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目覚め。

すぅーっと心地いい風?が吹いている。死んだはずなのに、すごく綺麗な湖が目の前にある。


横にも黒髪ロングの超絶可愛いみさきがいる。


そこまではいい。そこまではいいが…


もう一人、金髪ツインで腰に剣を持った美女もいた。


とにかくみさきを起こした。


「みさき……起きて……。」


「雫にい……?雫にい大好きだよ……。」


「僕もだ。世界一愛してる。」


妹の手を取って起こした。


「ここはどこなのかな?」


「僕も起きたらここにいたんだ。」


まあ、横の金髪ツイン美少女に聞けばわかるか。


「起きて……起きて…大丈夫かい…?」


「ん……なぁに……」


なかなか起きない。


「早く……起きて…。」


「うん……おはよ……。」


やっと起きた。


「君はここがどこか知ってる?」


「知らないわけ無いじゃない。ここは、ポーラの湖よ。気持ちよかったからお昼寝してたの。あなたたちこそ勝手に起こして何よ?」


若干機嫌が悪い。 ちょっと怖いんだけど。


「僕は、雫。雨宮雫。こっちは妹の、みさきよろしくね。」


「あの…みさきって言います。よろしくお願いします」


相変わらず人見知りが激しいなぁ。みさきは。


「私はクレイル。近くの村に住んでいるわ。もう少しで村を出る予定なんだけど……。とにかく、あなたたちはどこから来たの?」


どうしよう…なんて言おうか…


「私たち気づいたらここにいたんです。だからここがどこかもわからなくて。

起きたら横にクレイルさんがいたので起こしたんです…勝手に起こして本当ごめんなさい。」


「そうなのね……わかったわ。とりあえずこれからどうするの?行く宛でもあるの?」


いや。ない。実際考えたら、クレイルさんがいなかったら本当にやばい状況だったんじゃないかと思った。


「ないです…ここがどこかもわからないし、これからどう生きていけばいいかも……。」


「じゃあ、私について来なさい。村まで案内するわ。」


「「ありがとうございます。」」


「じゃあ行きましょうか。」


親切なクレイルさんが村を案内してくれることになった。




村まで歩いて20分ほどだった。


「さあ、着いたわ。ポーラの村よ。」


そこは緑豊かな村だった。でも建物は二階建てや、三階建てがあり、煉瓦のような石造りの家が多かった。ポーラの村は活気がよく、とても賑わっていた。



「よおクレイル。あら、横の美男子君はボーイフレンドか?」


「な、何を言ってるのよゴロイラ!たまたま、遭難者を見つけて来たから連れて来たのよ!」


なんか、必死だな。


「じゃあ行くわね! 二人とも着いて来て。」


僕たちはさらに村の奥まで歩いていった。


「ここが私の泊まっている宿よ。あなたたちはお金持ってるの?」


う……な、ないじゃないか。


「すいません持ってません…。」


「私も持ってないです…。」


本当に申し訳ない。案内してくれて、お金持ってるのと聞かれて持ってないとか……マズイ。


「あら、わかったわ。それならまだ朝だし、一緒にギルドに行って依頼をこなして来ましょうか」


「ありがとうございます!」


「助かります…。」


僕とみさきは、一緒にお礼を言った。


「とりあえず今日の分の宿泊費は私が払っておくわ。」


「いいんですか!?」


「いいのよそれくらい。たいしたことないわ」


すごい優しかった。


「あの…依頼ってモンスターを倒したりするんですか?」


みさきが尋ねた。


「そうね。他にもあるけど、討伐系の依頼がメインだわ。でも、他にもあるから戦いが苦手な人は後者を選ぶことが多いわ。」


なんかとてもありがちな感じだなぁ。


「とりあえず、ギルドに行って適性検査や登録をして来ましょう。依頼は、できたらしましょう。疲れていたら、危険だわ。」


ほんと優しい人でよかったと思った。


「じゃあ行くわよ。」


俺とみさきはクレイルさんに着いて行った。




ギルドの中は冒険者がたくさんいて、騒がしかった。中には、昼間からお酒を飲んでいる人もいた。なんか自由でいいなと思う。


「二人を登録したいのだけれど。」


「分かりました。ここに氏名を記入して右の部屋へ入ってください。」 綺麗な緑の髪のお姉さんだった。


俺とみさきは、「シズク」 「ミサキ」


と書いて案内された部屋へ行った。


「これから、魔法の適性検査をします。このクリスタルに触れて魔力をながしてください。魔力は、クリスタルに触れると感じられると思います。」


そう言われて、僕は魔法が使えればいいなくらいの気持ちでクリスタルに触れた。


その瞬間、


「キイイイィィィイイイイイイイイィィィン!」


クリスタルは光り輝き、僕を吹き飛ばした。


「な、何が…起きたんでしょう…?」


ギルドの案内員さんは非常に驚いて、


「あんなにも、荒々しく綺麗な魔力は見たことがありません…。なんてことでしょう…」


驚いていた。 僕はすっごい嬉しかった。まさかとは、思っていたけど… 僕に魔法の才能があるとは…


隣のクレイルは目を大きく見開いて、

「 何てこと...こんなことが実際あるのね…」っと言っていた。


「次は、みさきさんです。 どうぞ。」


みさきは、案内されてクリスタルに触れた。


「ドンッ!!!」


ンッ!!!


何かドス黒い、オーラのような霧のようなものが辺りに立ち込めた。


「闇の力!! 強すぎる!!」


案内員さんは、顔面蒼白にして、立ち竦んでいる。


周りの人は、皆立ち竦んでいるようだった。


しかし、僕はそんなことは無かった。

自分の周りを神々しい光のオーラで包んでいたのだった。




軈て霧が消えた。


暫くの間、皆苦しそうにしていた。




「これがギルドカードです。 失くすとギルドカードを再発行することは出来ず、ギルドの無料設備を使用するのにも、お金がかかってしまいます。気をつけてください。」


「この、アルファベットは何ですか?」


カードの端のFというアルファベットを指して言った。


「これは、ランクを示すものです。SS~Fまであります。SSは未だ存在していません。」


それ以外にも、討伐した時は経験値があり、レベルも存在するらしい。また、スキルが存在し、人それぞれ取得することが出来るらしい。


そういった説明を受け、僕達はギルドを出た。


宿まで、歩いて向かった。宿までは、15分ぐらいでついた。


「今日は、私が疲れたから依頼を受けるのはなしで頼むわ...」


そう言われ、僕とみさきは自分の宿に入っていった。


ギルドから帰ってくるときに、クレイルさんが


「あんなに濃密な魔力は見たことがない。」非常に驚いていた。


「雫 とみさきは、絶対に魔法使いになるべき。」とも言っていた。


みさきも、魔法に関心を持っていたみたいなので僕たちは、魔法メインで戦って行くことにした。


僕は、非常に光属性の力が強く魔力自体が、光だと言われた。対してみさきは、闇属性がすごく強く

他の属性の魔法を使っても闇から他の属性に染まることはないだろうと言われていた。


魔力の扱いを全く知らない僕たちなので、明日から魔法を少しだけ使えるクレイルに教えてもらうことになった。




このくらいの長さで投稿していきます!

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