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本当のスイーツが運ばれてきて、プレートにはチョコペンで“Merry Christmas”と書かれている。

改めてクリスマスに恋人とデートということを実感した。

夢見心地の私はもう胸がいっぱいだ。


「瞬くんお店いっぱい知ってるね。」


「まあ職業柄ね。情報紙作ってるからいろんなお店に営業に行くんだ。」


「なるほど。」


瞬くんは地域密着型の情報誌を作る仕事をしていると前に聞いた。瞬くんの頭の中にはたくさんのお店が網羅されているんだろうなと思うと、今日のこの素敵なお店のチョイスも納得だ。


「ここもクーポンがあって…って。クーポンなんか出したらカッコ悪いよな。」


一瞬得意気な顔をしたと思ったら顎に手をあてて考え込んでしまう瞬くんが可愛くて、私はふるふると首を横に振る。


「ううん、全然いいよ。お得に利用できるなんて素敵だよ。」


クーポンまであるなんてめちゃくちゃありがたいじゃないか。それに、瞬くんが選んでくれたこのお店はとても素敵だ。私では思いつかない場所だった。そんなところに連れてきてくれただけで十分嬉しい。


ああ、また。

嬉しさで胸がいっぱいになってきた。

今日何度目だろう。

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