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ヤバイ。

ドキドキが半端なくなってきた。


触れそうな距離感に私の心臓はバクバクと音を立てた。

落ち着いて落ち着いて。

カメラの設定をしてもらってるだけなんだから。


「これで撮ってみて。」


「う、うん。」


言われてその場で撮ってみる。

カシャッと音がしたかと思うと、表示された画像はブレブレだった。


「ブレちゃった…。」


「そういうときは、こうする。」


瞬くんが後ろから私を抱きしめるような形で、スマホを持っている手の上から瞬くんの男らしい手が重なった。


えっえっえっえええっっっ!


「こうやって腕をピンと伸ばして、そのまま固定されたものに置いて…。」


ピンと伸ばした手を展望台の手すりに乗せて動かないように固定する。そのまま瞬くんがシャッターボタンを押した。


もう私は写真どころではない。

今置かれている状況に、心臓が口から飛び出そうになっている。


どうなってるの?

どうなってるの?

うわぁぁぁぁぁっ!

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