表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

103/307

第50話 大炎上【瀬戸真里亞】

 次に私は明日空ルナのスレッドに移動した。

 ライブ事故からスレッドはものすごく伸び、たった数分でコメントが1000を超え、新しくスレッドが立つ。

 さらにペイベックスVTuberライブ事故というスレッドも立ってしまった。

 ルナとライブ事故のスレッドは大炎上中。


 137:名無しのリスナー

「まじ最悪」


 138:名無しのリスナー

「裏切り行為だ」


 139:名無しのリスナー

「踊ってねえのかよ」


 140:名無しのリスナー

「誰が踊ってたの?」


 141:名無しのリスナー

「車椅子って何? ルナは障がい者?」


 142:名無しのリスナー

「そんな奴にスパチャ送ってたお前ら乙」


 143:名無しのリスナー

「たまたま足が悪かった?」


 144:名無しのリスナー

「ならオルタみたいにちゃんと言えよ」


 145:名無しのリスナー

「てか、全員踊ってないだろ?」


 146:名無しのリスナー

「引きこもりのデブスが踊れるわけねえだろ」


 147:名無しのリスナー

「踊ってないって、どうやって説明すんだよ」


 148:名無しのリスナー

「会場にいた全員が証人」


 149:名無しのリスナー

「MCはネット動画で見てたやつには配信されないんだっけ?」


 150:名無しのリスナー

「裏切りはルナだけだろ? 他は問題なかったじゃん」


 151:名無しのリスナー

「オルタも車椅子障がい者?」


 152:名無しのリスナー

「>>151 んなわけねえだろ。助けに来て、おぶってんだぞ」


 152:名無しのリスナー

「ファン引退します」


 153:名無しのリスナー

「>>152 車椅子障がい者ってだけで引退するなよ」


 154:名無しのリスナー

「>>153 それが原因ではない。あくまで今まで嘘をつかれていたのがショックなだけ」


 155:名無しのリスナー

「VTuberなんて嘘だらけじゃねえかw」


 156:名無しのリスナー

「所詮お前らは絵が好きなんだろ? 別に中身が車椅子だろうが、デブスだろうが、何でもいいんだろ?」


 157:名無しのリスナー

「>>156 そんな浅はかなファンはいない」


 158:名無しのリスナー

「>>157 嘘つけよ。そんなんだからスパチャで貢いでるんだろ? 障がい者の寄付だと思えや」


 159:名無しのリスナー

「>>158 ならなんで車椅子障がい者のことを言わなかった? 私達ファンは嘘をつかれたことに怒ってるんだよ」


 160:名無しのリスナー

「>>159 だーかーら、VTuberなんて嘘だらけじゃねえかよ。ループしてんだよ! バーカ! 同じこと言わせんな」


 161:名無しのリスナー

「>>160 ブーメラン」


 162:名無しのリスナー

「>>161 レスバで負けて、それしか言えない雑魚なの? ダッサ! こどおじチー牛の弱男は一生幻想見て、右手の恋人と仲良くしとけ」


 163:名無しのリスナー

「>>162 私は女ですけど」


 164:名無しのリスナー

「>>163 ペーメンに女ファンはいないだろ!」


 165:名無しのリスナー

「私も女性ファンですよ」


 166:名無しのリスナー

「この中でこどおじチー牛の弱男は>>164だけw」


 167:名無しのリスナー

「へえ、女って冷たいな。相手が車椅子障がい者だと見下してファンを辞めるんだ」


 168:名無しのリスナー

「馬鹿なこと言ってて悲しくない?」


 私は読むのも辛くなって掲示板を閉じた。


 SNSもルナ車椅子障がいがトレンドに上がっていた。

 ファンの投稿も「裏切り」や「ファン引退」という内容ばかり。中にはルナのCDやグッズを傷つけて、それを投稿する人もいた。


 それとウルCOWというフリマアプリには明日空ルナのファンを辞めた人達から大量のグッズが出品されていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ