表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
花言葉とてんとう虫  作者: ホー ホケキョ
森の声が聞こえるまで
2/7

失敗作と呪物

ご覧いただき誠に有難う御座います。

こちらが本編となっております。


色々抜けていたので修正いたしました。


第一話

<失敗と呪物>




薄暗い狭い部屋に青い光がうっすらと部屋を照らす。人影が一人言をつぶやいた。


「.....苦手なんだけど早く魂を器に入れないと消えちゃうしな。さーて、掘っておいた人形はどこに置いたんだろう」


2メートル位の大きな英国紳士姿の人影が低い天井にぶつかるまいと、身をかがめながら、薄暗くて物で溢れかえっている部屋の中を大きな手でかき分けながら探す。


大きな巨体の片手には小さな輝く小瓶が握られていた。 大きな手には似合わず、優しき包むように柔らかく手の中に握っている


乱雑な部屋には薬草や呪いの本。謎の液に浸かった薬草。 瓶に入ったへビの死体。

クマの毛皮、犬の毛皮、キツネの毛皮にイタチの毛皮。不思議な模様の急須。紅茶の茶葉の入ったお洒落な缶バコ。黴びたパンとチーズ。ネズミの死体。何か植わっている鉢植え



.........とにかく色々なものが薄暗い狭い部屋に足の踏み場が無いほど、山を作って乱雑に置かれていた。散らかっていた。



人影が動くたびに物が崩れる音が静かな部屋に響く。


かき分けている最中、謎の植物が鉢植えから抜けた途端、人間の声らしき凄まじい叫び声がけたましく部屋を貫ぬく。なんと植物から声のような凄まじい音が出ているのだ。


人間の声そっくりなのだが、男か女かわからない妙な奇声をあげている。

それに加えその植物には気味の悪い事に人間の口が植物の太い根に不自然についていた。

鼓膜が破ける勢いで叫ぶその声は、

普通の人間が聞いていたら頭がおかしくなるだろう。



「あ"〜〜〜〜〜。もう、うるさいな〜〜。 マンドレイクはこれだから......」


顔の両端についている穴に片方の手の指を突っ込みながら気味の悪い人間の口を不自然ついた植え直した。人影は全く平気なようだ。


そうするとさっきの声が嘘だったように止んだ。マンドレイクとは声を聞くと死ぬというあのいわくつきの植物だ。確かにあの声なら人間が死ぬのも頷ける。



「 ! 」


植え直したマンドレイクを床に戻そうと目線を床に下げた時、さっき鉢植えが置かれていた所にある物を発見した。


15cm程の小さな木製の木彫り人形であった

関節の部分に玉がついており、関節が自由に動けるようになっている。


目も鼻も何もなく、顔の真ん中には赤い小さなビーズのような物が埋まっていた。


窓らしき木枠のついたガラスの前にある机の上を見て呟いた。


「.....立てかけるもの。...トイレットペーパーでもいいかな。」


そう言うと、大きな人影はかき分けた物の中から出てきたトイレットペーパーを大きな手で拾い上げた。....なんとも適当である。


机の前に来ると大きな腕で、机の上にあった小さな鍋を床に落とした。


鍋に入っていた禍々しい紅い色のドロドロとした液体が湯気を立てながら床に落ち、床にあったものに飛び散り周りに散乱していた物を紅に染めてゆく。


静かに木彫りの人形とトイレットペーパーを机の上に置いて胸ポケットに入っていた光る瓶を二つの隣に置き、いつの間にか掴んでいた白い木でできた30cm程の杖で瓶を軽く叩きながら呪文を唱えた。


すると、瓶は輝きを失い.........

なんと奇妙な。トイレットペーパーが震えだした。


「?!」


next 失敗作と呪物(2)


プロローグと違う世界?と思った方いらっしゃいますかね? いえいえ、同じ世界ですよ

暗闇を知るのはまだ先のお話です。


お味には満足して頂けたでしょうか?




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ