2話〈狙われているのか?〉【後編】
よろしくお願いします。
気持ちのいい朝だ。
俺は、パンを食べながらいつもの道を歩いていた。何か今日は嫌な雰囲気がする。
「おはようございます、修也さん!」
ほらっ。言った通りになった。
「何だよ!待ち伏せか?」
「待ち伏せはダメでしたか?」
いやー、いちいち待ち伏せ何かしなくても学校に行けば会えるんだしさ。
「別にいいけどよ」
音条優奈は喜びはしゃいでいる。そんなに嬉しい事なのか?
俺は喜んでいる彼女を無視して先に歩く。それに気づいて彼女はついて来る。
「俺はお前に聞きたい事がたくさんあるんだが」
「何でしょう?」
「まずは、何故俺をパートナーに選んだのかだ」
そう、俺より強いやつはたくさんいるはずなのに俺を選んだのか、それを知りたかった。
「それは・・・・・・修也さんの能力が好きだからです」
まさかこいつ俺の能力を知っているのか?これはこれで厄介だなぁ。
「あの、水の能力あれで手加減さしているんですよね!?」
『ふぅー』俺はバレていない事に安心する。なるべくこれからは、水の能力でいくしかないかな?
いや・・・別にいいじゃないか!俺の横にいる彼女は複数の能力を使うことが出来るらしいんだから。
「後は、お前が使える能力は特に何だよ!」
「炎に水・雷それに・・・・・・とにかくたくさんあります!」
彼女はめんどくさくなったのか、途中で言うのを止める。
「何か特殊な能力はあるのか?」
「うっ・・・・・・」
彼女は気づかれた!みたいに少し苦笑いしながら顔を逸らす。
「やっぱりあるんだな?何なんだ!?」
特殊な能力には、とても興味がある。だって俺のものに出来るかもしれないからな。
まあ。パートナーだから奪ったりはしないが、やっぱり興味がある。
「言ったら守ってくれますか?」
まじかぁ~。ここでそれが来るのかよー!自分の興味のためだ。しかもパートナーなんだから守ってやるのは当たり前の事じゃないか!
「ああ。守ってやるよ!」
「じゃー言いますね!・・・・・・私は人に命を与える事が出来るんです」
「だから、狙われているんです。助けて下さいね修也さん!」
「狙われているのか?いいぜ!守ってやるよ音条!」
神様、ありがとうございます。俺、伽藍修也、全力で音条さんをお守りさせていただきます。
俺は喜びながら学校に行くのだった。
いかがでしたか?
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