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異世界に行っても、社畜。  作者: 小雅 たかみ
1工程目
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第85話 改善Ⅱ

以降の日々は職人さん達を暖かく見守った。


俺達の住処を改善してくれる勇者達なのだから。

彼らに感謝する為にも、笑顔アピールしようとしたら、ガイ部長とハーシャ奥様からめちゃくちゃ怒られた。


「普通で良いんだ。彼らだってお金を貰って仕事をしに来ているんだぞ?お前らだってそうだろ?」


「そういえば、そうですね。ですが、俺達お金貰ってませんが?」


「うっ……!外出時に俺がいつもあげているだろ?」


「ガイ部長。自分は先輩よりも多く、シアラちゃんと話せてますからね?

ぶっちゃけ常識や知識も色々と教えてもらって、結構勉強しているんですよ。何が言いたいか分かりますよね?」


「分かった、分かった。ヒューメル大隊長に伝えておこう。」


「厳しいようでしたら、私の家から給金を与えることも出来るかもしれませんわ?」


「ハーシャ。そこまで君に迷惑をかけたくないんだ。

こいつらはただ愚痴を言ってきてるだけだ。あまり調子づかせても悪影響だ。」


「酷い!ガイ部長!それはあんまりですよ?」


「そうだ!そうだ!先輩、もっとです!」


俺達がブーブー言いまくっていると、ガイ部長が一喝してきた。


「うるさいぞ!?大体お前ら、沢山のお金を貰って一体何に使うのだ?」


「え?えーーーっと。何でしょう?日吉。お前、何かあるか?」


「うーーん。特に無いかもしれませんね。」


「ほら見ろ!ハーシャ。こういう奴らなんだ。」


「はぁ……貴方達は、本当にどうしようもないのですね。」


ガイ部長とハーシャ奥様は呆れてしまった。

仕方ないじゃないか。生活環境が良くなってしまえば、使う機会が少ないのだ。

大体お金よりも休みを増やして欲しいところだが、人が増えないことにはどうしようもない。


そして今の改修工事はほぼほぼ俺と日吉専用になってしまっている。

人が増える予定は無いと確定しているようなものだった。

これでは休みが増えることも無い。


月に1回の休み。俺はミイネにタオルを、日吉はシアラに料理を。

行く場所が決まっており、買う物まで決まっているんだ。

ガイ部長には見抜かれていた。確かにお金を貰っても何に使うのか考えてもいなかった。


「ただ、そうだな。もしもお前らがこの仕事を卒業する時にはまとまった金が必要になるだろう。

その時までに貯めておけるようにはヒューメル大隊長には報告しておこう。」


こういうところは相変わらずガイ部長はゲロ甘だった。


「先輩。退職金が凄い事になりそうですね!」


「ああ。仕事も安泰、そして老後も安泰だ!俺達は素晴らしい仕事に恵まれたな?」


「うっす。モチベーション上がってきましたよ!」


「どうでもいいが、速度は上げるなよ?」


「大丈夫です!ガイ部長!」


「いや、大丈夫じゃないから言っているんだが?」


嬉しさのあまりガッツリ棒を押す速度が上がっており、ガイ部長とハーシャ奥様から叩かれまくり、それでも笑顔の俺達を見て、改修工事の職人さん達がドン引きしていた。

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