている少女だった。
「さーて、晃?全額そろえて払って下さいね?こちとらマフィアですよ〜?
死んじゃいますよ〜?」
笑みがグロイ。コロサレルコロサレル・・・・・
「ぎゃああああああああああああああ」
悲鳴が響き渡ったとさ♪
ふー・・・
なんかエスタールピィ晃やカリアさんが出てくると
止まらなくなってしまうなぁ・・・。