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渋谷〇〇書店日誌  作者: 粉雪@『魔術師の杖』


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16.195番 くるりワールド書店さん

 195番くるりワールド書店の棚

挿絵(By みてみん)

 195番くるりワールド書店さんの棚主さんは『きえこ』さんという。


『くるりのハートのプレゼント』

『くるりのハハハハハ!』


 2冊のパラパラ絵本がメイン商品。なんと世界40ヵ国の食文化を勉強するために回られた、その過程で『くるりちゃん』というキャラクターが生まれ、パラパラ絵本ができたという。


 そのあたりのことは『くるりのわくわくたび』という小冊子にまとめておられる。


 昔懐かしノートの隅に落書きしたパラパラマンガを、カラーにしたような絵本には、まったくセリフがなくてパラパラするだけでほっこりする。


 このパラパラ絵本、背表紙はそれぞれ17言語で印刷されており、外国からの観光客が見つけて、手に取ってパラパラめくると笑って、お土産に買って行かれることもある。


 棚主のきえこさんは、いろいろな活動をされるクリエイターさんだ。ご本人とは書店ではなく、東京ビッグサイトで開かれていたデザフェスでお会いした。


「渋谷〇〇書店の粉雪です」


「あー!」


 みたいな感じだったと思う。棚主同士はお互い、本の棚を通じて相手を知っている。お店で顔を合わせる以外は、Facebookでシフトの相談とかはするけれど、直接話す機会はそれほどない。


 きえこさんはパワフルなオープンマインドの持ち主で、私たちはすぐに打ち解けた。各地のイベントに出店するほか、元保育士さんという肩書きを生かして、読み聞かせなどの活動も行われているという。


 きえこさんがお店番をするくるり書店では、くるりちゃんのシールがもらえて、偉人の格言おみくじも引ける。縁日みたいでとても楽しい。


 第2土曜日に店番をされることが多いけれど、活発な方なのでX等でチェックしてからの来店をお勧めする。


 渋谷〇〇書店は、土日はアルバイトの人が入るけれど、それ以外の平日は棚主が交代で店番をする。店番が見つからなかったら、その日は店休日になる。


 誰もが無理をしない。お互いに刺激を受けて、楽しくやれる範囲でやる。


 それぐらいの緩さで運営されているのが、気に入っているポイントでもある。

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