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異世界探索していたらエルフさんと日本に来てしまった件  作者: 尾崎芙美


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17/18

火曜日。高級な珈琲と辞めたい若者

 ピピピピピッ、朝のアラームで目覚める。0650時となった。うーん、今日も1日が始まるかぁ。『おはようアリエル』『おはよう芙美』いつもの挨拶を交わして洗面所へ。顔を洗って歯を磨いたら朝御飯の支度。今日は野沢菜茶漬けだ。お湯を沸かして御飯をチンして完成。『頂きまーす!』2人して言う。温かいお茶と、野沢菜の独特の塩気、香ばしさが合わさったさっぱりとした味わいに、『こんなに美味しい食べ方があるなんて!』と目を輝かせる。野沢菜のシャキシャキとした食感を楽しみ、異世界の野菜にはない新鮮さに感動している。『温かいお茶漬けの優しさに、思わずほっとして癒やされるわ』と御満悦の様子。『いやぁ~、いつも喜んで貰って何より』『ごちそうさまでした』2人して言う。出勤の為に着替えているとアリエルが『今日は何時頃に帰って来るの?』と聞いてきたので『多分、早く帰って来れると思う。夕御飯で何か食べたいものはある?』と聞き返すと、『美味しかったら何でも良いわ。と言うか何食べても美味しいから何でも良いわ』と返って来た。『分かった。じゃあカツ丼でも食べようかね?』『カツ丼?あの出会った時に食べさせてもらった奴ね。何やら美味しそうじゃない。良いわね!それにしましょう!』ウッ!適当に言っただけなのに過度に期待されちゃあ困っちゃう。まぁ良いカツを買って来て丼に御飯を炊いて乗せて終わりの調理で行けるだろ。『プラス明日の朝昼晩御飯は何かあるかな?』『うーん、朝御飯は昨日のパンでお願いします。昨日は卵とツナマヨだったから違う奴で!』おっ、早速ランチパックシリーズのファンになった御様子。『うん、分かった。ランチパックシリーズね、オッケー任せといて。じゃあ行って来まーす!』そう言って官舎を出る。今日は隣の奥様に出会わなかった。よしよし幸先が良いぞ。階段を一気に駆け降りて地上階へ。んで駐屯地へ。そしていざ幹部室に顔を出す。小隊長達が一斉に挨拶をしてくれる。『おはようございまーす』『うん、おはよう』そう言って返すが、第3小隊長の石原3尉が居ない事に気付く。あれ?今日休みだったっけ?まぁ良い。中隊事務室に顔を出して運用訓練幹部席に着く。PCを立ち上げてメールチェックしていると、岡本士長が珈琲の良い香りをさせて持って来てくれた。もう香りで分かる。『今日の豆も、もしかしてゲイシャ珈琲?』『そうでーす。良く分かりましたね?珈琲が好きになってきましたか?』『いやぁ、えらく香りが良いもんだから、そうかなって思っただけ。てか、高いのに2日連続で大丈夫?』『はい、大丈夫ですから気にしないで下さい。先任からお代は頂いておりますので』先任もいくら金を余らせたんだろう?確かコレ一杯1000円とかって言ってた気がするんだが。高いだけあって美味しい珈琲を飲みながら中隊事務室に慌ただしい奴らが来た。『小隊長が来てねぇ。』どうやら第3小隊長の石原3尉がまだ出勤してない様子。休みじゃなかったんだ。中隊事務室のテレビは昨日の巨人戦が劇的な逆転劇で勝利し、幕を閉じた事を報じている。よしよし今日はハゲの機嫌も良いぞ。『電話しろよ』『電話してます。けど出ないんすよ』オイオイ、マジかぁ。まさか官舎で首くくってたりしないよな?やめてくれよ。『石原3尉の官舎って何号棟だっけ?』俺が中隊事務室に問いかける。すると『確か3号棟だったと思います。3号棟の303号室です』と誰ともなしに答えが返って来た。『よし、俺が行く。先任、一緒に来てもらっても良いですか?』中隊事務室に問いかける。『良いですよ。行きましょう』と先任が答える。『じゃあ中隊長に言って来ますんで』『えっ!?中隊長に言うんですか?』『はい』それが何かと言う表情で返すも先任は『中隊長には黙っておいたほうが…』『大丈夫ですから!』昨日巨人が勝ったのを知ってるから大丈夫とは言えなかったが、『尾崎1尉入ります』中隊長室に入って『中隊長、石原3尉がまだ出勤してなくて、電話も繋がらんみたいなんで、私と先任で官舎に行って来ます』と伝えると『おーぅ、大丈夫か?まぁ若いから寝坊してるんだろう。しっかり頼むな!』と機嫌が良い。これでもし仮に昨日の巨人戦が負けだったら先任の言う通り中隊長には黙っておいたほうが良いとなったであろう事は容易に想像出来る。ってな訳で石原3尉の官舎に到着した2人。ピンポーン、『お~い、俺だ尾崎1尉だ!石原3尉、居るんだろう。開けてくれ!』し~んとしている。『やっぱり首くくって死んでんじゃないすかねぇ』怖い事言う。やめてくれよ先任もう一回ピンポーンを押す。やはりし~んとしている。試しにドアノブをガチャリとしてみる。すると意外や鍵が掛かっておらず開いてしまった。『石原3尉、入るぞ〜』2人して恐る恐る部屋に入る。玄関からリビングに行く。小綺麗にしてある。リビングには居ない。リビングから通じる和室に石原3尉がいた。『何だよ!居るんじゃないか。ビックリしたなぁもぅ!』『石原3尉どうされたのですか?出勤もせずに?』先任が聞くすると石原3尉がボソボソと答える。『いや、行こうとはしたんです。けど足が動かなくて朝、布団から起き上がれない。体が鉛のように重い。頭痛や吐き気、めまいがする。駐屯地に向かおうとすると動悸が激しくなる。仕事のことを考えると強い不安感に襲われるんです』と布団の上で答えてくれた。典型的な鬱の症状である。『困ったなぁ、病院には行ったのかい?』聞くと『行ってない』と言う。うーん、とりあえず病院へ行かせた方が良いのだろうが、確実に鬱判定を貰うよな。それが彼のためになるのだろうか?中隊として少し彼を休ませて、何とか自力回復させて中隊に復帰できればWINWINの関係になると思うんだけど。先任に意見を聞くすると『私もそう思います。中隊として少し彼を休ませてください。それから少しずつ中隊に復帰できればと思います』良し方向性は決まった。『とりあえず今日は休め。何なら明日も休んで良い。いや、ていうか今週いっぱい休め。そして話を聞かせてくれ。石原3尉の身に何が起きたのかを!?』すると一つ一つ、ボソボソと石原3尉が語り始めた。キッカケはレンジャー訓練を途中で帰って来た事だった。『でも怪我して帰って来たんじゃしゃーないわな。意思崩れじゃないんだったらそんなに気にする程ではない気がするんだが?』すると石原3尉が語る『いやぁ、レンジャー訓練を途中で帰って来たのがずっと心に引っ掛ってて、ついこないだ卒業式があったんすけど、同期達はレンジャーバッチ貰って胸に着けているのを見て俺はなにやってるんだろう?って思うとドンドン深みにハマっていく気がして。怪我したあの日に戻りたい。あの怪我した直前からやり直したいって思う様になって…。』石原3尉の目には涙が溢れている。続けて語る。『戻れ無いのは分かっているんです。でも怪我した事に対する後悔の念が強くなって…。もうどうしょうもないんです。出勤する時の横断歩道待ちでも、あぁ、この人混みの中に車でも突っ込んで来てくれたら楽になるのになぁとか思ったりして…。』そこまで思い詰めていたのか。困った奴だなぁ。『この前の演習だって防御戦闘上手く指揮出来なくて…。あぁやっぱりレンジャー途中で帰って来た奴だなぁって思われているんじゃないかと思うと、ますます後悔の念が強くなって…。もう何にも手につかない状態になったんです』そこまで言うと嗚咽で何も言えなくなってしまった。『ウッ、うぅ〜、スイマセン、グスン。もぅ、自衛隊いっその事辞めたいですぅ』分かった。コイツは人一倍繊細な奴なんだ。だからこんな誰も気にしてない様な事を気にしてしまうんだ。『なぁ石原3尉、石原3尉がレンジャー途中で帰って来た事なんて誰も気にしてないよ。石原3尉がそこまで思い詰める必要はないと思うよ』『俺も悔しいから、また来年チャレンジさせて下さいって中隊長に言ったんです。そしたら中隊長は駄目だって。代わりに英語過程へ行けって…』幹部英語上級課程か。石原3尉は幹部候補生学校の成績が優秀なので、前々から英語課程の話が来ていた。しかもTOEIC900点も持ってるのでいきなり幹部英語普通課程を飛ばして幹部英語上級課程へ入校の話が上級司令部から来ていた。TOEIC900点も持ってるのなら今更幹部英語上級課程すら必要ない気はするが、如何せん、幹候(幹部候補生学校)の成績が優秀なだけに彼にとって英語課程は必修の入校課程であると言える。優秀であるが故のジレンマである。『石原3尉は来年もレンジャー受けたい?』聞くと『はい!是非ともリベンジしたいです!』と目が輝いた。おっコレなら行けるかも知れない。来年のレンジャー入校で棒でニンジンを釣るみたいに目標を明確化させる事で、鬱々とした状態から抜け出せるかも知れない。『分かった。石原3尉の希望は分かったよ。来年のレンジャー入校の調整をしよう。幹部英語上級課程と時期が被らなければ良いのだから春レンジャーか秋レンジャーか師団のレンジャーか富士学校のレンジャーかで調整が効くだろう。幹部英語上級課程はいつやるか帰って確認しないと分からんけど、まぁ大丈夫だろうレンジャーは春か秋かの2つがあるし』『本当ですか?』『あぁ、約束する。来年のレンジャー訓練にねじ込んでやる。その代わり富士学校の幹部レンジャー課程じゃなくて師団の陸曹主体のレンジャー訓練になるかもしれないが。そこは我慢してくれよ!』『はい!ありがとうございます』大分表情が明るくなって来た。しかし今日は無理せず休めと言って石原3尉の官舎を後にする。帰り道、先任が『石原3尉レンジャー訓練帰って来た事あんなに悩んでたんですね。ビックリしましたよ。誰も気にしてないっていうのに』『そうですねぇ。俺も陸曹レンジャー卒業はしましたけど、やっぱ途中で駄目だった奴らは悔しい気持ちがあったんだろうなって今になって思いました。レンジャー卒業できない人がいるからこそ輝いて見えるんだな、レンジャーバッチって』今まで思いもしなかった事だった。さてひとまず中隊長に報告だ。さて何て言って報告したら良いか…。『尾崎1尉入ります』中隊長室に入る。『中隊長、石原3尉なんですが、体調不良で今日はお休みさせて下さい。ちょっと長引きそうな風邪でした』『おーぅ、そうか。分かったよ』機嫌が良いから良い意味で流してくれる。中隊長には本当の事は言わないでおこう。先任に『中隊長には体調不良でお休みさせて下さいって言いました。なので、話合わせてもらえますか?』と言うと先任も『それが一番良い案です。私と運幹で今日の事は内緒にしましょう』流石は先任、星の数より飯の数とは良く言ったもんだ。分かってらっしゃる。今日は体調不良でお休みで、明日も引き続き体調不良でお休み。明後日も引き続き体調不良でお休み。明々後日は回復傾向だけど微熱があるので大事をとってお休み。そしたら土日を挟んで月曜日から復帰。で良いんじゃないか?今週いっぱい休めば心のケージも回復するだろう。それでもダメなら病院かなぁなんて考えてると、『石原3尉は結局、何だったんすか?』と聞いて来た。田中1士だった。『石原3尉電話でないんすよねぇ』こいつもしかしてまだ掛けてたんか?『いや、只の体調不良だったからもう連絡しなくて良いよ』『そっすか?じゃあもうしないっすよ』危ねぇ〜!まさかのダークホースだったな、田中1士お前が石原3尉を追い詰めた真犯人じゃないのか?と思いたくなるような行動だったが、気付いて良かった。もしかして他にも電話している奴らがいるんじゃなかろうか?と思い第3小隊の面々に確認をとった所、田中1士以外に電話を掛けている奴はいなかった。不幸中の幸いとでもいうか、何と言うか。今日は午前中は石原3尉に思いを致す事に費やして何も事務作業は進まなかった。パッパカパッパ、パッパッパッパッ、バーバッバッパッパッパッ…昼飯のラッパがなる。もうこんな時間か。一人幹部食堂へ向かう俺。今日の昼飯は茨城の御当地メニューでけんちんうどん又はけんちんそばの選べるメニューだった。悩んだが、そばにした。もともと年越しそばには、その切れやすさから一年の苦労や災厄を断ち切るというポジティブな意味があり、これが転じて特定の関係を断つ際にも使われるようになったと言う事から、石原3尉の鬱々とした気持ちを断ち切るにはやはりそばだろうと思ったからだ。冬に美味しい根菜類の野菜がいっぱい摂れて隊員に人気の麺類だから、美味い。『はぁ~、ごちそうさまでした』言うなりサッサと席を立つ。食器を返納して中隊事務室に帰って来た。今日もお昼の珈琲あるかな、などと考えてると、岡本士長が『運幹、珈琲如何ですか?』と聞いて来た。2つ返事で『うん、お願いします』と言ってしまった。いやぁ~、前のめりだったかなぁ。昨日に引き続き、反省する。しかしゲイシャ珈琲の香りには抗えず、『どうぞ』とだされて、すぐさま『頂きまーす』と飲んでしまう。ゲイシャコーヒーは、ジャスミンやバラのようなフローラルな香りと、柑橘系(レモン、ベルガモット)のフレッシュな酸味、蜂蜜のような甘みが特徴の、紅茶のような華やかな味わいが特徴。苦味がほとんどなく、コーヒーの概念を覆すような透明感とフルーティーさで、世界中の愛好家を魅了する最高級の珈琲である。いやぁ、一言で言うと美味い。ただそれだけ。ゲイシャ珈琲のおかげで昼休みは眠たくならず、午後の事務作業もはかどった。なので今日も1500時からの体育訓練に参加する事となった。今日の体育のメニューは 10㌔のビルドアップ走(Build up Run)1㌔〜3㌔までが㌔6分ペース、4㌔〜6㌔までが㌔5分30秒ペース、最後の7㌔〜10㌔までが㌔5分ペースで走る。俺のちょっとだけ嫌いなメニューではある。だってキチイんだもん。真面目にやったら。それでも今日のペースは俺からしたら貰いなペースなのでラッキーって感じだ。最初の1㌔〜3㌔は㌔6分とゆっくりしたペースなので石破士長と話をした。他愛もない話だった。4㌔〜6㌔までは少し息が上がる位で大した事も無かったんだが、石破士長が話す力を失った為、話す相手がいなくなった。最後の7㌔〜10㌔は俺も少し息が上がって来た。が少し物足りないので、体育訓練を仕切っている陸曹には悪いが、先に行かせてもらった。最後のタイムは㌔4分だったまぁこんなもんかな我ながら仲々良いタイムで走ったと思う。年齢の割に走れている方であると自負している。他にもちらほら俺の後についてきた奴らがいる。最近の若い連中は…、情けない。俺が陸士の頃は、もっと速いタイムで走っていたのになぁ。たるんどる。こんなオッサンが中隊の先頭切って走って、もっと危機感持てよう。と思う。『いやぁ~、速いっすね、運幹』石破士長が話掛けて来た。『駄目だよ、若い連中がこんなじゃ。陸士が先頭切って走っている位じゃないと』『すんません。駆け足苦手なんすよね』石破士長が言う。確かに石破士長はどちらかと言うと銃剣道タイプだから、駆け足はからきしだったのは分かる。でも他の陸士は何やってんだっつ〜話でよ。『すんません。明日からは陸士は全員駆け足に参加させますから。運幹なんかに先頭切って走らせてあげませんから』偉い挑戦的だなぁ。そっか足が速い奴が今日はたまたま参加出来てないのか。そっかそっか。それなら納得。明日は俺を負かす奴が出て来るって訳だ。うん、我が中隊の陸士もまだまだ捨てたもんじゃないね。そう思うと妙に晴れがましい気持ちになった。明日が楽しみだ。体育訓練終わりでそのまま終礼。はぁ~、今日も1日終わりましたっと。さて今日も17時ポン(5時ポン)して良いかな。中隊事務室で一応聞いてみる『なんか業務で滞っているとこない?俺、今日も帰ろうと思うんだけど?』『特にない〜っす』敦賀1曹が言う。『他の皆は?』『ありません』『良し!じゃあ皆も早く帰って家族に尽くせよ、じゃあ』『お疲れ様でした〜』足早に中隊事務室を出てきた。

 さて今日のエルフさんはと言うと、午前中に日本語のお勉強。ひたすら芙美のエルフ語訳をつけてもらったテキストをやる。2時間程して、やっぱり昨日みたトトロが気になるわ。もう一度観てみましょう!エルフであり大学教授である彼女にとって、トトロは未知の強力な精霊に見えるようです。『これは土の精霊? それとも森の守護獣かしら?』と、その魔力や属性を真剣に分析しようとする。

    〜マックロクロスケに大はしゃぎ〜

『かわいいわ! この黒くてふわふわした子たちも精霊なの?』と目を輝かせる姿が。彼女は猫好きという事もあって、ネコバスが登場した時には『乗ってみたい!』と大興奮するのです。

 トトロに描かれる昭和の田舎風景を見て、『芙美の世界の昔はこんなに自然が豊かだったのね』と、自分の故郷(夢の世界)との共通点を見つけて喜んでいます。『私たちもいつか、こんな静かな場所へ一緒に行きたいわね』

  〜現代日本の「技術」としてのアニメに驚く〜

異世界にはない「アニメーション」という表現技法そのものに、『絵が動くなんて、日本の魔法は凄いわ!』と、改めて日本の娯楽のクオリティに感銘を受けるアリエルでありました。

 さてお昼御飯今日は出前一丁だけね。餃子も焼売も春巻も昨日で食べ尽くしてしまったから。お湯を沸かして麺を茹でる。3分後完成したラーメンの魔法の小瓶(ごまラー油)」に釘付け

仕上げにラー油を垂らした瞬間、立ち上る香ばしい匂いに『! 今、何か魔法がかかったの? すごく良い香りがするわ!」と鼻をひくひくさせて身を乗り出してしまいます。

    〜「ツルツル」の食感に感動〜

 一口食べて、『この細い麺、喉ごしがとっても滑らかだわ……! 夢の世界のパスタとは全然違う食べ物ね』と、日本のインスタント麺のクオリティに目を丸くするのです。

    〜スープを飲み干して「ぷはぁ」〜

醤油ベースの安心する味に、『どこか懐かしくて、体中に染み渡るような優しさがあるわね』とほっこり。精霊術で疲れた体に塩分と旨味が染み込み、幸せそうな笑顔を浮かべます。

パッケージの「出前坊や」に興味

袋に描かれた出前坊やを見て、『この男の子は、芙美の世界の精霊の一種なの? とっても働き者そうね!』と、日本独特のキャラクター文化を精霊と勘違いして解釈してしまいます。

    〜異世界の保存食としての評価〜

お湯を入れるだけでこんなに美味しいものができると知り、『これを夢の世界(故郷)に持っていけたら、冒険者たちが泣いて喜ぶわ……』と、真剣に物流の可能性を考え始めます。

 そんなエルフさんもお腹いっぱい食べた後は眠たくなってしまいます。ちょっと寝るつもりです。ちょっとで済むのでしょうか?案の定起きたら1600時、マジかぁ。寝過ぎたわ…。結局残りの2時間を芙美のテキストで勉強して、芙美の帰りを迎えるのでありました。

 一方その頃、芙美が帰り道の足でで向かうのはスーパーである、明日の朝昼晩御飯を購入するのと、今日の晩御飯のカツを買いに行くためだ。まずはお惣菜コーナーから攻める。コロッケとカニクリームコロッケが美味しそうだから、これをおかずに白飯持ってきゃあ良いよな。白飯は家で炊いた奴を持ってきゃあ良いし。そうしよ。さて朝御飯はっと。パンコーナーへと移動する。ランチパックシリーズの定番である、ピーナッツとハムマヨネーズをチョイスした。さて今日の晩御飯はカツ丼だからな。冷凍食品コーナーへ向かう。カツ丼2人前をカゴに入れてさぁお会計。袋に詰めて家路を急ぐ。官舎に帰って来た。ガチャリ、『ただいま〜、アリエルどう?勉強の方は、はかどった?』聞くと『う、うんソレナリにね』午後いっぱい寝てしまいましたとは言えない。『明日の朝御飯はランチパックシリーズのピーナッツとハムマヨネーズを買って来たよ。お昼御飯はコロッケをおかずに白飯、晩御飯はカニクリームコロッケをおかずに白飯、白飯は今日炊いて持って行く』『わ〜。美味しそうツマミ食いしちゃ駄目?』『駄目!』他愛もない会話が弾む。『じゃあ夕御飯の支度するからちょっと待ってて。』『うん、私、お風呂掃除してくる』『あぁ、助かるよ』そう言って炊飯器に御飯をセットする。5合炊きなので少し時間がかかるが今日は味噌汁も作っちゃおう。ふえるわかめちゃんに豆腐を切ってネギも少々入れて、お味噌を溶かせばハイ完成。そうこうしてるうちに御飯も炊けて丼に御飯を盛ってチンしたカツを盛ったらハイ完成。今日の晩御飯のカツ丼、味噌汁・お新香付き。アリエルはチンしている最中にふんわりと漂う匂いに、思わず唾を飲み込むほど期待に胸を膨らませていました。『カリッとした表面と、豚肉の美味しさに非常に満足だわ』 揚げたてのカツを卵でとじるという発想に驚き、『サクサクの部分と、出汁を吸って柔らかくなった部分の両方が楽しめる』と絶賛します。『卵がフワフワでクリーミー』という感想で、『肉と卵、ご飯の一体感に感動する』醤油と砂糖、出汁ベースのタレが『中毒性があるわ』日本の豚カツ(特にヒレカツなど)の柔らかさに驚き『口の中で溶けるわ。一杯で肉、卵、ご飯がバランスよく摂れるため、非常に満足感があるわ。完璧な食事ね』『いつもながら素晴らしい感想だね。美味しそうで何よりですよ』『ごちそうさまでした』2人して言う。時刻は1830『さっ、お風呂に入りましょ、芙美』『おっ、おぅ、そうだね。お風呂に入らなきゃだね』『昨日体を洗う時に拒否反応を示していたから、なんか不思議』そうは言っても俺の息子も正直な反応で困っちゃう。2人してスッポンポンになりお風呂に入る。エルフさんの肌が透き通る様な白色で困っちゃうよ。目のやり場に困っちゃうんだけど。アリエルが髪を洗い出したので、俺も髪を洗う。しかしどう考えても俺の方が早く洗い終えてしまって体も洗い終えてしまった。仕方無いので湯船に入る。『ふぃ〜、良い湯だなぁ!』なんて言ってるとアリエルも体を洗い終えて湯船に入って来た。官舎の浴槽なので正方形のやや手狭な湯船である。2人して入るともういっぱいで動けない。熱くなって来た俺は湯船から上半身を出すと湯船の肩部に座った。ちょうどアリエルの顔の前に俺の立派なイチモツが来てしまった。するとアリエルがパクリと咥えながら手で擦って来た。『うっ!あぁ~良い!良いよアリエル!』ジュル、ジュルル〜、音をたててしごき始めた。イキそうになるのを必死で耐えながら、アリエルの頭を掴んで前後運動させる。すると喉の奥に当たったのかプハァ、とフェラをやめてしまった。アリエルを立たせると昨日同様に後から挿入した。アリエルはもう完全に濡れていて挿入はスムーズだった。パン、パン、パン…、『あぁ~、イキそう』『中は駄目よ!芙美!』パン、パン、パン…『あぁ、分かってるって』『あっ♡ああっ♡』『もう完全にイキそう…』『アタシもイキそう…イク〜』ドピューッ。アリエルのアソコの外側に盛大に出してしまった。『はぁ。気持ち良かった』『アタシも芙美♡スッゴイ気持ち良かった♡』イッてしまうと眠たくなってしまうのは何故だろう?でも寝る前に一仕事ある。明日の弁当作りだ。さて弁当箱に残りの御飯を詰めて、コロッケとカニクリームコロッケを詰めて枕元に置く。これで明日の弁当は用意出来た。時刻は2000時向こうの世界で0800時に目が覚めるはずである。

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