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異世界に行っても、社畜。  作者: 小雅 たかみ
1工程目
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第88話 社会見学

その後、5人での内緒話が終わったのか、ヒューメル大隊長やミラ様、ロン様は解散して帰って行った。

ガイ部長もハーシャ奥様も普段通りを装い、どんな話だったのか?終わってから聞いても濁された。



それから数日後。


朝食を持ってきたガイ部長が唐突に休日を言い渡してきた。


「「マジですか!?」」


「ああ。今日と明日で休みを回すぞ。まずはカゲイ。お前からだ。」


「おっしゃー!んじゃ日吉。今日はよろしく。さて、ミイネに会いに行こうかな。ムフフ。」


「うっす。いつも自分からでしたからね!先輩、頑張ってください。」


「残念ながら、カゲイ。ミイネのところは無しだ。俺と一緒に行く場所がある。ちなみに、明日のヒヨシもだ。」


「「え??」」


「お前らが、休日をどう使おうが俺にはどうでも良かったんだがな。それじゃ全然進まないと上からのお達しだ。お前らは気に入った女の所にしか通わないのも問題にされたし、それは否定出来なかったからな。だから、上からちゃんとした場所へ連れて行けと言われたんだ。」


「ってことは、今日一日ガイ部長と共に色々回るってことですか?」


「色々という程、複数個所行かんから安心しろ。」


ガイ部長はそう言って俺達を励ましてきたが、俺も日吉もテンションだだ下がりだった。


「……先輩。これってただの社会見学じゃないですか……。」


「ああ。日吉。昔の会社の行事がフラッシュバックしてきたぞ。」


「全然、休日じゃないヤツですね。」


「ちくしょう。浮かれて損したな。」


「でも、ガイ部長。一体自分達は何処に行くのですか?」


「それは着いてからのお楽しみだ。ヒヨシは明日同じ場所に行くからな。カゲイ。今日が終わってもヒヨシに話すなよ?」


「へいへーい。」



そうして、朝食が終われば、俺はガイ部長と外出になった。

残った日吉がハーシャ奥様に見張られて、仕事を1人でこなすことになった。


ガイ部長に連れられて、王城を出る。そのまま今まで通ったことのない道を右へ左へ曲がったりしながら進んでいくと、大きな建物が目の前に現れた。


どうやら、ガイ部長はそこへ向かっているらしい。

嫌な予感がプンプンする。


どう見てもその建物は、なんというか【The暴力!】という雰囲気がピッタリな感じのする場所だった。


「ガイ部長。この建物は……?」


「察したか?闘技場だ。」


んなアホな!察する訳がない!?

一体何を察すれば、闘技場に連れてかれなければならないのか。


ああ。そういえば明彦君も戦い方を覚えさせられたとかなんとか言っていたな。

それの一環か。ということは戦いを見て覚えればいいのかな?


ガイ部長が何やら手続きを済ませて、ドンドンと先へ進んで行く。

それに遅れることなくついていき、予想を伝える。


「なるほど。観戦すれば良いのですね!」


俺の質問にはまるで答えず、足早に進むガイ部長。

少し大きな扉の前で止まり、その扉を開け放ち、ガイ部長は俺にこう言った。


「馬鹿か。お前が戦うんだ。よし!行って来い!」


そんな馬鹿な!?

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