:第11記 トウカとセッカ
診療所を出た私達はまずトウカの家へ行くことになったの。
「風が気持ちいいにゃ。」
「シュンカさん、昨日は蜂蜜ありがとうございました、ハニーキャロット作ってきましたんで後で食べましょう。」
「キャロルの~ハニー~キャロット~とても~美味しい~から~楽しみ~だわー。」
「シュンカ午後いないと思ったら、キャロルに会いに行ってたのね。」
「ハティ、樹上から行くね。」
「危ないしはぐれるといけないから止めなさい。」
「スズカ、このまま花畑に行くんでしょう。」
「オウカ話を聞いてなかったの?トウカとシュウカも誘ってみんなで行くって、話したじゃない。」
「そんなこと言われても外にいたからそんなの聞いてないわ。」
「でも少なくともトウカに関してはクルミが言ってたの。」
「そう言えばトウカも誘うって言ってたわね、と言うことはセッカも誘うの?」
「一応そのつもり。」
「セッカ様とはどのような方でしょうか?」
「私と同じ下級精霊よ、詳しくは会ったときに話すね。」
「わかりましたわ、楽しみですわ。」
「トウカの家が見えてきたです。」
「青と白の家なのコンね。」
「トウカは冬風の精霊だから、雪や氷を連想する、青色や白色が好きなのよ。」
「そう言うことコンね。」
トウカの家は青を中心に、所々白色が入っている家なの。
「トウカ~遊びに~来たわよ。」
「大勢で押し掛けて悪いわね。」
「久しぶりです、氷ありがとうございました。」
「シュンカ姉、スズカ姉、久しぶり、クルミ、元気に、なって、良かった。」
「外に綺麗な青い花があるにゃ。」
「床は不思議な模様コンね。」
「確かこの床は氷の紋章石かしら。」
「ふわぁ、朝からなんですの?これから寝るところでしたのに、騒がしいですわね。」
「セッカ、起こしちゃったわね。」
「綺麗で可愛らしい下級精霊さんですね。」
「青いセミロングに、紫の瞳、緑の羽、紫の服に青い花のようなスカート、あの方が先ほど言ってらした、セッカ様なのですわね。」
「ええそうよ、あの娘はセツゲッカの下級精霊セッカよ、私はサクラの樹の精霊だからドリアードだけど彼女は花の下級精霊だからアルルーナになるわ。」
「あら、花の精霊はアウラウネではなかったかしら、シュンカ様が花の精霊の種族についてそう言っていたぎがしましたけど。」
「シュンカお姉ちゃんがリリカについて言ったときのことね、正確には花の中級精霊以上がアウラウネで、下級精霊はアルルーナになるのよ。」
「そんな違いがあったんですわね、それと先ほどセッカ様はこれから寝るところと言ってましたけど・・・。」
「それね、さっきセツゲッカの下級精霊って言ったけど、セツゲッカは月の光を浴びて夜に咲く花だから、その精霊であるセッカも夜型の精霊なのよ。」
「納得ですわ。」
「そう言えば、朝から、うちに、来て、何の、用なの?」
「それは~患者の~みんなが~元気に~なった~から~快復~祝いに~ハイキングに~行くことに~なったの~それで~人数が~多い~方が~楽しいと~思った~から~、トウカ達を~誘いに~来たの~。」
「そうだったんだ、私は、参加しても、良いかな、たまには、皆と、遊ぶのも、楽しい、だろうし。」
「悪いけど私は遠慮しておくわ、昨夜は忙しくてとても眠いのよ。」
「そうなのね~分かったわ~残念~だけど~、次誘う時に~大丈夫~そうなら~参加~してね~。」
「その時にならないと分からないけど、考えてはおくわ、ふわぁ~、眠くてたまらないから寝るわね、おやすみなさい。」
「分かった、セッカ、おやすみ。」
「そう言えばトウカ様はセッカ様とはどのように出会ったのでしょうか?」
「そうだね、その事を、話す前に、確認、したいんだけど、さっき、オウカが、花の精霊の、違いに、ついて、話していて、その中で、リリカの、名前が、出てたけど、診療所の、始まりの、話と、この森で、起きた、大規模な、火事の、話を、聞いたんだよね。」
「そうですわね、確か・・・。」
レイラはトウカに私達が話したあの日の事について大まかに話したの。
「なるほど、森を、復活、させた、直後の、話は、してなかったのね、セッカとの、出会い、その、きっかけは、この後なの。」
【森が~元通りに~なったわ~。】
【でも疲れたの。】
【はぁはぁ、暑い、もうダメ。】
【トウカ大丈夫?しっかりして。】
【トウカの~体が~熱いわ~。】
【この技を使った後、魔力がごっそり減ったわ、多分上級精霊クラスの魔力がいる感じだから、体を冷やすための魔力が足りないのかも。】
【トウカはただでさえ暑いのが苦手なのに、この火事で周りの温度が上がっているから・・・。】
【どうしたら~良いの~かしら。】
【すごい魔力を感じだから、シュンカ達が何とかしてくれたと思ったから戻ってきたわ、ってトウカどうしたの?】
【私達が四人で力を合わせて、この森を元通りに出来たんだけど、みんな魔力が枯渇しちゃって。】
【魔力切れで体を冷やせなくなったのね、そうね・・・水の中級精霊のルルカならなんとかできるかも。】
【ルルカなら~トウカと~属性が~似ているから~いけるかも~でも~私達は~しばらく~まともに~動けない~から~メディ~お願いね~。】
【分かったわ、トウカは私が連れていくわ。】
「この時、私は、魔力切れと、暑さで、意識が、朦朧と、していた、けど、後で、みんなに、確認したから、こういう、やり取りが、あったのは、間違い、ない、みたい。」
「そうですね、この後気を失ったトウカを私はリリカの所に避難していたルルカの所へ連れていったの。」
【ルルカ頼みたいことがあるわ。】
【ボクに頼みたいことって、君が連れてきたトウカの事だね、ただの体調不良ならシュンカも君もいるから、僕がいなくても問題ないだろうから、魔力切れによる熱中症といったところかな。】
【ええそうよ、頼めるかしら。】
【問題ないよ、すぐに魔力をあげるよ。】
【ですけど、今後の事を考えるとトウカ自身の魔力を使った冷却方法だと、いざというとき大変じゃないかしら。】
【そうだね今回は割りと近くにボクがいたから良かったけど、彼女の魔力を使わない対策を考える必要があるね。】
【それは私も考えたけどポーションを使うのはどうかしら。】
【ポーションか良いアイデアだと思うけどメディはその材料に心当たりはあるのかい?】
【そうねいくつか心当たりはあるけど、世界樹の母から受け継いだ情報の中のだから、この辺りには無いのよ。】
【その心当たりの材料に花はあるかしら?】
【ええあるわ、と言うよりもほぼ全部が花ね、樹なら創る事が出来るんだけど。】
【あれ、ここは?】
【トウカ目が覚めたみたいだね、体調はどうだい?】
【思い、出した、森を、復活、させる、為に、四人で、合体技、リボーンストームを、使って・・・。】
【その後魔力切れで倒れたのを私がルルカの元へ連れてきたの。】
【それでボクがトウカに魔力を供給していたんだ、トウカは氷と風の精霊だからボクの魔力が使えるかもという話になったからね。】
【そうだったんだ、ルルカ、ありがとう、おかげで、だいぶ、良くなった。】
【でもこのままトウカの魔力で冷やしていたら、同じような状況になったとき、大変だからポーションを作ったらどうかという話になったのよ。】
【それでポーションの材料になりそうな花はこの辺りには無いから、みんなで創ろうと思ってるの。】
【花を、創る・・・、メディが、以前、この、辺りには、無い、樹を、創って、いた、から、今回も、メディが、創るの?】
【メディはドリアードだから樹を創るのは出来るけど、花を創るのは難しいらしいの、だけどアウラウネの私が力を貸せばいけると思うの。】
【それと今確認してみたら良さそうな花の候補が見つかったけど、トウカの魔力が必要そうね、体を冷やすためのポーションの材料になる花だから、その花も氷属性のようだから。】
【分かった、ルルカの、おかげで、魔力が、戻って、来てるから、なんとか、いける・・・うっ・・・。】
【トウカ魔力が戻ったといっても、まだ完全には戻ってないんだ、無理をしない方が良い。】
【でも、私も、このまま、じゃあ、いけないと、思うから、もっと、外に、出掛けたいから。】
【分かった、ならボクが補助するよ。】
【じゃあ早速始めましょうかしら。】
【それじゃあ始めましょう、みんな片手をつきだして輪になってくれるかしら。】
【分かったわ。】
【こう、かな。】
【それで良いと思うよ。】
【みんな準備が出来たみたいね、じゃあいくわよ、我らの求める植物を与えよ、クリエイトプラント。】
【吸いとられる感じはあるけど、思ったよりでは無いね。】
【そうだね、これ、ぐらい、なら、大丈夫。】
【あなた達は補助だからそこまできつくは無いはずよ、私は結構吸われてるかな。】
【私とリリカがメインだから仕方ないわ、それにそろそろ出来るわ。】
「メディが、そう、言うと、青い、花と、小さな布袋が、出てきたの。」
【出来たわこれがトウカのポーションの材料になる花よ。】
【きれいな花ね、なんという名前なのかしら?】
【そうね、セツゲッカと言う名前らしいわ、寒い地方で咲く夜行性の花みたい。】
【この、花が、あれば、私は、昔より、外に、でれるんだわ。】
【一緒に出てきた小さな袋は何かな。】
【これはこのセツゲッカの種よ、これを植えて正しく育てれは同じ花が咲くはずよ、それとこの花は私達四人の精霊の魔力を使って創り出したから、精霊花になっているかも。】
【分かった、頑張って、育てる。】
「それから、メディは、セツゲッカを、使って、寒冷ポーションを、使ってくれたわ。」
「なるほど、そう言う経緯でセツゲッカを手に入れたんですわね、それからどうなったんですの?」
「あの後森のみんなが建ててくれたこの家でセツゲッカを育て始めたの、それから数週間たったある日。」
【だいぶ、大きく、なって、きた、今夜、ぐらいに、咲くかな、今夜は、咲くまで、待って、みよう。】
「私は、種から、大事に、育てた、花だった、から、夜に、花が、咲くまで、待ったの。」
「家の中から庭の様子が見えますから、やはり家の中から見たんですの?」
「確かに、一度、枯れかけた、一輪、以外、庭で、育てて、いて、その庭は、ここから、見える、けど、私は、間近で、見たかった、から、庭まで、出て、見たの、私は、寒さに、強いし。」
【もうすぐ、花が、咲きそう、やっぱり、蕾の、状態でも、綺麗。】
【すごい、一斉に、花が、咲いた、月明かり、照らされて、とても、綺麗。】
【あなたが私を育ててくれたのね。】
【誰、見たこと、無い、綺麗な、下級精霊、だけど、もしかして・・・。】
【ええそうよ私は、セツゲッカの下級精霊セッカよ、よろしく。】
【本当に、セツゲッカは、精霊花、だったんだ、でも、セッカが、出てきた、瞬間は、見なかった、けど、もしかして、あの、部屋の中の、セツゲッカ?】
【そう、あの部屋のセツゲッカよ、トウカに声をかけたのは、別にようやく、外に出れたのに、近くに誰もいなくて、さびしくなって探して、トウカを見つけたから、とかじゃないんだからね。】
【ごめん、月明かりの、セツゲッカに、夢中で、部屋の中の、セツゲッカに、気付かなかった、これからは、気にかけるように、するから。】
【分かったわ、そこまで言うなら、これからも一緒にいてあげる、でも勘違いしないで、綺麗だと言われて嬉しかったとか、枯れかけた私の為に月光石をわざわざ持ってきてくれたりとか、ずっと世話してもらったから恩返しがしたいとか、そう言うのじゃなくて、私の力が必要だと思ったから手を貸すんだからね。】
【分かった、セッカ、これから、よろしく。】
「私と、セッカとの、出会いは、こんな感じ。」
「そうだったんですわね、それにしても話の中のセッカ様は先程会ったときと、少し雰囲気が違いますわね。」
「朝や、昼は、寝ぼけて、いるのか、いつも、あんな感じだよ、セッカは、少し、不器用な、性格、だけど、優しくて、良い娘、だよ。」
「長いこと話していましたけど、シュウカさんの所に行かなくて良いのかしら?」
「寄るところ~多いし~そろそろ~出発~したいわね~。」
「それじゃあ行きましょうか。」
トウカの家を出た私達はシュウカの家に向かったの。
セッカ
青いセミロングに、紫の瞳、緑の羽、紫の服に青い花のようなスカート 胸はEカップ位
年齢は5才(見た目は15才ぐらい)
セッカ ルルカ、トウカ、リリカの魔力をもらいメディ創ったセツゲッカの種から生まれた、アルルーナの下級精霊 庭に植えてあるセツゲッカではなく、室内で育てているセツゲッカから誕生しており、現在も室内で暮らしているセツゲッカが夜行性なので昼は寝ている 朝や昼は寝ぼけているのか少し落ち着いた性格をしているが、夜は活発になる気持ちがうまく伝えられないツンデレタイプ




