第三話:合唱コンクール
更新遅れました...。長い間待たせてしまい、本当に申し訳ございませんでした。
教室に着くと、さなちゃんが話しかけてきた。
「めぐみん、みななん、おはー」
「おはよう、さなちゃん」
「さなっち、おはー」
美菜と仲良くなったおかげで少しは明るくなった私だけど、まだ二人のテンションと会話にはついていけないことが多い。それでも、二人はそんな私のことも励ましてくれた。
「はい、席に着いてー」
「あ、先生来た。あとでね」
「うん」
立ち話をしていた多くの生徒が自分の席に急ぎ戻り、がたがたと音を立てて席に着いた。
「じゃあ早速、今日の予定についてだが...」
なんで先生の話聞くのってこんなに長く感じるんだろう。
聞いていて、つまらない。いや、だからなんだって話なんだけど。
「ああ、そうだ。明日から合唱コンクールの練習が始まる。今日の放課後実行委員は集まりがあるので、2年4組に行くように。」
げっ...もうそんな時期か。
イベントは嫌いだった。だって、呪いが活発になるから。
周りに申し訳ないし、それ以前に私のメンタルがもたない。
しかも最悪なことに、今年はくじ引きで実行委員で選ばれてしまった。
同じ実行委員の掛谷くんとは全く話したことがない。彼はそれこそ美菜のような陽キャに分類されるタイプの人間だ。女子から視線を感じたのは、たぶん彼がモテているから。別に私にそういう気持ちはないし、恋愛なんてしている余裕は常に呪いとともに生きている私には残念ながら存在しない。
学校、休みたいな。でも、また、休みたいのに休めないんだろうな...。
私の母は幸の代だから、「なに、そんなに気にしなくてもいいじゃない」と言って私に学校を休ませてくれない。でも、それこそ私の家系でもない人に呪いのことを信じてもらえるわけがなくて、公共機関への相談はとっくのとうに諦めている。
いっそのこと、死んでしまおうか、と考えることもこの時期は多くなる。
もう、本当にどうしよう...。
ホームルームが終わり、にぎやかな教室の中で、私は一人、ため息をついた。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
今回急いで書いたので少し雑です...。会話の流れが不自然だったりしたら、アドバイスよろしくお願いします。これから気まぐれ更新になりますが、応援よろしくお願いします。
感想・レビュー等々お待ちしています。