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【わかりやすいウソつきの考え方】

作者: ズオタン・リャン

 うそやどっきりを『する』のが苦手だったぼくが友人・・・いや恋人のクレアにうそをつくことになった。


 心の中で計画しているのは誕生日プレゼントをわたすためにいつも行くコーヒーがおいしいカフェでいつものようにゆったりとした時間をすごし、「実は!プレゼントを!」というわかりやすいものだ。

 さっそく彼女を呼び出そうとこちらから連絡をしても、『ごめんなさい、その日は忙しいの。』と返ってくる。日にちを変えて送ってもだ。

 

             うーん。困った。


 クレアをカフェに呼ばないことには何もはじまらないじゃないか。そこでだ友人の君に相談なんだ。どうしたらクレアにあやしまれずにカフェに呼べるかな?

 

 結論から言わせてもらうと100パーセント不可能だ。


 なんで!?


 君の言っていることが全てうそだからだよ。いや正確には君に都合のいいように情報が捻じ曲げられているんだよ。

 

 ひどいな・・・なんでそう思うんだい?

 

 君が虚言癖なのは今日にはじまったことじゃない。それにずっと避けられていたじゃないか。クレアに。クレアはぼくたちの共通の友人だ。だから気づいていた。クレアは君を傷つけないように、とげのないようにデートの誘いを断っていた。それなのに君は意地になってか、それを認めたくないのか、しつこくクレアを誘い続けた。つまり、


             その結果が今なのさ。


 そう、わかったよ。

 よかった、わかってくれて。クレアも優しいから恋人になるのはだめかもしれないけど今までどおり友人となら付き合ってくれるかもしれない。

    

 今日はありがとう。相談にのってくれて。すっきりしたよ。

 ううん、いいんだ、ぼくこそありがとう。


 ぼくたちは今までいたカフェを離れた。そしてやっと怒り気味だった彼をなだめることができたとほっとして、すぐにクレアに連絡をした。


   

             

             今度いつ会える?





 ハッピーエンドが好きです。でも恋愛って一人じゃできない。

 お互いの心が合致していないと。片思いのとき一方的な意地やプライドで考えている場合ってけっこうあると思うのでそこをわかりやすく、短く描いてみようと思い書いてみました。

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