仲良し 2
放課後、勉強を終えた慎吾達は、コンビニへ向かう。
静奈、夢見、立石と葛西が笑い声を上げる前を、慎吾達男子がバラバラと歩いていた。
「それにしても、テスト、なんとかなりそうで、本当に、助かったな。」
「あぁ。夏休みが楽しみだ。」
「でも、あの選択問題、意外と一文が長くて、覚えるのが大変だよなぁ。」
「それぐらいは、頑張れよ。」
「何言ってんだ。印をつけるところを覚えればいいんだから、文なんて関係ないだろ。」
「順番が変わってたら、どうするんだよ。」
「、、、、、、、、。」
「お前、、、。」
「「ヤバいな。」」
「一応、ちゃんとやってるわ。」
「ほんとかぁ。」
「どちらにしろ、ちゃんと正解を覚えとけよ、マジでヤバいぞ。」
「わかってるよ。」
「ま。頑張れや。」
「おーえんはしてやるぞ。」
「俺らもちゃんとやらないと、不味いけどな。」
「まーな。」
「確かに。」
バラバラ、コンビニに入っていく。
静奈、夢見、立石と葛西も、続いた。
「静奈、夢見。」
店に入ってきた二人を待っていて、慎吾が呼ぶ。
「何?」
「はい。なんでしょう?」
思い当たる静奈は、不審な目をして、夢見は、ニコニコと笑顔。
「とりあえず。こっち。」
手招き。
「言っとくけど、何もしてないからね。」
「何なりと言ってもらえれば、サポートします。」
適当に答えながら、二人が歩いてくる。
慎吾が、大きく息を吐く。
「昨日も聞いたけど、何かやってるだろ。」
「何のことかしら?」
静奈は、肩をわざとらしく竦めて、
「あのなぁ。」
夢見は答えず、ニコニコ。
「まぁいいや。今日は二人ともしっかり見張るから。離れるなよ。」
腕を組む慎吾に、
「いいけど。」
不満顔をする静奈だったが、
ふふっ。
悪魔笑い。
「それなら、当然、奢ってくれるのよね。」
「おいっ。なんでそうなるんだ!」
「そうなんですか?」
「いや。俺は、二人が変なことをしないように見ている側で、手をかけているんだぞ。」
「何言ってるの、そばにいて欲しいから、離れるな、て、言ったんでしょう。しょうがないから、そばにいてあげる。かわりに、当然、奢りよね♪」
「慎吾様、私は、サポートとして、必ずそばにいますので。」
「お礼に、夢見も奢るって。選ぼう。」
「はい。ありがとうございます。」
さっ、と、向きを変え、歩き出す静奈。
ペコリと可愛く頭を下げて、続く夢見。
「待てって。奢るとは言ってないぞ。それに、離れるなって。」
慌てて、二人に続く慎吾。
「はいはい。離れないでね。ついでに、慎吾のも選んであげる。」
「いや。静奈。絶対、変なの選ぶつもりだろ。」
「慎吾様、これなどはどうでしょう?」
「、、、。何で、そんなのばっかり選ぶんだ?」
「男の人は、こういったのが常に必要だと聞いたからですが。」
「静奈。」
「慎吾。これなんてどう?」
「いらん。自分で選ぶ。」
騒がしく選ぶ三人を、立石と葛西が眺めていた。
「ほんと、あの三人、仲がいいよね。」
「羨ましい?」
「ちょっとね。咲舞は?」
「ん?私?私は、混ざれば、楽しいだろうな、とは、思ってるわ。でも、、、。」
「そろそろ決まった?」
少し緊張した感の笑顔で、進藤が、籠を持って立っていた。
「うん。これをお願いしたいんだけど。」
いそいそと進藤に近づく葛西。
「私は、これお願い。」
立石も、続く。
「任せとけ。」
二人の選んだ飲み物を、籠に受け取った進藤が、レジに向かって歩き出すと、立石と葛西は、もう一度、三人を見て、続いた。
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