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よく見るとテーブルにはたくさんの資料が積まれていて、何だろうと思う。


「家に呼んでおきながら汚くてごめん。」


私の視線に気付いてか、瞬くんが頬を掻く。


「ううん、私も整理整頓苦手だから、あんまり綺麗だと引け目を感じちゃう。だから安心した。」


「安心?」


「だって瞬くんはかっこいいし優しいし、立派なマンションに住んでいるし、欠点なんてなさそうだもん。」


「そう?俺から見たら結衣の方が完璧なんだけどな。」


「そんなことないよ。」


そこからは、瞬くんの方がすごい、結衣の方がすごいとお互い褒め合い合戦になって、結局何がすごいのかよくわからなくなって二人でお腹を抱えて笑った。

くだらないことでいちいち笑い合える関係がとても愛しいものに思える。


恋人というものがこんなにも幸せをくれるものだとは知らなかった。

瞬くんを好きになってよかった。

瞬くんに好きになってもらえてよかった。


私の幸せメーターはもう振りきっている。

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