4話〈俺がお前のために〉【後編】
音条と別れてやっと家に着く。
「お兄ちゃん!お帰りなさい!」
妹の美香は俺が帰って来たのが分かったのか素早く出迎えてくれる。
「ご飯にする?お風呂にする?そ・れ・と・も・・・・・・私にする♡♡♡?」
「お風呂にするよ!」
汗をかいたしな飯より先に風呂だ風呂!
妹はなんかしょんぼりしている。
「お兄ちゃんのバカ!そこはウソでも言ってよ!」
「何がだ?」
「もう知らない‼」
美香はプンプン怒ってリビングに戻って行った。
「何だったんだ?」
俺はちんぷんかんぷんのまま風呂に入るのだった。
風呂から上がりリビングに行く。
「美香ぁ~!」
リビングに美香の姿が見当たらない。
「まだ、怒ってるのか?美香のやつ」
『ドタドタドタッ!』何だ!?この足音は?
「バカ~!!」
「おぶっ!」
美香が俺の背後から飛び蹴りをしてきた。人生で初の妹からの飛び蹴りでした。
「いってぇ~!」
何で俺は床で寝てたんだ?
そうか!美香に飛び蹴りをされて気絶してたのか!
「お兄ちゃん!大丈夫ぅ~?」
何でそんなにニヤニヤしてるんだ?もしかして俺に何かしたのか?
俺は鏡を見たりし確かめるが何もされてなかった。
「たぶん大丈夫だ!」
「よかった!もしかしたら死んじゃ・・・・・・」
勝手に殺すんじゃね~よ!
「そう簡単には死なないさ・・・・・・たぶんだけどな!」
『あっちで手を取って♪ こっちで大騒ぎ♪』ケータイの着信音が鳴る。
「どうしたらいい修也?」
「何の話だ?」
「バカ!!私の弟をどうしたら助けれるか!」
「あっごめんごめん!」
「ごめんじゃないわよ!っで、どうするの?」
「場所はどこなんだよ!」
「私の近くの公園!」
「分かった!俺がお前のために一肌脱いでやるよ!俺に任しとけ!」
「・・・・・・」
「じゃー明日!」
俺は電話を切る。
さあ。やるか!使いたくない能力を使って懲らしめてやる!
その前に俺に晩飯を・・・・・・・・・・・・
【クイズ!】
着信音が何か分かりましたか?
【ヒント!】
着信音の中に答えが!
超ヒントです!
答えて頂けると嬉しいです!
これからも?後少しですが、よろしくお願いします。(^_^)v