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隊長okoze

「名前くらい聞いたことあるだろう?ゼロ戦って凄い有名だから。」

興奮した口調でsyuyaは言うがPちゃんにとってはsyuyaが何故こんなに興奮するのか解らない。確かに戦闘機というものをこれだけ近くで見たことはなかったがそんなに凄いものだろうかと思ってしまう。

「名前くらいは聞いた事あるよ。これってそんなに強いの?」

「強かった、当時はな。第二次世界大戦の頃の戦闘機だからな、現存しているのは1機だけだったはず。」

「へぇー、そうなんだ。それが、今何機だ?」

格納庫内を指さして数える。

「いち、にい、さん・・・10機以上あるな。おれがこれを整備するのか。」

「頼むぜ!整備員!」とsyuyaが活を入れてきた。

「おれは最近のジェット戦闘機に乗りたかったけど、まぁこういうのも面白いと思う。」

「何だ?飛行機詳しいのか?」

「そこそこな。それほどではないけど、そこそこ。」

「ふーん。」

改めて二人で見上げる。そうしていると入り口から何人も人が入ってきた。

「お!君達も航空機整備かい?」

「おれはそうだけど、犬は違う。」

「そうか、おれは航空機整備隊長のokozeだ。よろしく!」

気前のいい話し方で自己紹介をしたokozeだったがそのアバターはとても可愛いけもみみ少女だ。

「よろしく。航空機整備隊長って職種があるのか。役職付きか。」

「ああ、職種の通知が来た時驚いたよ。で、ある程度みんなを案内したり管理したりしなきゃいけない。職種別チュートリアルはまだだろ?航空機整備の人達用の部屋に連れていくから付いてきてくれ。っと、syuyaさんは何の職種なんだい?」

「パイロットだよ。」

「お、凄いな。パイロットは格納庫の2階に部屋があるみたいだから探してみるといいよ。」

「あ、ありがとう。行ってみるわ。」

「じゃぁおれたちも行こうか。」

そう言ってokozeは後ろに何人も引き連れて歩きだす。ここに来るまでに集めてきたのだろう。ゲームは始まったばかりなのにこれだけの人数を引き連れて歩けるっていうのはそれなりにカリスマ性が必要なのだが、流石は隊長といったところか、適性検査はそういう面も見ているということが解った。

部屋は結構広く、ベンチシートと机がセットでたくさんある。

「まぁ適当に座ってくれ。」

皆が自分の近くのベンチに座る。

Pちゃんの前にはガタイのとても良いムキムキのサングラスの男が座った。

「(こいつも航空機整備なのか。見た目的にはレンジャーとか、まるでランボーだし。)」

「全員座ったな。では改めて、航空機整備隊長のokozeだ。よろしく。おれは自分の部屋で職種別チュートリアルを見てみんなをここまで連れてきた。で、これから皆に職種別チュートリアルを配るからそれを読んで欲しい。」

okozeが手元でウインドウを操作するとそれぞれの目の前に職種別チュートリアルのウインドウが現れた。

「ちなみに職種別チュートリアルは物凄く長いから覚悟して読んでくれ。」

「(ふーん、どれどれ。)げっ!139ページ!?」

所々からげんなりする声が上がる。

すると中から手を上げる者がいた。

「これってスキップしちゃいけないんですか?ゲームなんだしとりあえず遊びたいんですけど。」

okozeが答える。

「確かに遊びたいのも解るしゲームなんだからって所があるが、知ってると思うけどこのゲームは1度死んだら2度とログイン出来ない。そしてこの航空機整備という職種はパイロットの命を預かる仕事だ。自分が遊びたいからってパイロットを殺すのはよくないと思う。ちなみに作業ミスで死ぬ事もあるしな。おれは隊長だけど出来れば皆に皆の楽しみ方でゲームを楽しんで貰いたいと思う。だからこそ、チュートリアルは読んで欲しいなって思うよ。」

「・・・わかりました。」

そのやり取りから他のものが文句を言うことはなく、チュートリアルを読み始めた。


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