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ロア・オブ・ライフ  作者: 爺々屋
南部国・ドバレア編
19/82

温かい食事

『こんな夜中に、ドバレアになんの用だ。ゴロツキ?浮浪者?それとも難民か?えぇ?』


 中央に立ち、腰の後ろに手を回している隊長格らしい整えられたちょび髭の男が鬼のような形相で睨みつけてくる。

 何を言ってるのかはわからないが、何を伝えたいのかは大体わかる。

 これは、まずい。


「……えと、ミカタ!ミカタ!」


 慌てて憶えたての人間語を両手をあげて敵意が無いことを示してみてみるも、一切彼らの警戒は途切れない。


『……ふん、また黒づくめか。そしめフードを被った者、あと魔物か……おい。黒づくめでは話にならん。ローブの、顔を見せろ』


 ちょび髭が何か言うと、馬に乗ったままのポルが顔を見せる。

 ポルは美少女なので色めき立つと思ったが、逆に兵士達に動揺が走ったように見えた。


『ほう……その肌、ボルボ族か。人間の居るところまでご苦労なこった』


『……私達。無害。勿論。熊。無害』


 ポルの言葉を聞いたちょび髭がパルガを見やり、じっと見つめ合う。やがて男は耐えきれないように視線を外した。


『……鏖殺熊(キリングベア)でも、魔巨熊(ラージベア)でもないか。ここまで大人しい魔物は初めてだな……』


 ふんっと鼻息をつき、次に俺に目線を向ける。

 一目でわかる。これは胡乱な目だ。どういうわけかは知らないが。


『黒づくめか、忌々しい。虫みたいだな。三日前に王都に送ったばかりというのに……』


 ごちゃごちゃと何か言いながら、明らかに俺を見下す目で威圧的に見てくる。

 少し前の俺ならビビっていたかもしれないが、お生憎と密林で生き抜いた俺にとっては屁でもない。


「なぁ、ポル。こいつらなんて言ってるんだ?」


 ちょび髭を指さして、口の前で手を縦に開け閉めするジェスチャーをすると、頭上に手をかざして思念を送ってくれた。


(ソゴウ。虫)


 簡潔だなおい。やはり辛辣な事を言われていたらしい。

 そのまま、俺もポルに思念を送る。


(で、結局町に入ることは出来るのか?)


『………結論。私達。町。進入。可能?』


 五単語。ハッキリとポルが口にすると、ちょび髭は激しく反応する。


『馬鹿が!百歩譲ってボルボ族と黒づくめだけならまだしも、首輪も繋がっていない魔物まで入れるわけないだろうが!』


 唾を飛ばしながら大声で怒鳴るちょび髭。そんな顔を歪めるとちょび髭ずれますよ。


 夜中にそんな大声出して大丈夫かな、と言葉がわからないので見当違いな事を考えてボーッとしていた。


「……ん?」


 ふと気づくと、武器をこちらに向ける兵士達の後ろに兵士らしからぬ格好の人が立っている。誰だろう?

 俺がその人を見続けていると、兵士達も気付き始め、にわかに騒ぎ出す。

 現れた男の風貌は、やけにガタイの良い背の高いおっさん。

 手入れのされていないボサボサの金髪に、無精髭。

 そのガタイの良い身体を包む服装はどこか汚れていて、膝まである臙脂色のエプロンを首から下げていた。


『たくよぉ、なんだおめぇらは……夜中に大声出しやがってよぉ、えぇ?』


『フェインの旦那……いや実はボルボの猿と黒づくめが、首輪も付けてない魔物を連れて町を襲おうとしたので、追い返そうと』


 えらくダミ声の、後から現れた男に先程まで威張り散らしていたちょび髭は丁寧な感じに対応している。

 するとダミ声の男はズカズカと兵士を押し退け、列の間を抜けてこちらに歩いてきた。


『旦那!危険です!お下がり下さい!』


『うるせぇ。俺にそんな事が出来るか。第一おめぇが言うことなんか鵜呑みに出来るかよ。俺の目で確かめる』


 ダミ声の男はパルガの前に立ち止まり、腕を組みジロリとパルガを睨む。

 パルガの方は大人しくお座りしている。余程の敵意がなければパルガは攻撃などしない。

 ずいっとパルガに顔を近付けるダミ声の男。後ろで兵士達がざわつくが、ダミ声の男は無視する。


『……なんでぇ、大人しい魔物じゃねぇか。これなら確かに首輪もいらねぇな』


 横でふんふんと無表情のままポルが頷く。肯定的なことを言われたのだろうか。


『そんな!ここ最近物騒なのに、そんな怪しい奴らまで……』


『うるせぇ。静かにしろってんだ。こいつらは俺の宿で預かる。それで良いな?』


 パルガを見つめながらダミ声の男は、強い語調で慌てるちょび髭男の言葉に被せる。

 ちょび髭男は言葉に詰まり、何も言えないようだ。


『……決まりだな。うっし、じゃあ奇特な客人を案内するとしようかね』


 パルガの頭をポンポンと叩いて、ダミ声の男は俺とポルの方に向き直り、無表情だと強面(こわもて)のその顔を、人懐こい笑顔にして声を掛けてきた。


『……よーこそ、南部国最大の町。ドバレアへ』




 ▽▽▼




 ちょび髭がその後もダミ声の男……フェインさんに食い下がったが、フェインさんが威力のある声で一喝すると苦々しい顔のまま、兵を連れて警備に戻っていった。


 ポルの馬車が進む音しか聞こえない、静まった町の中を歩いているところだ。

 目的地はフェインさんが経営してるという宿屋。

 言っちゃなんだが、兵を退かせることが出来る宿屋の主人って何者なのだろう。

 馬に乗るポルを挟むようにしてフェインさんと俺が立ち、俺の横にパルガが付いてくる。

 ポルが俺の頭部に手をかざしたまま、スムーズとは言えない会話を続ける。


『いやぁ、災難だったなぁ。ま、連中もピリピリしてたんだろ』


(……兵士。災難。理由。兵士。緊張)


(えー……と、大丈夫です。結果的にパルまで入れましたし、ありがとうございます)


 フェインさんに頭を下げながら俺が思念でポルに伝えると、正面を向いたままのポルが人間語を喋り、フェインさんに俺の言葉を伝える。

 するとフェインさんが、はっはっは!と太ましい声で笑った。

 ポルは念話を使えるので、異世界人と接している感覚は薄かった。

 しかしポルという通訳を挟んでやっと関節的に会話が成立してる。それは異世界に来たと実感させて、そしてそこに壁を感じさせた。

 ……というより。異世界トリップなんだから、こういう町に入る時は昼間が相場なはずなのだけど。

 しん、と寝静まった町の姿は所々に設置された篝火と、月明かりで、薄ぼんやりとしか映らない。

 草原に囲まれているこの町は予想していたよりも発展していた。

 レンガ作りの家もあるが、ヨーロッパというよりアジア色の方が強いようで、殆どが木造の家のように見受けられる。


『本当にお前さんたち黒づくめは、どいつもこいつもペコペコと頭を下げるなぁ、おい』


(……黒。皆。低頭)


 ……ん?……黒?

 ……もしかして日本人のことを言ってるのか?

「皆。低頭」ってことは日本人がみんなして頭を下げてたんだろう。謙虚過ぎるお国柄に感謝だ。

 内心で早口になるのを抑えるという奇妙なことをしながら、ポルに思念を送る。


(その人達は、どこにいるんですか?)


『……黒。何処(いずこ)


『あぁ、黒づくめは三日前に王都にまとめて送られた。三十人くらいだったか?子供以外は大人しいもんでよ、こっちがちょっと話し掛けると頭をペコペコしやがる。王でも貴族でもない奴にもな』


(……黒。三十。王都。送付。黒。低頭)


 どんだけ頭下げるんだ日本人。

 ただ、日本人が三十人ほどいるということはわかった。

 おそらく、王都という場所に送られたということだろう。

 感謝の意を込めもう一度フェインさんに頭を下げると、また太ましい声で笑った。ツボらしい。

 ひとしきり笑ったフェインさんが、窓から明かりが漏れているツタが生えている情緒溢れた二階建ての木の家を指差す。


『よし、着いたぜ。あれが俺の宿屋、「春ノ風亭」だ』


(宿。到着)


 そんな細かいところまで思念で伝えてくれるポルはやはり良い子かもしれない。


『馬車はそっちの馬小屋に置いといてくれ。広いから入るはずだ』


『了解』


 言葉を交わすとポルは馬車を引いて隣接した小屋の中に入っていった。

 取り残された俺とパルガが待ちぼうけていると、宿屋の扉に手を掛けたフェインさんが手招きする。

 パルガも一緒でいいのか。

 フェインさんが郷愁を感じる木の扉を開けると、カランコロンと骨が転がるような軽快な音が鳴る。

 それと共に階段を降りてくる足音。

 腰まである癖っ毛の赤髪を持った女性が、困り顔で姿を現す。フェインさんの奥さんだろうか?


『もう、あなたったらまた夜の見回りです…か…』


 俺を見て、続けてパルガを見て、目に見えて硬直する女性。

 悲鳴でもあげるのかと思ったが、逆に満面の笑みを浮かべて近付いてきた。


『また黒づくめさんね!それに魔物もなんて!珍しいわ、嬉しいわ~、よろしくね!』


「えっと……『わからない』、『こんにちは』」


 ニコニコとしながら何かを言う女性に、俺は苦笑いを浮かべて言葉がわからないことを伝えながら挨拶をしてみた。


『あら?そういえば黒づくめさんは人間語がわからなかったかしら?』


『おい、あと客は一人と一匹じゃねぇ。もう一人……ほれ、丁度来たぜ』


 カランコロンという音を鳴らして、フードを被りなおしたポルも入ってきた。

 フードの中の青い瞳がジッと女性を見ながら、小さく言葉を出す。


『……今晩。就寝。依頼』


『あらあら?女の子ね!お顔を見せてちょーだい!』


 女性は遠慮など知らないと言った風に、いきなりガバッとポルのフードを脱がす。

 ふわりとクリーム色の髪と、褐色の肌が曝け出される。

 これにはポルも驚いたようで、いつもは感情の乏しいその顔は驚愕に満ちていた。

 初対面の人のフードをいきなり取るって、どうよ。


『まぁまぁ!ボルボ族さんじゃないの!可愛いわね!よしよし!娘と同じくらいかしら?』


 半ば抱きつくようにしてポルを愛でる女性。ポルは無表情でなすがままにされている。


『おい、ミサラ。そのへんにしとけ。嬢ちゃんは部屋に案内して、荷物でも置かせてやれ。この熊公と黒づくめは俺が食堂……の前に水行させとくか。じゃ、頼むぞ』


 はーいと、日本人のように返事した女性はポルを連れて二階へと上がっていった。

 やっぱり、ポルがいないと何を言ってるか全然わからない。

 フェインさんを見ると、何かを言ってから顎で向こうを指し示す。あちらに行けと言うことか。


 パルガを連れて、そっちの方に進んでいき、扉を開けると中庭らしき所に出た。

 そこには井戸が一つ。

 ふむ、これはどういうことか。

 喉でも潤せばいいのだろうか。

 井戸など使ったことはないが、使い方は大体はわかる。

 滑車を使って、紐の先に吊るされた水の入ったバケツを引き上げる。

 チラッと後ろを見てみると、腕を組んでフェインさんが待ってる。手には布。

 ……ふむ。

 この状況を考えるに、手を洗ったりすればいいのかな?

 そう推理して、井戸の水で手を洗ってみる。冷たいなぁ。


『なぁにチマチマやってんだよ、お姫様かっての。日が明けちまうぜ』


 また人間語をモゴモゴ言いながらフェインさんが近付いてきたかと思うと、俺からバケツを奪い取る。

 なんだろう。


 すると、頭から水をぶっかけられた。


「……え?」


 状況がわからず、立ち尽くす。

 すっかり長くなった髪から水が滴る。


『ほれ、じゃんじゃんいくぞ』


 バシャア!バシャア!

 続けざまに、何度も、何度も、執拗なまでに水をぶっかけられる俺。

 あれ、俺が宿に泊まりに来たんじゃなかったっけ。


 五分くらいしたら、フェインさんはようやくその手を止めた。その顔は満足げだ。


『手の掛かる坊やだぜ、まったく』


 ポツポツと、髪の先端から水が滴る。

 そのまま俺は黙って、パンツを除いた服を脱いでいく。

 ジャージに挟んでいたナイフと大蛇の牙、それとライターもそっと地面に置く。


『ほらよ』


 差し出された手の中には、布だと思っていた、着替え用らしい衣服。

 黙って受け取り、黙って着る。

 ズボンも上もぶかぶかだ。

 気温は暖かいので、濡れたパンツはいつか乾くだろう。


 ……何か、何も言えねぇ。


 そんな俺を見て、考えるように腕を組みながらフェインが何か呟く。もはやどうでもいい。


『黒づくめはこれをやると皆頭を下げなくなるんだよなぁ、不思議だぜ』


 フェインさんは悪びれた顔などしてはいない。善意なのだろう……


 謎の嫌がらせ……じゃない。受動的水洗いをパルガもして、身体を乾かした後に食堂に案内された。

 もう夜中であるというのに、今ミサラさんは俺たちの為に料理を作ってくれている。

 厨房の奥から香るあまり嗅いだことのない匂いは、不思議と口の中に唾を溜まらせる。

 食堂の中央にある横長のテーブルにパルガは俺の横に、ポルは俺の前に座るようにして料理を待っていた。

 パルガは何も言わず、とても大人しいです。


(なぁ、これなんの匂いかわかるか?)


(薬草。香草)


(へぇ、意外と美味しそうな匂いだな)


 相変わらずポルに手を額にかざしてもらいながら念話で会話する。


 ……パルガと、ポルと、フェインさん夫婦に出会い、町にこうして入り、食事を待っている。

 昨日までの密林の生活のことを考えると、なんだか幸せすぎて涙が出てしまいそうな気持ちだ。

 だけどそれもまた運が良かったに過ぎない。

 ポルという念話が使える魔法使いがいなければ、このように町に入ることも出来なかっただろう。


 そして、同時に俺は不安になる。今ここで幸運を使ってしまったなら、未来の俺にしわよせが来るのではないかと。


 そんな否定的なことをどうも考えてしまう。俺の悪い癖、というか(さが)だな。


 やれやれと自分自身に呆れながら、ポルに思念で尋ねる。


(……ポルはなんで、学校に行くんだ?)


 おっと、間を持たすために阿保な質問をしてしまった。学校といえば、勉強するために決まっているのに。一般的には。


(会得。知識。世界。……自分)


 自分?


 俺が首を傾げると、ポルも同じように首を傾げる。なんでやねん。


『ほれぃ、出来たぜ。余りの食材のあり合わせだけどな』


 ごと、と俺たちの間に微かに湯気の立つ皿が置かれる。

 山盛りに積まれている鮮やかな緑の草と小さな黄色の何かの実。それらがランプの光でてらてらと輝いている。

 思わずゴクリと喉を鳴らす。それは別に、霜降り肉のステーキというわけではない。

 でもこうやってまともな「料理」というものを食べること自体が久しぶりで、高揚した。


「………いただきます」


 丁寧に手を合わせてから、フォークのような食器を使って口にそれらを運んだ。

 まず、温かく柔らかい香草。クセのある味だが、噛んでいればそれが味を変えて独特な野菜の甘みが出る。

 そして木の実。見た目に反して苦味があるのだが、香草と濃厚な塩味のお陰でむしろアクセントとなっている。

 こんなにも人の手の加わった、温かいものを食べたのは久しぶりかもしれない。

 涙が滲む。でも俺の長い前髪で見えないだろう。食べて涙を流すなんて、変な奴だ。


『はっはっは!「イタダキマス」も久しぶりに聞いたな!夢中で食いやがってんな。そんなに美味しいもんでもねぇぞ?』


 フェインさんは他の日本人も言っていた、いただきますのことでも笑っただろう。

 フェインさんの横の椅子に座ってミサラさんも微笑んでいる。


 美味しい、美味しい。


 我慢出来ずに、黙々と料理を口に運んでいるポルの肩を叩く。

 ポルはこちらには目もくれずに手だけを差し出してきた。ポルも腹が減っていたのか。


(なぁ、ポル。「美味い」って人間語で何て言うんだ)


『……美味い』


 美味い、美味いと何回かそれを復唱してからミサラさんに顔を向けて言う。


『ウマい』


 するとミサラさんはあら、と笑顔を深くして、フェインさんはぽかんとした顔をしてからはっはっは!と豪快に笑う。

 そして、フェインさんが優しく俺の頭を撫でる。

 驚いて目を合わせたが、フェインさんは優しい笑顔を向けてくるばかり。兵士達を退かせた強面ではなかった。


『あんな土だらけで、血が付いた服を着てよぉ。苦労したんだろ?……今日はゆっくり休んでいけ』


 優しくされた嬉しさよりも、子どものように頭を撫でられた恥ずかしさが勝り、料理をもう一口食べてからやや乱暴に立ち上がる。

 ポルとパルガは残った料理の残党を夢中で片付けている。ポルにまた思念を使ってもらうのも悪いか。


「じゃあ、俺はパルガとここで寝ます」


 言葉が通じないのはわかっているが、そう言ってから食堂の壁際に座ってみる。

 それを見てフェインさんは何か言おうとしたが、頷いてから水の入った木製のコップを手に取り、差し出す。

 それを受け取り、飲み干してから人間語で「ありがとう」と言って返す。


『本当に黒づくめは謙虚な奴が多いなぁ、おい。流石に若い奴でそういうのは少なかったが』


『そうねぇ。布団だけでも用意しときましょうか』


『おう、そうしてくれ。じゃ、俺は寝るぜ。おやすみさん』


 パタパタとミサラさんが向こうへ行き、フェインさんは俺に一声掛けてから何処かへ行ってしまった。

 ポルの咀嚼する音だけが耳に入る。


『……馳走』


 やがてポルも料理を食べ終わり、部屋に戻っていくようだ。

 お腹をさすりながら階段の方に歩いてゆくポルに声を掛ける。


「おやすみ」


 意味が通じたのかポルは半身だけ振り返って、手をプラプラと振り、ギシギシと音をたてて階段を登っていった。


 ポルと入れ違いで食堂に戻ってきたミサラさんから布団を受け取って、食器を洗うのを手伝った後にはミサラさんも笑顔で小さく手を振ってそそくさと部屋に入っていった。


 ……さて、昨日出来なかった座禅でもしますか。


 こうして、異世界の町での初めての夜が更けていった。


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