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昨今のゴタゴタ

頭が痛いです。どうも鳥海山時雨です。夏バテに脱水症状のダブルコンボを決められました。前書きもほどほどに寝てきます

 キャンプ内、司令棟、装備管理室

 スライドドアを開けると中からいつも通りの油と硝煙が混ざった匂いが漂ってきた。

「あ、いらっしゃい!この間は大変だったね!銃の状態を見て大体予想はしてたけど元気そうでなによりだよ!ああ、OTs-12は破損状況が良くないから修理に時間がかかっちゃうけどM1911はここにあるよ。持ってく?あとさ、私も本日付でアルファ小隊専属装備調達官になったんだ!証明書見る?」

入って早々に潤滑油で黒い斑点がそこら中に付いている茶髪、茶色い目の少女が話してきた。

彼女はユリア・フロイト・ダインツィヒ。背丈は榛名と同じくらいの装備調達班の統括。すなわち班長だ。いや、だったのだが鳥海の知らない所で何が起きたのだろうか……

「「「……」」」

3人が返答に詰まらせているがユリアは全くお構い無しに話を続ける。

「それでさ、改めて自己紹介しとこうかなーなんて思っててさ、ここでやっても仕方ないから後で皆呼んでよ。場所はどこでもいいけど1回隊長の部屋に行ってみたいんだよね!良いかな?あ、忙しいなら別に後でも良いんだよ?どお?行ってもいい?」

 ここでやっと鳥海が口を開けた。

「それは構わないが、先にやる事がある。至急M1911を寄越してくれ。仕事だ」

「仕事?隊長が仕事!?そんなに忙しいの?大丈夫?手伝おっか?そもそもあの面倒くさがりで有名な隊長が仕事ってどうしたの?明日は雪でも降るかな」

…面倒くさい。

「…俺だって仕事はする。早く寄越せ。居住棟に向かうんだ」

「居住棟に?戦争でもしに行くの?」

「さあな。修羅場にはなりそうだが」

 冗談のつもりで言ったのだが後ろの少女がなぜか気まずそうに目をそらしたのを彼は見逃さなかった。

「修羅場?だったら付いて行こう!すぐに銃を取ってくるよ!」

「「「…え?」」」

 言うや否や彼女は自分の武器を取りに行ってしまった――


 そんなこんなで結局、居住棟には鳥海、隆盛、榛名、ユリアの4人で行くことになってしまった。

 道中、大した会話もなく進んでいたが目的地は居住棟のさらに奥なのでユリアは疑問を抱いた。

「隊長、ここってまさか軽収容区画?」

「当たりだ。今回の仕事は亡命希望している国民国家の軍人。しかも特殊部隊の隊長だ。まぁ害は無いからここに入れてるんだけどな」

「ええ!?大丈夫なのそれ?」

「ああ……多分、大丈夫」

 彼が一瞬答えを思考した理由は榛名以外分からなかった。

 彼としても面倒事は避けたいのだ。のだが……このまま鉢合わせたら私情のみで間違いなくキャンプは崩壊する。解決策は見当たらない。どうしようか。

 大した案も浮かばないまま目的の部屋についてしまった。


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