助手のイシルリエル・ティタニアちゃん
0700、目が覚めると、そこはいつもの長屋ではなかった。そうか、またアリエルの家に泊まったんだっけ。アリエルも目を覚ます。『おはようアリエル』『おはよう芙美』早速だが朝御飯にしよう。『アリエル、お湯を沸かしてくれないか?今日は3食ともカップ麺なんだ』『分かったわ、ちょっと待っててね』そう言うと魔法で鍋に水を張り、火を掛けた。『凄〜い!便利だね、魔法って』そう言うとアリエルは得意そうに笑った。『うふふ、もっと褒めても良いのよ?』あっという間にお湯が沸く。『沸いたわ、芙美』『あ〜っ、ありがとう』そう言うとワンタンしょうゆ味を2つ取り出してお湯を注ぐ。3分待って出来上がり。『さぁ頂こうかアリエル』『頂きまーす』2人で言う。『うーん、このツルッと滑らかな舌触りと口の中でフワッと消え去る様な食感はたまらないわね。スープも旨味があって美味しいわ』『漢字で雲を呑むって書いて雲呑麺、ワンタンメンだからね。まるで雲を食べてるかの様な美味しさだよね』『ご馳走様でした』2人で言う。さ〜て、今日は何をしようかな。『今日は助手のイシルリエル・ティタニアが来る日なのよね。』『助手がつくの?凄〜い!』『まぁね。ドラゴンの卵の孵化なんて滅多にない研究機会だからね。予算と助手がつくのよ』『そのイシル…何とかさんとは顔見知りなの?』『顔見知りも何も、アタシの後輩よ。エルフ大学教授としてのね』そう言うと髪をセットし始める。『日本でのシャンプーとリンスが思いの外、良くって髪質がサラサラになったわ。日本って凄いわね、今度こっちにもシャンプーとリンスを持って来たいわ』『じゃあ今度、こっちの世界用のを買いに行こう』『ありがとう芙美!大好き』そう言うと抱きついて来た。たまに見せる甘え上手な所にやられそうになる。それよりもイシルリエル・ティタニアちゃんである。助手と言うからには、俺もある程度は絡むだろうから、どんな奴なのか知っておきたい。『そのイシルリエル・ティタニアちゃんってのはどんな人なんだい?』『うーん、妹キャラかな、一言で言うと。芙美が想像してる様な、嫌なエルフではない事は確かだわ』見透かされていた。まぁ当然っちゃあ当然なのだが。『人間族だからって差別的ではないんだ?』ど直球で聞いてみる。『そうよ。助教授なんだけどね、まぁ、人の物を欲しがるのが玉に瑕かしら』『そうなんだ、人の物を欲しがるってのが気になるけど、まぁ総じて良い奴って事でいいのかな?』『そうね。そう思って頂いて結構よ』気になる新キャラを前に一抹の不安がよぎる。人の物を欲しがるって事は、ドラゴンの卵も欲しがるんじゃ?もし、万が一、戦う事になったらどうしよう?不安しかない。時刻は0800『さっ、大学へ行きましょ。芙美も一緒にくるでしょ?』『あっ?あぁ、お邪魔しよっかな!?』突然のお誘いに困惑しつつも一緒に行く事になった。エルフ大学、そこはエルフ族の最高学府であり、エルフ族の政治・経済にも大きな影響を発揮する機関でもある。ここの卒業生には一流の政治家や経済界の重鎮などがいる。エルフ大学はそれらのエルフに重大な影響力を持っていて、事実上のエルフ族意思決定機関の様相を呈している。その学長たるのがスランドゥイル・レゴラスである。勿論レゴラス等は人間族を下に見ている訳だが、これはレゴラスに限らず殆どのエルフがそうなのであってアリエルの様な差別意識を持たないのが邪道と言うか傍流と言うか。そしてこれから会うイシルリエル・ティタニアも差別的な意識は持ち合わせてはいなかった。エルフ族としては邪道である。0815大学へ到着すると、アリエルの研究室に既に誰かがいた。そう、イシルリエル・ティタニアである。アリエルは『おはようティタ。早いのね』と挨拶をする。すると『おはようございます、先輩。ドラゴンの研究のお手伝いなんて願ってもない。こんなまたとない機会逃す訳には行きませんからね!』と返す。『紹介するわ、人間族の尾崎芙美よ。最近のアタシのバディね』『尾崎芙美です。宜しくお願いします』そうやって手を出した。握手しようとしたのだ。すると、ティタニアも手を出して握手に応じた。『イシルリエル・ティタニアです。長いからティタで良いわ』何か感じ良いエルフで助かった。大抵のエルフは人間族を下に見るからなぁ。『早速だけど、これドラゴンの卵暖めるのにマフラーを巻いてるんだけど、他によい方法がないかしら。と言うか暖める役をティタに任せたいのだけれどやってくれるかしら?』『えっ!?良いのですか?任されたいです。はわわ〜これがドラゴンの卵なんですねぇ!』嬉しそうに卵を抱えるティタ。それを横目でやっと渡せたと言わんばかりのアリエル。『アタシ最近、夜が忙しくてね、卵に付きっきりになれるエルフを探していたのよ。ティタあなたが居てくれて本当に助かるわ』『夜が忙しいってまさか、そう言う事ですか?』ティタが何やら勘違いしている。アリエルも気付いたのか『そう言う事じゃないわよ。今は詳しくは言えないけど、冒険に出てると言うか、違う世界を旅しているの』そこまで言うんだったら全部言えば良いのに余計な勘ぐりをされたら困らないかな?そう思っていたが意外と、『分かりました…、先輩。いつか私も連れて行って下さいね』と納得したものの。いつか連れて行って下さいはどうするのだろう?小声でアリエルに聞く『大丈夫よ。いつかはって言ってたでしょう。そのいつかは永遠に来ないって分かってるわ。日本にもあるでしょう?本音と建前って奴よ!』『なぁーんだ。それなら良いか』しっかしエルフ族の文化にも日本の本音と建前みたいなもんがあるとはな!勉強になった。ティタはマフラーを剥がすと自らの懐に卵を入れた。『うーん、マフラーに代わる良い方法って言ってもこれしか思い浮かば無いんですよね』アリエルも溜息を一つ。『アタシもそう思ったわ。でも四六時中、
懐に抱えるのは流石に無理があるのよ』ティタも溜息を一つ。『でも流石にマフラーだけじゃ…』『それを考えるのが貴女の仕事よ。ティタ』『うぅ、分かりました』ティタが色々と考え始めた。『さて、面倒な仕事は減ったし。今日は芙美とアチコチでデートでもしますか♡』『デデデ、デートだって!?そんないきなり言われても…』『あら、アタシとじゃ嫌だって言うの?』『そうは言ってない。けどいきなりデートって言われても、こっちの世界のデートスポットに明るくないと言うか…何というか…』『まぁ良いじゃない。とりあえず行こっ』アリエルが腕を組んできて連れ出そうとする。するとティタちゃんが『ストーッブ。何してるんですか、先輩!私を置いてデートですって?何考えてんですか』『あ〜ら、ティタ。焼き餅焼いてるの?可愛いのね』『違います。先輩が卵を置き去りにしてどっか行くなんて、研究者としてどうかなって言ってるんです』ド正論である。流石のアリエルも分が悪いかと思っていたら『良いこと、ティタ。貴女は助手、私は研究者。助手は研究者の助けをするのが仕事。研究者に今、仰せ使ったのは卵を暖める事。良いこと?貴女はただただ卵を暖めておけば良いのよ』『そんなぁ、私だけ置いてけぼりで、2人して何処行くんですかぁ?』『それは今から決めることよ。それじゃあ、よろしくね!』いうなり研究室を出てきてしまった。『アリエル、ちょっとだけ可哀想な気がするんだけど』『あら芙美、もしかしてティタに惚れたんじゃないでしょうね!』『いや、そんなんじゃないけど。何ていうか、ティタちゃんはアリエルともっと共同で何かしたかったんじゃないかな?、それがいきなり卵暖めとけって地味な仕事を押し付けられた挙句、一人ぼっちにさせられて…』『いいのいいの。これでティタの欲しがるモノは卵ではなくなったはずだから。』『???どういう事?』『まぁー、今は分からなくても良いわ。いずれ分かる事だから。それより何処行く?何処行きたい?』『ギルドが今日から一週間営業するから、ギルドに行こうと思ってたんだけど』『えぇ~、ギルド?つまんない。』『つまんないって言われてもこっちの世界でギルドに入り浸ってたからなぁ。ギルド以外をよく知らないって言うか…』『もぅ〜しょうがないわねぇ。今日はアタシが色々と案内してあげる。まずはポルトガに行って不足分の支払いを済ませて来て頂戴、その後アタシのオススメコースでデートしましょう♡』『分かった。分かった』えーと、まだ返納してない馬があったはず。『とりあえず行って来ます』『気をつけてね〜』アリエルにもらった2万2千ゴールドを握りしめ西へ進路をとる。0930ポルトガの街へ到着する。急いであの店に駆け込む。『スイマセン、昨日の者ですが、不足分の支払いに来ました』すると店主が驚いた顔で『アンタもう持ってきたのかい?ウチはある時払いの催促無しだよ』『いや、でもこう言うのはしっかりしなきゃと言われまして…』『いやぁ、よく出来たカミさんだねぇ。大切にするんだよ!』いや、婚約したわけじゃ…結婚したわけじゃ…ない…よな?『ははっ、そうですねぇ〜』冷や汗がたらり。アリエルはどこまで本気なんだろう?『ありがとうございました』そう言って、言われて店を出てくる。再び進路を東へ取りエルフの里へ到着。すると待ち構えていたアリエルが手を出す。『昨日の借用書類は?』『あぁ、ここにあるよ』差し出す。一つ真珠のネックレスを割引販売する事、一つ金額の不足分は結婚後、暮らしに余裕が出てきてから返済する事、一つこの真珠のネックレスを贈った相手とは何があっても一生添い遂げる事。ひと通り読んだアリエルは借用書類を大事そうにしまった。『これはアタシが責任持って預かっておくわ。失くしたりしたら困るものね』『あっ!?あぁ、良いけど』そう言ってアリエルは研究室の小箱の中にしまってしまった。さてと、どこにいこうかしら?時刻は1100に差し掛かろうとしていた。『ちょっと早いけど昼飯にするかい?』するとアリエルが『研究室で食べるのはマズイわ。ティタがいるもの。あまり日本の事知られたく無いのよねぇ』『じゃあどっか行こう』『中央通り商店街に行きましょ。アソコならオシャレなカフェもあるし』2人で歩いて行く。15分程で到着した。『ここがエルフの里の中心街って感じのトコだね』アリエルが返す。『そうよ。オシャレなお店が多いでしょ。アタシの行きつけのカフェに行きましょ。』アリエルについて行く。ここよ。喫茶エスポワールと書かれた大看板はここが古くからやってる店だと教えてくれる。カランコロン。ドアを開けるとエントランスベルが鳴り響く。『いやぁ~、雰囲気のある店だなぁ』するとアリエルが得意そうに、『ここのカフワは最高に美味しいの』カフワとはこっちの世界で言う珈琲の様な飲み物で香りが色々と楽しめるのが特徴だ。『いらっしゃいませ、ご注文は?』給仕がやって来た。『今日の店主のオススメカフワを2人前と、お湯をやかんで頂戴』『かしこまりました。お湯は先にお持ちしますか?それとも後にお持ちしますか?』うーんと悩むアリエル『悩む事ないじゃない。先に下さい』しかし給仕の反応は無い。そっかぁ俺が人間族だからか!アリエルも察したのか『お湯は先に下さい』と言うと給仕は『かしこまりました』と下がって行った。『ゴメンね芙美、気を悪くしたでしょう』『いやいや、慣れてるから全然!』実際もっと酷い差別もあった。それに比べれば優しい方だ。そうこうしてるうちにお湯が来た。早速カップヌードルビッグシーフード味にお湯を注ぐ。待つこと3分。良い匂いがしてきた。さぁ頂こうアリエル『頂きまーす』2人して言う。『うーん、美味しい。この魚介エキスって言うのかしら?本格的で濃厚でたまらないわ。あと具材が豪華ね。カニカマ、スクランブルエッグ、キャベツ。これはもう病みつきになるわね。重ね重ね、マイルドでクリーミーなスープがたまらないわ』『このシーフード味の良さが分かってくれて嬉しいです。この味を選んだ甲斐があったよ』あっと言う間に完食。スープまで飲み干してしまう始末。『本当はスープは体に悪いから残した方が良いなんて言われてたりもするんだけど』『そうなの?具体的にどう悪いのかしら?』『うーん、具体的って言われても…。塩分が多いとかだったかな?』『芙美もよくわかってないのね?』『そう言われると身も蓋もない』確かに体に悪いとは言われているが、具体的に説明しろって言われると言葉に詰まる。まぁ良いラーメンは美味しいのだから。美味しいは正義である。そうこうしてる間に今日の店主のオススメカフワがきた。給仕はアリエルに出す時だけどうぞと言った。俺には無言で出して来た。まだ強くガチャンと出さないだけ可愛げがある。食後のカフワが美味しい『美味しいね、アリエルこれは何処の豆なんだろうね?』『聞いてみる?スイマセン』給仕を呼ぶ『今日の店主のオススメカフワは何処の豆なんですか?』『トールキン産の豆です』アリエルに聞く『トールキンって何処にあるの』『エルフの里から北へ30分の所にある村よ。エルフ族と仲の良いホビット族が住んでいる所ね』ここまで話して給仕に『ありがとう。このカフワ美味しいわ』『どういたしまして』と給仕が下がって行く。『さて、これからどうする?何処行きたい?』『そのホビット族の村とやらに行ってみたい気もするなぁ』『ホビット族の村なんて何もないわよ。畑しかない』珍しい。アリエルが他の種族を下に見ている。その事を伝えると、『べっ別に下になんか見てないわ。ただ田舎だなって思ってるだけよ』『じゃあ、もう少し中央通り商店街をぶらっとするのが良いかな?』『賛成、それが一番良いわ』なんだかんだで2人ともカフワを飲み干した。『じゃあ行きましょ』喫茶エスポワールを後にする2人。『アタシ行きたいお店があるんだーっ』『いいよその店に行こう』『やったー。ありがとう芙美』暫く歩くと高級そうなブティックの店の前で止まった。ミニョン・エ・スティル中央通り店『ここよ、入るわよ』カランコロンここでもエントランスベルが鳴り響く。化粧品からバッグまでありとあらゆる小物が取り揃えられた店である。アリエルはバッグに夢中になってる。『ねぇ芙美これなんかどうかしら?中はマジックバッグになってて収納容積は3㎥ですって。オシャレで使い勝手がよいのがこのブティック、ミニョン・エ・スティルの良い所ね』アリエルは散々悩んだ挙句、オシャレで使い勝手が良いと言っていたバッグを一つ買う事にした。30万ゴールドもする買い物をよく平気でできるよな。金銭感覚の違いに慣れない私がいます。ふと腕時計をみると15時もうこんな時間なんだ。近くの喫茶ルナ・ラテでカフワ休憩をとる。ここの給仕さんは俺にも挨拶をしてくれて好感触。外は寒いけど中は暑くて思わずアイスカフワを頼んでしまった。11月だと言うのに。ここで重要な事を話さなくてはならない。意を決してアリエルに言う。『アリエル大事な話があるんだ。』『なぁに』アリエルが言う。『実は明日から演習で土曜日まで泊まり込みで訓練をするんだ。つまり、アリエルと添い寝が出来ない。だからもし今日現代社会に行ったら、土曜日まで帰ってこれない』『へぇ~、それで?』『いや、それでって。どうするアリエルはどうしたい?って話でさぁ』『う〜ん、そうねぇもし、芙美が良ければだけど、現代社会の官舎でお留守番させてもらえないかしら?卵はティタが暖めてるから問題ないし、日本語勉強の強化期間になってアタシは嬉しい』おぉ~、意外な答えだ。てっきり一人ぼっちは寂しいからこっちの世界に残るって言うと思ったのに。『じゃあ分かった。官舎で土曜日までお留守番頼みます。御飯は…残ってる冷凍食品を食べてもらって、それが尽きたら買い物に行って貰うしか無いから、現金とガードを置いてくね。クレジットカードの使い方なんだけど…。レジでの支払いの時にカードでお支払いが出来るのね。その際、一回でって必ず言って欲しい。まぁそこまで日本語が通じるか分かんないけど』『あら、芙美。アタシを誰だと思っているの天下のエルフ大学教授のララノア・アグラリエル様よ。馬鹿にしないで欲しいわね。その位の日本語能力はもう身に付けてよ。』『だと良いんだけど、教範の日本語と実際の日本語は少し違うからね。喋れる様になったら俺と日本語で話してみよう!』楽しくお喋りをしていると時刻は1700『アリエル、そろそろ夕飯にしない?』『そうね、夕飯にしましょう。夕飯は何かしら?』『カップヤキソバUFOです』『カップヤキソバ?カップ麺でヤキソバなんて出来るの?』お湯を入れた後にそのお湯を捨てるんだけどね。まぁ百聞は一見にしかず、『スイマセンお湯下さい。あとお湯を入れるボウルも下さい』そう注文するとお湯とボウルが来た。カップヤキソバUFOにお湯を注ぐ。3分待って出来上がり…ではなかった。ここからひと手間あるんですよ。『お湯をボウルに捨ててっと』『凄〜い、お湯捨て用の穴が付いてるのね』『そうそう。で、ソースをかけて、麺全体に絡ませて最後に青のりをふりかけたら出来上がり!』この時点で暴力的な良い匂いが店中を支配していた。他の客からの視線が痛い。『頂きまーす』2人して言う。ズッズゾゾー、音を出して食べる。『ヤキソバもすすって食べるの?』『うーん、人によるかなヤキソバはすすって食べない人もいるよ』『アタシも一回はすすって食べてみるべきよね』ズッズゾー。アリエルが音を出して食べる。ズッズゾー。『何故だがすすって食べた方が美味しい気がするわ』ズッズゾゾー。2人して夢中で食べている。周囲の視線も何のその。『はぁー美味しかったわ。ソースが濃いのと香りが凄く良いわ。麺が太くてモチモチしてて美味しいし、最後にキャベツのシャキシャキがたまらなかったわ。一度食べ始めると止まらなかったわね。ジャンクフードとしては完璧ね!』『そんなに気に入ってくれたのは嬉しい。さぁもう帰ろうか』時刻は1730を回っていた。1800アリエルの研究室に戻って来た。『遅いですよ〜、先輩どこ行ってたんですか!?』『ちょっとね。喫茶エスポワールとブティックミニョン・エ・スティルと喫茶ルナ・ラテと巡って来たのよ。みてこのバッグ可愛いでしょ』『あ〜っ、先輩ズルイよぅ。私にも買って下さい』『自分で稼いて買いなさい』『先輩、冷たい!鬼!ケチンボ!』『そんな事言ってると助手から外すよ!?』『ふぇぇ、ごめんなさい』そんなやり取りをしてるのに今日の夜から不在する件は伝えなくて大丈夫かとそっと耳打ちする。すると思い出したかのように『ティタ、アタシ今晩から土曜日まで帰って来ないからヨロシク』『ふぇっ?私一人で卵暖めるんですかぁ?』『そうよそのための助手なんだからね!ちゃんと暖めること。あと何か気づいた事があったらメモしといてヨロシク〜』『ちょっと待って〜、先輩〜!』大丈夫かとアリエルに尋ねると『大丈夫!あの娘はああ見えて強いから!』まぁ先輩がそう言うのならそうなんだろう。研究室を後にする。アリエルの家に到着したら1820を回っていた。さぁ寝ようかアリエル現代社会の0620へレッツ・ゴー!




