表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
キミをこの剣で…~新選組~  作者: 三日月
30/45

三十章 絶縁と滅び

お待たせしました!

今回日高りんの呪いが何なのか

明かされます。



近藤と土方が見たもの…それは

沖田が日高を刀で貫いた直後だった。

彼の目は日高りんでなく、何処か遠い所を

見ているかの様だ。





『ぶ…ふふ…此でとどめをさしたつもりか?』

『大丈夫だよ。呪いだか何だか知らないけれど…あんた一応”人”でしょ?』

『っ?!』


『急所は外してあげたけど…あんたの将来は無いに等しいんだよ。気づくのが遅かったね…安心しなよ?その”呪い”ってヤツ、あんたの代で終わったから』

『お前…まさか…』


『日高家と柳家はもう此でおしまい。でしょう?柳家は一月前にバラバラになってしまった…ていうか此が原因なのか知らないけど

絶縁された。そして日高家最後の生き残りも。その”呪いの連鎖”も此で…』

『柳家の事まで知っていたの…ね…』

『うん。新選組をあまく観ない方が良かったね?』







沖田は日高から刀を抜く。

血がじわりと流れ出てくる。






『ふふ。あはははっ!だったら貴方の息の根を止めるまでね!』






ヒュンッ!

ヒュンッ!






日高は沖田へ攻撃を再会させる。

勿論下腹部からは出血がる。

沖田は日高の攻撃を何なりと交わす。

目は虫けらを見るような冷たい目つき…。


日高は口元で笑う。






『総司っ!そっちは…!』





土方は右手を近藤の前へ出し遮った。





『トシ…?』

『何か考えがあるんだろうよ?あいつだって馬鹿じゃねぇよ』

『あぁ…』






沖田の背は壁へピタリとついた。






『逃げ場は無いわ…』

『なんで?』






日高は沖田の言葉を無視するかのように

刀を振り上げた。が…沖田は右手を挙げると日高の手首を思い切り叩き剣を落とした。





カシャン…






『終わりにしたら?あんたの仲間、助けないの?』

『仲間?』

『そう。仲間でしょ?違うの?それと訊きたい事が一つ。どうして智香ちゃんを殺そうと?』

『うふふ。仲間…貴方には関係ないでしょうに?』

『応えろ』

『…仕方無いわね…。私が目を付けた女を斬り殺しその女の血を浴びる事によって

私達の寿命は延びていくのよ。若さも永遠…』

『要は自分達が死なない為に”人を斬って生き延びる”んだ?』

『そうよ』

『最低だね?』

『今更…』







日高は落とされた刀を手にすると

屯所の中へ走り出した。

沖田、平助はその後へと続く。





『何なんだよっ!呪いって!』

『説明は後でいいかな?今はあいつを止めないとっ!』







足の速い二人は日高へ追いつき彼女の足を止めた。






『しつこいと嫌われちゃうわよ?』

『だから僕は好かれようと思ってない。そう謂ったよね?』

『俺もあんたに好かれたくない』

『…藤堂さん…でしたね?でしたら貴方の命も私へ捧げて下さいな?』

『絶対嫌だね!にひ…』

『何が可笑しいの?』

『……』






沖田は平助に気を取られている日高の太股を斬った。深い怪我を負わせる程度で済ませる。





ヒュンッ!





『っ?!あ…あぁぁぁぁぁぁぁっ!!』






日高はガクンと膝から崩れた。

と同時に強い衝撃を与え気絶させた。






『あんたには生きて償って貰わないと』






沖田はそういうと怪我をした敵の隊士の

所へ向かった。





『もう、あんたの組は終わったよ』

『ふふ…らしいな。…訊いていいか?…何故…判った…?』

『何が?』

『りんの…腹だ…』

『たまたまだよ。ただ彼女を護りたかった…それだけ』

『それだけか…』

『所で、名前は?』

『篠山だ…』

『篠山…?…あんたも呪いを?』

『俺達篠山家は純血だ…この青い布印は呪いをうけていない印だ』

『…治療しないと…』






この時、近藤と土方が沖田へ駆け寄って来た。






『総司…お前やったのか?』

『いいえ。けど…終わらせました』



『沖田君!』

『あ…山南さん…』

『総司!だから呪いって何なんだよっ!』





残りの仲間も沖田のもとへ集まってきた。

原田、永倉、斉藤の三人だ。





『…呪いっていうのは、日高りんが狙った人を斬り血を浴びないと生きられない呪いだって謂っていたよ。って…そんなふざけた呪い…』

『そんな事やってたらいつか日本は滅びてしまいますね』




山南が彼の話を訊き、悲しそうに謂う。

同じく、沖田から訊かされた皆も。





『篠山さんだっけ?あんたは雇われたのか?』





永倉が訊く。






『ああ。稼ぎのある仕事と訊いてやってきたんだ。…この布印をつけてる奴らは皆雇われた者だ…だから呪いなんてないんだ…はぁ…まさか新選組に乗り込むなんて…知らなんだ…』

『…悪いが乗り込んだ事には変わりない』

『覚悟は出来ている…あ…それと藤堂平助はどちらに?』






篠山が問うと藤堂平助が前に出て来た。






『俺だけど?』

『あんたは…日高りんにかなり好かれている。暫くの間気をつけるといい』

『…なんで?』

『あんた達は呪いは解かれたと思っているらしいが…日高りんの執着心は…呪いなんかよりはるかに恐ろしい…』






苦しそうなに話す篠山を見て近藤は

後日改めて話を訊く。と、謂うことで日高りん、軽傷の敵の隊士は屯所の中へ運ばれて行った。



屯所内の奥へ土方が行くと、役目を果たした山崎が智香が入る牢屋を開けている所だった。





『副長…お疲れ様です』

『お前もな。…そうか…三人追ってきたんだな』





智香が中から出る。

倒れている敵の隊士が目に入る。

山崎が覆ったであろう黒い布で隠されてあった。無論、智香にショックを与えない為に。




『戦っていた最中突然倒れました。一体こいつらは…?』

『訳は後で話す。御苦労だったな…それと智香』

『はい…』

『恐い思いさせてすまない』

『いえ…あたしの方こそ…ごめんなさい…』

『お前は悪くねぇよ。部屋へ戻るぞ』

『此処は任せて下さい』

『頼む』






そう話すと土方は智香を連れて此処を離れた。一度広間へ向かい智香は土方が怪我をした腕を手当てする。





『あの…他の皆は?』

『ピンピンしてるよ。怪我人は沢山居るが…』

『そうですか……えと…他の皆の手当てさせて下さいっ!お願いしますっ!』

『…いや…お前は戻って休んでろ。大丈夫だ…俺達は慣れてるからな』

『……判りました…』

『護衛には平助をつける』

『はい』




手当てを終えると智香は戻って来た藤堂と

部屋へと戻された。








詠んで頂き有り難う御座います!

日高りんの執着心は次回となります。

土方さんと近藤さんの命令で平助は

原田との行動を余儀無くされます。


日高は何を企んでいるのか、それは次回へ続きます!


_(._.)_ペコリ…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ