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025 お礼参り


 ダニエルは部下とともに神殿を訪れていた



「と、いうことでお陰様を以て捕まえられたことを報告しに参りました」

「なんでココに?」

「まぁお前を捕まえられたのはこの女神様方々ととある爺さんのお陰だったのさ」

「へぇ〜、やっぱり何かあるんだね」

「知らない方がいいこともあるからな?」

「はいはい」

「はい、は1回だ」

「はい」

「ではまた何か有りましたらお願いします、行くぞ」

「はいはい」

「はぁ〜」



 ダニエルはほんの少し体の膨らみが出た女を連れてお礼参りにやってきた

 魔王から早々に捕まえた報告は受けていたが判決結果とその後の報告は受けていなかったので驚いた



「魔王に宜しく伝えてくれ、あれは私の手には負えない別次元の生き物だった」

「今頃気づいたのか?」

「まさか!そのグループ内にいたとはね」



 ダニエルは突然の魔王からの返答に驚き辺りを見回した後で鼻で笑い左手でハンドサインを送っていった



「そこらに居る人間共より遥かに強いがな」



 魔王は神殿の近くの木からぬっと現れた



「女神様、今回は大分役に立ったと思うんですが如何でしたでしょうか?」



 キョンちゃんの前で膝を付いて話した



「まぁ、本人特定というのは第一等よね」

「それはそうよね、怪盗を見つけることが大変だものね」

「キョンちゃん的には二等、三等は誰だと思う?」

「二等はダニエル、三等が爺さんかな、女神ちゃんはどう思う?」

「二等はイーちゃんかな、三等が爺さん、ダニエルは良い拾い物したからカウントしない」

「なるほど、逃げられない手を考えた参謀を忘れてたわね」

「第一等と二等の差は僅差よ、だって最後まで施術を覗いていた変態行為で減点されてるからね」

「確かに!」



 魔王は顔だけでなく目まで赤らめてプルプルしてきた



「黙って聞いておればきさm」

「『トゥルー』」

「大変勉強になりました」

「だってさ」

「繰り下げね、残念だけど第二等ね

 だけど頑張りは認めるからダンジョンを作ったことは帳消しにしてあげる」

「ありがとうございます」

「でも話し掛けないで、気持ち悪いから」

「え?」

「グループからも排除、キョンちゃん宜しく」

「OK」



 グループ念話から魔王は完全に削除された



「ちょっと待って」



 魔王はすがる思いで念話を飛ばしてみるが女神様からの返答はなかった



「女は怖い」



 魔王は半ベソで粉になって消えてしまった



「勲一等はイーちゃんに決定!」

「やったー!」「プンちゃんは?」

「イーちゃんの采配は?」

「同等!」「ドードー!?」

「ということで勲一等hイーちゃんとプンちゃんに決定!掠め取った金貨は不問、街に行ったらダニオゥに肉串買ってもらってね」

「肉串!」「肉串!」

「ほどほどにね」

「偵察行ってきまーす」「イッテキマース」



 2人はサッと飛び出し、透明になって消えていった



「自由だね〜」

「そうだね〜」

「私、しっかり分身の魔法を勉強するよ」

「女神ちゃんなら100年くらいでなんとか出来るようになるよ、ガンバ!」

「100年後は忘れてるかもね」

「ドンマイ!」



 その頃、ダニエルとその子分は襲われた商隊の検証を行っていた



「また馬車が狙われたか、毎回違う商隊か…全く繋がりがわからないな」

「嫌がらせにしては頻回ですね、幻術の類も掛かっていませんし」

「道中で魘われなくても魔の森に近付けば近付くほど襲撃の危険性は上がるのは仕方ないが、ちょっとここまでとなるとな」

「とすると、この街を害したい奴がいるってことですよね?」

「そうだろうな」



 フードを被った2人の男がダニエルの後ろからやってきた



「お、魔草の匂い!」「肉串食いてぇ」

「ダニオゥ、肉串いこー!」「肉串!」

「ちょっと待て、肉串は奢るが魔草匂いだと?」



 振り向いてすぐ2人が何者かを見破った



「魔草の匂いだ、間違いない、食欲アガル」「アゲー!」

「魔物もそうなのか?」

「魔物全般イェース」「肉串アゲー!」

「魔草は積んでいなかったぞ?」

「ん?」「ん?」



 イーちゃんとプンちゃんは車体をクルッと見回して右後方の角を指さして言った



「ここだ、液体、抽出液かな」「しっこ?」

「匂いを嗅いでも普通には気付けないな」

「へー、俺達分かるけど?」「わかる?」

「探せば居そうだな、人を呼びに行かせよう

 マリ、あとは頼んだぞ」

「はいはい」



 マリと呼ばれた女性は衛兵詰所に行き数人連れてきた


 衛兵に道行く人に匂いを嗅がせ、何か分かった人材を確保するように伝えてダニエルは2人を肉串に連れて行った



「肉串うめー」「うめー」

「5本目だぞ、そろそろ違うの食べないか?」

「ほぉ、違うのとは?」「とは?」

「貝の串焼きとか」

「食う!」「食う!」



 肉から始まり貝、魚、野菜と串焼きだけを食べ続け腹一杯になった



「今回勲一等だったんだー」「んだー」

「ほぉ、私は何等だった?」

「圏外、ダニオゥは働きより得た物が多すぎるって」「圏外」

「正しくそうだな」



 ダニエルは久し振りに笑った

 そんな楽しいときにマリが戻ってきてしまいいつもの険しい表情に戻ってしまった



「ダニエル、協力者見つけた」

「よし、行こう

 2人はどうする?」

「帰るー」「帰るー」

「また何かあったら頼む」

「分かったー」「ババチ」



 ダニエルは歳よりも軽快な走りで業務に戻っていった



「かっけぇ〜」「脚気〜」



 呑気な2人は人気のないところで変身を解いて透明になり飛んで帰っていった



「二人共口のソース取ってからね」

「はーい」「はーい」



 キョンちゃんは見逃さなかった



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