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キミをこの剣で…~新選組~  作者: 三日月
28/45

二十八章 人ではないヒト

なんとか出来ましたので

予約更新です!

今回のお話は戦いです。

下手な文章になっているかもです。


詠みづらかったらごめんなさい_| ̄|○

『ひっ!』

『人間じゃないみたい…これじゃ中に簡単に入られちゃうよ』







日高りんの目の色が黄色へ変わってゆく。






『一君…大丈夫だったかな…』

『…斉藤さん…』

『あっはははははははっ!うふふふっ…驚いて居るわね?流石此までは知らなかったのかしら?』

『ごちゃごちゃうるせぇんだよっ!化け物だか人だかどーでもいぃっ!総司っ!暴れるなら外だっ!』

『判ってますってっ!』







沖田さんはあたしを抱き上げると

山崎さんを見つけ外へ出た。

屯所の外はもう既に戦っていた。


あたしは斉藤さんの姿を見つけ胸を撫で下ろす。どれくらいのヒトたちがこの屯所を攻めて居るのか検討もつかないけれど…

斉藤さん達に負けたであろうヒトたちが壁にもたれていたり倒れている。






『良いなぁ一君。こんなに斬れて』

『沖田さん、そのような言動は謹んだ方が宜しいかと』

『むっ…良いじゃない?僕のキャラ何だから』

『駄目です』

『…君さ、智香ちゃんに似てきてない?』








あたしは沖田さんと山崎さんの背で護られる。暫くすると永倉さんや原田さん、平助君に近藤さんが出て来た。

山南さんは土方さんと屯所内で戦っている。






『ふふふ…』






所々で剣と剣がぶつかる金属音がけたたましく鳴り響く。敵側の隊士が奇声を上げて向かってきた。沖田さんは剣を一振り…。






ヒュンッ!





『…ヒヒッ…ぐはっ!』






彼の顔に血が飛んできた。

沖田さんの目は本気だ。

今までに見たことのない冷たい瞳。此が、この戦闘体制に入った…”沖田総司”…。

山崎さんは沖田さんとは長い事もあり動揺すらしていない。今、こうして行動を共にしているけれど犬猿の仲だ。





また違う場所で原田と藤堂が刀を抜き戦って居る。応援に駆けつけた隊士等も加参する。





『左之さんっ!後ろっ!…うぐっ!』




藤堂は原田の後ろを狙う敵の隊士を見つける。原田はそれを回避した。






キイィィン…っ!





『平助!大丈夫かっ?!』

『くそっ!なんだこいつらっ!…ふっ!』




藤堂はゆらりと立ち上がり相手の目を見る。この時藤堂はいやな予感がしていた。

が、迷いや悩む暇などない。彼は刀を振り上げた。



ヒュンッ!

キイィーィンッ!





『斉藤っ!一体何があった?!』





永倉と斉藤は互いに背を合わせ

敵の出方を待つ。






『はぁ…はぁ…いつも通り見張りをしてい所、堂々とこの表門まで男数十人現れ…瞳の色が変わり剣を抜いてきた…その時は一斉にこの有り様だ…。こいつら…人ではないのか?…兎に角奴らには気をつけろ…はぁ…はぁ…手強い』

『お前程の奴が居て中に入っちまうんだもんよ。そりゃ強いだろうなぁ…』

『済まない…鐘が鳴った時はもう既にこの状態だった…』

『なる程な…だからお前の姿が無かった訳だ』

『悪い…』






話が一段落すると永倉と斉藤をめがけ

八方手裏剣や四方手裏剣が飛ばされた。

それを刀を使って交わす二人。




『ヒヒッ!お前等皆終わりだっ!』

『勝手に決めつけないでもらいてぇな!』

『我等新選組が勝っ!』







斉藤は屯所内へ敵を入れてしまった罪悪感が彼を異常とも謂えるほど強くした。

斉藤へ向かって来る奴らを、一人、また一人と斬る。


その様子を永倉新八が見守る。

隙を見つけたと勘違いをしたのだろう。敵の隊士が永倉目掛け刀を振り下ろしてくる。


が、永倉は刀を相手へ向けていた。

そのため、永倉の剣へ自ら飛び込む形となった。






『けっ…おらぁぁぁっ!』






キイィィィィンッ!

ヒュンッ!ヒュンッ!





『うわっ!何だこのデカい奴っ!』

『俺か?俺は佐木だ。身体がデカいだけではないお前何ぞ片腕で投げられる』

『はぁっ?!うわっ!こらっ!降ろせっ!』






佐木と謂う男は藤堂胸座を掴むと簡単に持ち上げ、御神木へ叩きつけられたら。






『ぐ…』

(うわ…格好わりぃ…つーかすげぇ…)

『脳震盪でも起きたか?もう一度やるか?』






ヒュ…





誰かの、刀が佐木の背をとらえる。





『それ以上やりますと、私の刀が黙って居ませんよ?』

『さん…な…んさ…』

『安心して下さい。不様に投げられた事は土方君達へ黙ってますから』

『…な…だ…よソ…レ…』

『あんたは?』

『私ですか?…私は新選組の総長、山南敬助です』

『総長さんかい…』

『智香さんの命、貴方達へ渡しません』









また土方は右目を怪我をした小太りの男と、やり合っていた。片目は潰れているがもう片方の左目はある。やはり黄色の瞳だ。力はこの男の方があるが、能力は土方の方が断然上だ。



片目の男は力任せに斬りつける。

土方は鞘と刀を使い受け止めた。







ヒュッ!

ヒュッ!



キイィィィィンッ!





『くふふふ…』

『何が可笑しい?』

『新選組の土方とやら我が組の強さ、思い知るがいい』

『ザコは何してもザコだろう?』

『何?!我が組を侮辱したなぁ!』

『だからザコなんだよっ!』







ヒュッ!




土方は剣を一振り。

男の首が夥しい血がふく。






『…がっ…』




ビタビタッ




血は土方の頬を撫でる。


ポタ…





土方の後ろから数人斬りかかってきた。一人は土方が斬る。一人は斉藤が一瞬で二人をやった。






『斉藤…』

『副長…申し訳有りません…こいつらを中へ入れてしまいました』

『良いって。見張りが俺だってこうなっていたさ。こいつら…人じゃないみたいだ…』

『……』

『斉藤…気にする事なんてない。お前の責任じゃねぇよ』

『副長…』

『近藤さんも謂ってるぜ』

『有り難う御座います』

『派手にやって来い』

『御意』







今回も詠んで下さり

有り難う御座います。


如何でしたでしょうか?

ビクビクです。(゜Д゜;)

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