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055 英雄の帰還


「うーん、腹ギュルゥウ

 マイ棒…エボリューション!」



 サラサラ金髪ロングでツインテールの美少女が神殿裏に走ってきて勢いよく長い角棒を地面にブッ刺して土ごと引っこ抜き大穴を開けた



「スリー」



 腰回りの防具を外す



「ツー」



 冷や汗を流し呼吸を細かくしてズボンに手を掛ける



「ワン」



 ズボンを下ろして腰を下げた



「うーん、ワンダフォースメル」


「バッドスメルだわ!」



 女神ちゃんが念話でツッコミを入れた、だがミネには聞こえていない



「色で表すなら茶色と紫に緑でマーブルした感じだな」

「やや酸っぱい」

「ワシの真ん前なんじゃが」

「私は顔を背けているから少しはいいけどでんちゃんご愁傷さま」

「ブロッブ早く来んかのぉ」

「◯んこ水饅頭になるね」



 土下座姿勢の泥人形のでんちゃんは酸っぱ臭い臭いをなるべく吸い込まないようにしているが限界が来ている



「ミネ〜、また変なの食べたのぉ〜」

「スエ!ごめーん、赤くて美味しそうなキノコが生えてて我慢できなくて食べちゃったの〜」

「基本的にキノコの生は駄目だよぉ、大体そこら辺に生えてるもん食うなって言ってるでしょ!?だから状態異常耐性なんてのが生えんのよ」

「ごめーん」



 ミネは毎回反省しているものの、すぐに忘れて本能的に食べてしまう、そろそろ状態異常耐性から状態異常無効になりそうな程に臓器は強化されており細菌達も進化してきていることも要因だろう



「このキノコなんだけど、一口噛んだだけでキューって来ちゃったの凄い強いよね!」

「毒性がでしょ!」

「そうなるね」



 ポイっと青髪美少女のスエに投げたキノコは軸まで真っ赤っ赤で今にも燃えそうな色だった



「ミネ流石にコレは不味いでしょ?」

「美味しくはなかったね〜」

「いや味の問題じゃなくてさ、駄目でしょって意味でね」

「でも口から火を吹けるようになったよ?『ボォオオオオオオ』ね?」

「あんた馬鹿なんじゃない?いや馬鹿だったねごめん、そろそろ人間卒業かもよ?」

「そこまで褒めなくても〜」

「…はぁ」



 ミネはフキの葉を揉んじゃくってお尻を拭いて足で穴を埋めた



「パンパン足で踏むと臭いも本体も上がってきちゃうから!ホラぁ〜ぅわぁ」

「ヤバ臭っ!」



 泥人形の2人に臭いが直撃している



「さてスッキリしたことだし行こうか!」

「女神像に謝っといた方がいいよ、絶対臭いから!神様のところまで臭い転送されてるかも?」

「うへぇそれは不味いでしょ?女神様ごめんなさい」


「苦しゅうない、精進せよ、拾い食いはよしなさい」

「女神ちゃんより下の私達2人だから!」

「うぅボゲぇ」



 女神像前で頭を下げたミネはもういいかと思って裏にいたスエのところに走った



「ミネ!靴のカカトのところ、付いてる」

「憑いてる?何が?」

「ピーピーのアレが」

「やば!狼とゴブリンは避けてくれそう!奥まで楽々じゃん!」

「後ろを歩く私も避けるわよ」

「じゃあ爪先につけよっか」

「大して変わらんわ!」



 2人は森の奥に入っていった



「あの子のボケ具合は突っ込み易いのよね」

「ワシは喋りづらいがの」

「まぁそれはいいとしてこういう時にどろちゃんが居ればツッコミ練習になるのにね」

「そうなの?」

「「「どろちゃん!?」」」

「ただいま、というかずっと居たっちゃ居たんだけどね」



 皆が驚いた

 魔王のところに修行に出たきり帰ったのを誰も見ていないし感づいてすらなかった



「いつ帰って来たの?」

「うーんとねダツツキって魔物に木っ端微塵にされて、気付いたらここにいたのさ

 大分損耗したみたいで念話で喋られるようになったのはほんのちょっと前だよ」

「おかえり、で、修行できた?」



 キョンちゃんの当たりがやや強めだ



「魔王曰くさ、無理にツッコミもボケもせず真面目にやってれば良いんじゃないかって」

「じゃあ、当分真面目キャラで行くのね?」

「そういうことだね」

「ふーん、じゃ楽しみにしてる」

「宜しく」



 つまんねーなと思ったのはキョンちゃん含む全員だったかもしれない



「ちょっといいかな?」

「でんちゃん何?」

「ブロブが掘り返した」

「え?マジで?良かったじゃん」

「オデコに付いたっぽい」


「「「…」」」

「どんまい」


「うん…」



 やっぱどろちゃんつまんねーと、全員が思ったが他の返しを思い付かず今回は仕方ないなと思ったのも全員だった



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