第127話 脳筋族と愉快な仲間達⑥-転生者の村-
「――皆さんの仰る通り実は僕は転生者、というかトーケル以外の全員が転生者で構成されている村なんです、ここって」
「ふわぁ……それは流石に驚きだわね」
壮絶な自爆カミングアウトを見てより暫しの後となり。先程までとは対照的に取り調べを受ける側といった有様で身を縮めるヴィクトリアさんにより、改めての告白がなされた。
「いつだか釣鬼が言ってた通り、ここの連中って本当の意味での引き篭もりだったんだな」
「ニートじゃありませんっ!きちんと自給自足もしてるし、エルフっぽく精霊魔法も覚えて狩りやガーデニングなんかも頑張ってるんだからっ」
エルフっぽくって。ニートという言葉に即反応してくるのもそうだが、この台詞一つを取ってもこの人は間違いなく元地球人なのだろうと思えてしまう。
「……なぁヴィクトリア。お前ももう百年以上もエルフとして生きているのだから、そろそろ種の自覚と誇りというものを持って欲しいのだがな」
「はうっ」
その後も涙目ながらに可愛い言い訳を始めるヴィクトリアさんの横では溜息を吐きながら、しみじみといった表現が実に似合いそうなトーケルさんによるこれまた哀しみに満ち溢れたお言葉。それを聞くだけでもこの人のここ百年の苦労の一端が察せようというものだ。それにしても百年か……長いな。
「こほんっ。そ、それで……そちらのピノさんは本当に転生者ではないのですか?」
「ウン。ボクは生まれも育ちもこの世界だヨ、前世なんてのも知らなーイ」
「え、でも。さっきピノさんはゲームとかイベントって言ってましたよね?ゲームという言葉だけでしたらこちらでも通じはするとは思いますが、襲撃イベントなんてフレーズまで出てくるともう地球のコンピューターゲームの類としか思えないのですが……」
うん、当然そう思ってしまうよな。ここ最近のこいつの言動は、ここ暫し行動を共にしている俺達ですら前世か何かにでも目覚めたんじゃないかと思える程に地球……というか現代日本人の感覚にどっぷりと浸かっている様に見えるものな。そういった結論を出してしまうのも無理はない。
それと今の発言で確定した事実も幾つかある。やはりこの人は元地球人で、どういう経緯かはさっぱりであるが何らかの要因によりこの世界へと転生を果たしてしまったのだろう。こうしてはっきりと相手から伝えられた事により、俺達もある程度までは腹を割って話し合う気になれた。
「実は私と、そこの頼太の二人が地球出身なんですよね。以前にパーティ全員で里帰りした事があって、その時にピノちゃんがちょっとその、影響を受けちゃって」
実際には前述のとおり、ちょっとどころではないのだが。そこはまぁ、折角盛り上がってきた空気をまた台無しにしない為にも言わぬが花としておこう。
ヴィクトリアさんは扶祢による告白に目をぱちくりと瞬かせ、傍らで同じく驚きの表情を見せるトーケルさんと顔を見合わせてしまう。暫し自らを落ち着かせる様に胸に手を当て額を抑え、やがて一つ深呼吸をした後にようやく声を絞り出す。
「そういう事でしたか――あなたも地球からの転生者だったのですね」
「えっ……転生者じゃないよっ!?ばっちり現在進行形で地球人やってますっ!」
「え、でも貴女って狐人族でしょう?ちょっと雰囲気が妙ではありますけれど」
あぁ、そうか。言われてみれば、扶祢もこのピンと立った狐耳にモフい尻尾と、少なくとも地球の住人には見えない外見をしているものな。そういった結論に至るのもやむなしか。
それにしてもだ。こう転生者転生者と連呼されてしまうとだな、面映ゆいというか、穴があったら入りたい気分になってしまうのだよな。その辺りの感覚はこいつも同じくだろう。必死な素振りで否定を示す扶祢共々、つくづく俺達は英雄譚とは程遠い一般人マインドなんだなと思えてしまう。
「ヴィクトリアさんの言う通り確かにこいつは人族ではないんですがね、実は地球にも人間以外の知的生命体ってのが居たりするんですよ」
「そうなんですか!?それは驚きですね……」
「うーん、実は私――」
扶祢自身の口から妖狐である事を告白し、俺達がこのアルカディアへやってきた経緯等を簡潔に説明する。普通に考えればこれも荒唐無稽な話ではあるのだが、ヴィクトリアさん自身転生という通常には有り得ない実体験をしているからなんだろうな。酷く驚愕を見せてはいたものの、思ったよりもすんなりと納得をしてくれたらしい。
「な、なんてこと……まさかそんな近くに地球との行き来が出来る接続口があっただなんて」
「お前も一時期は地球に帰りたいと、毎日のように言っていたものだな……行って、みるか?」
「――ううん、今の僕にとってはもうこのアルカディアが我が世界であり故郷だもの。集落の皆も……居るからね……」
「……俺だって、居るさ」
「トーケル……」
「リア充滅ぶべし!」
「爆発シロ!」
スパァァァンッ―――
「ぐぉお……」
「暴力はんたーイ!」
俄かに広がる桃色空間に耐え切れなくなった若干二名のKYが心の叫びを上げ、残る常識人枠二名によりダブルハリセンを喰らうの図。お目汚し失礼をば。
ともあれ二人共納得そのものはしてくれたようだ。最後にあの魔境についての説明だけはしておくか。
「そうそう、今後ヴィクトリアさんの気が変わる事があるかもしれませんし、あの異世界ホールについて少しばかり注意点を挙げておきますね。一部、門を潜るといきなり宇宙空間とかいう意味不明かつデッドリーな罠が存在するんで、使う場合はマジ気を付けた方が良いっす」
「ひっ、何そのデストラップ!?」
「うん、やっぱデストラップだよな……俺っちなんか一度それで左腕吹き飛んじまったし」
「行かない行かないそんな怖い場所絶対行きませんっ!僕は村の皆と一緒に今の生活が続けられればそれで十分ですッ!」
ありゃ、良かれと思っての説明が駄目押しになってしまったようだ。少しばかり脅かし過ぎたかな?
ぷるぷると涙目で震える小動物っぽいエルフさんを皆で宥めながらに揃ってほっこりする事数分。標識通りに進めば安全に地球側に出られますよと一応のフォローを入れたところでようやく落ち着いたらしいヴィクトリアさんではあったが、不意に寂しそうな表情を見せてくる。
「やっぱり僕はこのままこちらで暮らすとするよ……よくよく考えてみれば君達の言う地球は、僕の知っているそれではないかもしれないもの」
「――何か、心当たりでも?」
「まぁ、ね……僕がこのアルカディアに転生したのは百年と少し前。仮に君達の言う地球が僕の知るそれだったとして、百年という膨大なる時間のずれはどこから生じたのだろうね?」
「ふむ……」
つまり、ヴィクトリアさんの言わんとする事はこうか。
ヴィクトリアさんが百年以上も昔にこの世界へと転生したというのであれば世界大戦すら始まる以前の時代の人物である筈で、であればコンピューターゲームの知識などある筈もなし。ニートなんて造語はそれこそ世紀が変わってから広まった最たるものだからな。
しかしヴィクトリアさんと俺達の知識を照らし合わせてみたところ、この人は二度の大戦の歴史をしかと記憶していた。更に細部はともかくとして、大まかな現代知識に関しても間違いなく同レベルのものを有しており、そこに百年の矛盾が生まれてしまう。
本来であればその時点で行き詰ってしまう問題ではあろうが、俺達には奇妙にもこのアルカディアの近似世界という三つの世界へと訪れた経験があった。つまりは並行世界の可能性だ。
『なぁなぁ。シズカって色んな世界を行き来してるんだろ?タイムマシンとかがある世界ってあったりしねーの?』
『あぁ?そんなモンある訳なかろ。時のやり直しなんぞが許されてしまえば、そもそもが歴史の積み重ねそのものが意味を為さぬわ』
『なーんだ、異世界って言っても案外普通なのね。もっとトンデモな世界がごろごろしてるのかと思ってたのに』
『……汝等、どんな都合の良いファンタジィを妄想しとるんじゃかのぉ。揃って夢見がちな事言っとらんともっと現実を見ぃ、現実を』
いつだかの炎天下に狐姉妹の地元エスコート兼荷物持ちをさせられた際、何気なく口にした俺の質問へ対する身も蓋も無い答えがこれだ。シズカ曰く、遍く世界にて時の流れのみは不可逆的。限りなく遅くなる事こそあれども、それを超える行為そのものは高位の神々ですら現実的ではないと断じていたからな。
それは狭間に残されている記録でも同じく、タイムトラベルを試みた者が一見過去に見える世界への転移に成功しいざ事象に介入してみても、元の時代へと戻ると行く前と何も変わらない現実がそこにあったといった報告ばかりが挙がっているのだそうだ。
恐らくはヴィクトリアさんの場合もそれに当たるのだろう。現代の地球で死した魂が過去のアルカディアへと転移を果たした――のではなく、時のずれがあるように見える地球に似た世界軸よりその時代のアルカディアへと界渡りをしたと考えられる。
「っと、つい暗くなってしまいまし……もう外向け言葉はいいか。ごめんね、僕って感情が昂ると昔の口調に戻っちゃう悪い癖があってさ」
「いやいや、俺達そんな堅苦しい使節とかじゃないですから。それにそのギャップがまたイイんじゃあないですか!」
「あはは――まさか向こうに居た時に萌えたシチュエーションを我が身で実践する事になるとはね……はぁぁ」
咄嗟に出てしまった俺の性癖に曖昧な笑みを返しながら同時に気落ちをするという、器用な事をやってのけるヴィクトリアさん。そういえばこの人、前世は男だと言っていたものな。とはいえ先程のトーケルさんとの絡みを見るに今はもう、ねぇ?
こうしばしば目の前で桃色空間を見せ付けられるのは活力漲る青い身には目の毒なれど、それはそれとしてお二人さん、お幸せに!
さて、落ち着いたところで本題に入ろう。
この人はいわゆる転生者というやつだ。しかも話を聞くに、元の素材としては不本意ながら俺や扶祢といった精神面ではごくごく普通の現代人かつ、若干ライトオタが入った同類臭を感じさせる程にその手の設定が好物と見た。であれば先程断られてしまった南部の一時管理代行についても、あるいはどうにかなるかもしれない、かな?
見ればヴィクトリアさんも薄々何かを察した様子で、どことなく期待に満ちた目をこちらに返してくれていることだ。前置きはこのくらいにしておいて、そろそろ交渉に入ろうじゃないか。
「ときに、ヴィクトリアさん」
「うん、何だい頼太君?」
「あんたの素性が分かったからこそ出来る提案が一つ、あるんだがね?」
「ふふ。それはもしかして、君達の話にあった接続口――否、日本に関するものだったら嬉しいなと、僕は期待しているのですが」
殊更に厭らしく歪めた貌を晒してその美貌へと舐める様な視線を向ける俺に対し、これまでの動揺は何だったのかと思える程の強き意志を以て胸を張り返してくる。そちらがそういった対応をしてくれるのであれば俺だって遠慮はすまい、精々人を誑かさんとする悪役を演じてみせるとしよう。
「くっく……人に漏らせない秘密というものは、それが自らに占める割合として大きなものである程に弱みとなる」
「そうだね。その一点において、今の僕は明らかに君から弱みを握られている身だ。仮にここでどんな非道な要求をされようとも、心の裡では臍を噛み、唾棄して血の涙を流しながらもそれに殉じるのみでしょう」
「な、んだと……貴様ッ!?」
この村で唯一古エルフの血を引くという、麗しきエルフの長は今ここに憂いを湛えた瞳を揺らし、哀しげに物語る。想い人のそんな独白を受けたエルフの側付きは、異様を発した場の空気に中てられ俄かに殺気を抱き立ち上がり――しかしながらそれを押し留めるは長自身の意志持つ片腕。
「その覚悟、見事なり……だがしかし、弱みは時として人と人との絆に代えられる事もあるのを忘れないで欲しい。それは歪んだ始まりかもしれないけれど、今この場こそが俺達の転換点!そして人と人との繋がりを作らんとする強き意志を以っての決断と、その気高い理念へと報いる為の覚悟を見せるタイミングだとは思わないかね?」
「くっ、君も良い性格をしているね。ふ、ふふふっ……良いでしょう。この僕の身一つの犠牲で我が同胞達が希望に満ちた明日を送れるというのであれば!喜んでその贄となり礎となってやろうじゃあないかっ!!」
「なっ!?ヴィクトリア、いきなり何を言い出すんだ!何をするつもりかは分からないが、お前一人を犠牲にする訳にはいかないっ!どうしても堕ちるというのであれば、この俺だって……」
「おぉ、トーケル。どうか、どうかこの業に溺れてしまった罪深い僕を赦しておくれ……そして叶うならば、共に修羅の道へと……」
「あぁ、お前と共に居れられるのであれば。俺は、修羅にでも悪魔にだろうとなってみせるッ!!」
そして二人はその非業を共に分かち合い、ハムレットもかくやといった涙ながらの狂気を宿し共に頽れて―――
はい、工作要員二名様ごあんなーい。背に腹は代えられないので、この際またしても展開されてしまった桃色空間は見なかった事にするが吉だ!あと君達の疑問についてはきっちりと説明を致しますんで、一様にその胡散臭そうな目付きで俺を見るのはガラスのハートを護る為にもご遠慮願えませんでしょうかね?
南部域の管理者を名乗る一団が訪れた翌朝のこと。北部域のエルフの集落広場では村人達が集められ、村長であるヴィクトリア自らによる驚きの宣言が為された。
「私達デンスの森エルフ――否、エルフの名を隠れ蓑にした僕達転生者の隠れ里の皆に朗報だ!昨夜こちらの南部域管理者殿率いる異邦人達より、一つの提案が為された。それは……地球産の各種嗜好品のこの村との交易解禁だあっ!」
「「な、なんだってー!?」」
直後に広場全体へと広がる驚愕の異口同音。それは隠れ里に住む者達がこれまで求めてやまなく、しかし誰しもがその先の見えぬ難度からかいつしか心折れて諦めていた希望の光。
「まさか、まさかマサカ真逆ッ!?村長!それはもしや一時的ではなく、継続して商品を供給出来る当てが出来たと、そう受け取って宜しいのか……?」
「ふ、だがその代償は決して安くはないよ、カヒロ?そして皆もだ……君達には今まで以上の負担を強いる事になるだろう。我等百年の計を以ってついにこの安住の地を得た同胞達よ、この僕と共に業の炎へと身を捧げる覚悟というものがあるかッ!?」
―――ウォォオオォッ!!!
古き者の血を継ぐ代表が壇上に立ち、そのカリスマを以って同胞達の魂へと鼓舞をする。その長き生により摩耗してしまった沸き立つ情熱、もう味わう事叶わぬと思っていた熱き思い。だがしかし、耐え忍んで生きてきた者達に対する報いは唐突にこの地へと降り立ち、それにより元転生者達の隠れ里は一夜にして遥かな昔の心躍る冒険心を取り戻したのだ。
場には歓声が上がり続け、その声を受けるヴィクトリアは何かをやり遂げた者だけが手にする事の出来る充実感に満ち溢れながら視線を空へと移す。そこには秋の澄んだ朝空が広がり―――
Scene:side 頼太
「呆れて物が言えないのだわ……」
「そうか?エルフの皆は懐かしの品が手に入って満足、俺達は不在の間の南部の見回りも任せられるから安心して旅立てる。ついでにヘイホーギルドとの連携協定を結んでギルドにもお得な事だらけで俺等の評価点増し増し!ほら、不幸になる奴誰も居ないじゃねぇか」
そう、提案とはこういう事でね。
あの転生者連中、既にエルフとしての長い生を過ごしている以上は様々なしがらみもあり、もう地球に戻るなんて事を考えている奴はいないだろう。だが、やはり一度覚えた趣味嗜好というものは人の業。やめるにやめられない中毒性の高いモノだと思う。
現にヴィクトリアさんなんか転生してからというもの趣味の一つだった創作小説が読めなくなって久しいからと、自分で夜な夜なこっそり長編小説を書いていた程だものな。恥ずかしそうに頬を染めながら上目遣いで自筆の小説を俺に見せてくる様を見せられた時は、ちょっとぞくぞくときちゃったぜ!
いずれにせよそういった情熱の類というものは、生きていく上で大切な要素だと思う。人は損得だけ生きるに非ずとまではいかないが、やはりそれだけでは身体は養えても心が痩せ細り、やがては虚しさばかりを抱えてしまうのみだからな。
という事で俺はただ、この立ち位置を利用して少しばかり世界間の橋渡しをしたに過ぎないんだ。嗜好品の定期購入についてはサキさんに連絡を取れば何だかんだで面倒見てくれそうだし、何だったら六郎さんに話を通して妖怪達の互助組織辺りと本格的な交易でもすれば良い。
ただまぁ、どうせならだ。そんな俺達のコネを使うついでにこの村の皆にも見返りという事でお手伝いをして貰って、そして今後の互いの良好な関係を見据えて繋がりを持っておくのもアリなんじゃあないか、と考えた訳でありましてね。
「うーん。それはいいけど、あの南部を一時的にとはいえエルフ達が見廻るってなると植物の管理は兎も角、原住生物達の相手がきついんじゃないっすかね?アタイでも任に就いた当時は結構ハードで慣れるまで時間かかったしなー」
「うぅむ。奴等張り切り過ぎて過労死しちまわねぇかなぁ」
「そこは連中に頑張って貰うしかないんじゃねぇの?案外それが生き甲斐になる奴もいるかもしれないし、心の拠り所さえ確保してやれば人ってな案外頑張れるものなのさ。仮に不幸な結果になったらなったで、まぁ後悔だけはしないだろうし人生としては本望じゃねーかな」
「何カ。人の死を肯定するような言い方しちゃう辺りサ、頼太も魔人ルートまっしぐらって感じダネ?」
失礼な。こう言いはしたものの、実際のところエルフは精霊魔法による各種補助も使えるし、それに元は地球で生活していた者達が大半だ。過労死する前に何らかの対策は立てるくらいはするだろうさ。
とはいえ皆の危惧する通り、新体制が完成するまでの暫くの間は忙しさに目が回るかもしれないがね。そこはどうか上手い事折り合いをつけて頑張って貰いたいものだ。
これがデンスの森北部における、変わり者のエルフ達との一連の邂逅劇の顛末だ。かくして彼等はこの出逢いをきっかけにヘイホー支部との連携を果たして主に公国内を巡り独自の立ち位置を創り上げていくのだが、それについてはまた別の機会にでも。
これでようやく本丸である傭兵の郷へ向けて旅立てるというものだ。それでは次の目的地へ行く準備もあるし、今日のところはこれにて失礼させて貰うとしよう。
やっと北部への連絡が終わり旅立ちとなります。ちょっとした寄り道のつもりが立派に一つの話になっちゃったらしいです。




