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事の始まり

 それは、高3の夏…。


 あの日は、やけに暑かった。


 高校生である私は、ファッションというものを気にしていた。


 みんながミニスカにしているから、みんなが胸当てをしてないから、、、


 そういった理由で、私もそういった格好をしていた。



 私は、学校まで自転車で行くには距離があるので、通学に地下鉄を利用していた。


 そんな通学途中、、、


 私は通勤ラッシュに飲まれ、犯された。




 ―――*―――*―――*―――*―――*―――




 「やめてください…」


 この一言が言えたならば、私の身には何も起きなかったのだろう。


 後から知った事実は、驚愕のものだった。


 あのシーズンは女子生徒が軽装である。


 だから、他のシーズンにヤるより犯しやすい。


 簡単に言ってしまえば、夏は痴漢シーズンといえるのである。






 地下鉄を利用したことのある女子生徒なら、痴漢相応なことがされた人もいるのではないか?


 いや、痴漢だけならまだいい。


 私みたいに、行為をされたもの、男性器から出される液体をかけられたもの。


 そういった人もいるのだから。


 とにかく、犯罪は世の中に(まみ)れていた。


 そして、その犯罪(なか)の被害者の1人が、私になった。




 ―――*―――*―――*―――*―――*―――




 するすると、股に向かって伸びてくる手。


 最初は、お尻を少し撫でられるくらいだった。


 それだけで、吐き気がするほど気持ち悪かった。


 それだけで、心に傷を残すには十分過ぎたのに…。


 けれど、行為はエスカレートした。






 股に手を当てがって、すりすりと撫でまわす。


 それは、這いずり回る虫のように…。


 それは、女の子を獲物としか見ていない触り方で…。

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