チャネルカ・ブース編 11、天から少女が降ってきた?
「ええっと……そのライフルをおろしてくれると嬉しいです!」
汗で顔をびっしょりしながら震えた声でコック長は自分の希望を述べた。
誰も貴方の希望なんて聞いてないよ、
従業員はその言葉を心の中でとどめておく事にした。
「ああ!?お前らはココで死ぬんだよ!!」
怒鳴り散らすマフィア。
あまりにも声が大きいので空気が震えていると錯覚する。
「あのぅ〜唾、汚いので飛ばさないで下さい……」
「なんだと!?このアマ!!」
ジャキ……
小気味悪い音とともにコック長の額に
黒の鈍い光をまとったライフルがあてられる。
さすがのコック長でも肝を冷やした。
……との時、
目の前の大男が地面に倒れた。
大男の背中からは赤黒い染みがじわり、じわりとひろがってゆく。
天井か影が降ってくる。
――何だ……?
降りてきたのは黒い制服に藍色の棒リボンをした
少女だった。
「あ……こんな所に……」
いたら危ないよ、と言おうとした従業員は
思わず飲み込んだ。
なぜなら、その少女の右手にはしっかり銃が握られており、
腰にはナイフが装備されていたからだ。
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〜ルピィの部屋〜
晃と双子は遊びに出かけて、ルピィはカリアさんから
頼まれているタバコと飲み物を買いに行った。
カリアさんはカジノへまた出かけてしまった。
エスターテが目が覚めたのはルピィの部屋だった。
「いててて……よかったー傷塞がってる。」
普通の人なら致命傷の傷がたった数時間で治った。
エスターテはもともと傷再生が普通の人より速い体質なため死なずにすんだのだ。
「この体質じゃなかったらもうブツダン行きだったよ……」
ブツブツ呟きながら
ふと周りを見ると誰もいない。
−−一応怪我人なのだから一人ぐらいいて欲しかったなーあはは
ゆっくり起き上がるとエスターテの視界にベッドの近くのテーブルの上に置いてあるコップが入った。
俺が起きた時に飲めるように置いておいたのかな?
コップを手にとり一気に飲み干した。
レストランで少し水を飲んだだけだったので物凄く喉がかわいていた。
その時異変に気づいた
「?これ、水じゃないなぁ……アルコールのにおいがーもしかしてお酒!?」
頭がグラグラする
体中に熱いモノが走る
細胞がいじられる感じがする
……う。
これが『酔い』かな?
最悪しかも
眠たくなってきた。
パタリ。
テーブルの近くで眠りについた。
+。プロフィール。+
■エスターテ・ロン
・高校3年生(こうみえても
・B型
・8月3日生まれ
・性格はまったり。でも結構悪ふざけはする。
・166センチ
また質問等あったら言ってね〜