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異世界に行っても、社畜。  作者: 小雅 たかみ
1工程目
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第93話 化け物

改修作業のお陰で着々と俺達の住居環境は改善していった。


まず先に仕切る壁が出来、次に寝床。ガルフが来る頃には風呂が出来、次にトイレも新調された。

トイレは元々数多くあったのを2つに減らした。

現在、俺、日吉、ガイ部長、ハーシャ奥様しか居ない。追加でガルフが加わっても4人と1匹。

ガルフがどちら枠か微妙だが、男女別になった。


ついでに『ひとりでできるもん』計画のトイレも改修してもらって快適になった。

更には、トイレを減らした分、洗濯と干すスペースも作ってもらった。


完全に俺達専用になってしまっていた。

追加で奴隷が入った時はどうしよう?それは俺が考えることじゃないか。


こうして、元々ギリギリだった衣・食・住のうち、住が一般的なレベルにまで上がった。

食は俺も日吉も特に不満は無いからどうでもいい。

後は衣がもう少し着られる服があると良いのだが、結構悩みの種だった。


月1回の外出用の服はなんとハーシャ奥様の実家より1着ずつだがプレゼントされていて、俺も日吉も首輪以外の見た目は普通になった。しかし、これはあくまで外出用だ。仕事用の服も何着か貰ったのだが、結局パンツしか履いてない。


仕事での汗がヤバいのと、始動の亀仙人モードで服が破れるからだ。

ズボン的な物を履くと太ももの筋肉で擦れてすぐにボロボロになるので、捻ったTバックのみが仕事は一番だった。


昔に比べたら衣も十分一般的になったのかもしれないな。


色んな事が改善され、時が経ち、まだガイ部長とハーシャ奥様の愛の巣は出来ていなかったが、待望の俺達の休日か来た。



この世界に来て5回目だ。

もう半年は過ぎたのか。長いような早かったような。色々あったな。


いつも通り日吉から。

これまたいつも通り日吉はシアラちゃんの食堂へウキウキで休日を過ごしに向かって行っていた。


進展具合はどうなのか分からないが、日吉もウブじゃないから、そろそろ決めに行ってるかもしれないな。

俺はもう少し時間かかるかな?ミイネは体が弱いし、あまり無理させても良い事は無い。ゆっくり焦らず行こうと思った。


そんな事を思いながら、明日のミイネとの楽しい時間を夢見ながら、仕事に励む。




そして、仕事が終わってしまった。


日吉が帰ってこなかったんだ。




ガイ部長もハーシャ奥様もかなり焦っていた。


あいつに限って、逃げる事はないと思う。

俺は何か事件に巻き込まれたんじゃないかと聞いたのだが、2人はもしそうだとしても日吉なら自力で帰ってこれるはずだと言い切った。

なら道に迷ったとか?でもシアラちゃんの食堂は何度も行っているんだ。そんなはずはない。


ガイ部長はとにかく食堂に行ってくると言って飛び出していった。


ったく、あいつ。何やってんだか。

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