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「瞬くんっ、待って待って!」


どんどんエスカレートしそうになる瞬くんの手を止めると、瞬くんは子供みたいな不満そうな顔をした。


「ダメ?」


そんな可愛く聞かれると、すぐに流されて理性を失いそうになる。

だけど私、結構足腰にきてる気がするのだ。


「えっとー、」


ストレートに言えばいいのかもしれないけど、何となく恥ずかしい気持ちになった私は必死に言い訳を考える。


と、


ぐぎゅるるるる~~~


意図とせず、お腹が鳴ってしまった。


「…お腹すいた。」

「…お腹すいた?」


呟きと同時に瞬くんが笑い出す。

私は恥ずかしさのあまりみるみる顔が紅潮した。


「ハッピーアイスクリームだね。」


クスクスと笑いながら瞬くんが言う。


「俺の方が早かった。」


「ああっ!しまった!」


得意気な顔の瞬くんに、私は負けた気持ちになる。

でもいつも、食事に行くと瞬くんが支払ってくれるので、今日は私が奢ろう。ゲームに負けたし、こういう理由でもつけないと奢らせてくれないのだ。


「じゃあ今日は私がランチおごるね。何食べに行こう?何食べたい?」


「結衣かなー?」


「えっ?いや、だから、違うっ!」


いちいち本気に捉えてしまう私。

それを見て、瞬くんは楽しそうにからかってくる。


結果的に、その後もしばらくベッドの中でイチャイチャすることになったのだった。

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