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キミをこの剣で…~新選組~  作者: 三日月
24/45

二十四章 夢と現実と告白

僕たちのカンケイに引き続き

新選組も更新しました。

今回は沖田と智香の二人の登場と

なっております。


いつも、新選組を詠んでくれて…有り難う御座います(T^T)

沖田さんの腕の中で眠ってしまった自分。

優しく包みまれる感覚。

沖田さんそのものだ。





あたしは闇雲に何かから逃げる。

場所は判らないけれど必死で逃げる。

と、謂うより追いかけている?






『はっ…はっ…はっ…!駄目…届かない…っ!』







大切なもの。

恐らくあたしはソレを追いかけていたのだろう。離したくない何かを。







『智香ちゃん…?』








(うな)される智香を目の当たりにした沖田は智香の名を呼ぶ。

智香は目を覚ます。






『…おき…総司…さん…』

『初めてだね?僕の事名前で謂ってくれるの…』

『…あ…やだ…あたし…』

『離さない』

『…沖田…さん……その…』

『うん?』




彼は寝ぼけ半分のあたしを抱き締める。







『あたし…恐い夢を…見たんです』

『どんな夢?』

『判りません…ただ大切な何かを追い掛けていたんです…けど…』

『けど…?』

『掴めないんです。どうしても』

『何か不安な事があるの?』

『…だと…思います』

『僕さ、今日何もないから…屯所の裏庭にでも散歩しない?』

『え?』

『広いとは謂えないんだけどね』

『……』

『智香ちゃん?』

『沖田さん…』

『うん?』

『暖かいです』

『そう?』

『はい…少し…このままで居ても良いですか…?』

『良いよ』








沖田さんは抱き締める腕に少し力を入れた。気づくとあたし自身も沖田さんの背中へ手を伸ばしていた。


細いけどがっちりしている沖田さんの腕。

広い背中に胸…。

沖田さん…労咳で亡くなっちゃうんだよね…まだ少し…一緒に居られるかな?

ずっと一緒にいちゃ駄目かな…?





いつもこうして居たい。

そんな事思ったら駄目?







『沖田さん…』

『ん?』

『好きです…』

『……』

『好きです…沖田さんの事…』

『嬉しいよ。僕も好きだよ。だからあいつらからは僕が護るよ』

『ありがとう御座います…いつもありがとう御座います…』

『うん』

『土方さんにも近藤さんにも…感謝しています』

『うん』

『斉藤さんも、平助君も…原田さんにも…感謝でいっぱいです』

『うん』

『急に未来から来てしまったのに…新選組で保護してくれて…隆夫の事まで保護してくれて…なのに…あたしはいつも狙われて…また護って貰って…』

『いい子いいこ。泣かないの』

『だって…』








恐いんです。沖田さんが倒れたらと思うと…。









『僕さ、君を護れるならそれで良いよ』

『どうして…?』

『僕にも護れる人が出来たんだから…』

『……っ…』

『この命をかけても…』

『駄目です!命を粗末に扱わないで下さいっ!』








あたしは沖田さんの身体から少しだけ

身体を離した。

驚いた表情の沖田さん。すぐ、いつもの優しい表情に戻る。すると…。







『大丈夫。僕はいつだって君の側に居るから』

『…沖田さんの馬鹿ぁ…うっ…うぅ…』

『あーまた泣いたぁーはいはい。よしよし。なーかーなーいーのー!』









沖田さんは泣くあたしの頭をぽんぽんと

撫でる。あたしは兎に角泣きじゃくる。

もう、泣いてしまえっ!







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